各国が台湾人の入国を拒否する日は来るかー進む中国の残忍工作
2008/01/08/Tue
南米の大国ブラジルの駐台湾代表部(大使館に相当)が昨年十二月十九日、突然台湾国民へのビザの発給を停止し、このためブラジルへの観光ツアーが中止となり、旅行会社も損害を受けるという事態となった。目玉商品のリオのカーニバルツアーを一ヵ月後に控え、頭を抱えているらしい。
その後代表部は一月二日になり、観光ビザの発給停止を宣告した。しかし理由は明らかにしていない。こうなればもちろん台湾側が想像するのが、中国の圧力である。
ところがブラジルの外務省は台湾側に対し、「我が政府は絶対にそのような発給拒否の政策は採っていない。駐台湾代表部の作業に問題が発生したに違いない」「あるいはビザの申請に不備があったのではないか」とし、「外交封鎖ではない」と強調するが、いまだ発給は再開されていないのだから、中国の影響をどうしても疑わざる得なくなる。
ブラジル国内ではこの話を聞いた人々が、ネット上で「ブラジル外交の恥。人民はこのようなことを絶対認めない」と言った怒りの書き込みが盛んに行われているとか。現地在住の台湾人からも「サンパウロで横行する中国からの不法滞在者は許しても、経済を潤す台湾人の正規の観光客は阻止するのか」との抗議の投書も見られたと言う。
台湾でも呂秀蓮副総統がブラジル政府を疑っている。それによると中国は今、台湾を国際社会で孤立させるため、金銭外交で台湾との国交樹立を阻止するだけでは飽き足らず、その大きな人口まで利用しはじめているのだそうだ。そして「おそらく年間幾ら幾らの中国人観光客を保障すると言う手口を使い、台湾観光客の入国を阻止させたのだろう」との見方を示した(一月七日)。
これまで中国は各国に圧力をかけ、台湾の総統、副総統、行政院長(首相)、国防部長(国防相)、外交部長(外相)を「黒五類」とし、それらの入国を拒否させてきたが、いよいよ一般国民も拒否させる段階に入ったと言うことか。
そのような中国に対して呂秀蓮氏は、「ここまで台湾に残忍な国が全世界の中で他にあるだろうか」と非難した。台湾は中国にとって交戦国でもなければ、何の危害も与えていない国であるから当然である。まさにこの「残忍」こそ、中国の政治文化の憎むべき特性である。そしてもしブラジルが中国に加担しているのが事実だとすれば、これもまた「残忍」であり、この国にはもはや良識も何もないのかと言うことになる。
昨年八月には親中傾向を強めるベネズエラが、国際少年野球大会に出場する台湾チームへのビザ発給を拒否し、出場を断念させると言うケースがあったが、中国が影響力を拡大するほど、各国によるこうした「残忍」行為は増えて行くのではないだろうか。
民主国家日本ですら、中国からの圧力を恐れ、私人となった李登輝前総統への入国ビザ発給を拒もうとしたこともあったのだ。
国連加盟やWHO加盟の問題も同様だが、台湾を国際社会から締め出すことは「残忍」なことだと言うこと知ろう。
そして中国の台湾迫害を見て見ぬ不利をする首相以下の日本国民もまた「残忍」なのだと言うことも。中国の言いなりになって堕落して行く日本人を、どうして許せるだろうか。
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その後代表部は一月二日になり、観光ビザの発給停止を宣告した。しかし理由は明らかにしていない。こうなればもちろん台湾側が想像するのが、中国の圧力である。
ところがブラジルの外務省は台湾側に対し、「我が政府は絶対にそのような発給拒否の政策は採っていない。駐台湾代表部の作業に問題が発生したに違いない」「あるいはビザの申請に不備があったのではないか」とし、「外交封鎖ではない」と強調するが、いまだ発給は再開されていないのだから、中国の影響をどうしても疑わざる得なくなる。
ブラジル国内ではこの話を聞いた人々が、ネット上で「ブラジル外交の恥。人民はこのようなことを絶対認めない」と言った怒りの書き込みが盛んに行われているとか。現地在住の台湾人からも「サンパウロで横行する中国からの不法滞在者は許しても、経済を潤す台湾人の正規の観光客は阻止するのか」との抗議の投書も見られたと言う。
台湾でも呂秀蓮副総統がブラジル政府を疑っている。それによると中国は今、台湾を国際社会で孤立させるため、金銭外交で台湾との国交樹立を阻止するだけでは飽き足らず、その大きな人口まで利用しはじめているのだそうだ。そして「おそらく年間幾ら幾らの中国人観光客を保障すると言う手口を使い、台湾観光客の入国を阻止させたのだろう」との見方を示した(一月七日)。
これまで中国は各国に圧力をかけ、台湾の総統、副総統、行政院長(首相)、国防部長(国防相)、外交部長(外相)を「黒五類」とし、それらの入国を拒否させてきたが、いよいよ一般国民も拒否させる段階に入ったと言うことか。
そのような中国に対して呂秀蓮氏は、「ここまで台湾に残忍な国が全世界の中で他にあるだろうか」と非難した。台湾は中国にとって交戦国でもなければ、何の危害も与えていない国であるから当然である。まさにこの「残忍」こそ、中国の政治文化の憎むべき特性である。そしてもしブラジルが中国に加担しているのが事実だとすれば、これもまた「残忍」であり、この国にはもはや良識も何もないのかと言うことになる。
昨年八月には親中傾向を強めるベネズエラが、国際少年野球大会に出場する台湾チームへのビザ発給を拒否し、出場を断念させると言うケースがあったが、中国が影響力を拡大するほど、各国によるこうした「残忍」行為は増えて行くのではないだろうか。
民主国家日本ですら、中国からの圧力を恐れ、私人となった李登輝前総統への入国ビザ発給を拒もうとしたこともあったのだ。
国連加盟やWHO加盟の問題も同様だが、台湾を国際社会から締め出すことは「残忍」なことだと言うこと知ろう。
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