虚構の台湾「建国記念日」(双十節)―台湾問題の基礎知識
2015/10/07/Wed
■十月十日は親台派の日本人が祝うべき記念日なのか
東日本大震災が発生した二〇一一年は、日台関係史上特記すべき年でもある。
それは言うまでもなく、被災地に対して台湾から多大な支援の手が差し伸べられ、日本人の多くが、すぐ隣に台湾という日本とは親しい兄弟のような国が存在していることを再認識し、あるいはそれを初めて知ったからだ。それにより今では、かつてないほど親台感情が高まりを見せている。
そしてそれに伴い日華断交後に日本ですっかり忘れされられてきたこと、つまり台湾の国名が中華民国で、青天白日満天紅旗という国旗があり、十月十日に建国記念日(国慶日、双十節)が祝われるということも、広く認識され、そして好意的に受け止められるようになった。

2011年の双十節で中華民国建国100年記念の演説を行う馬英九総統。後は国父、孫文の肖像
もちろんそれには、日本の親台感情の高まりに乗じ、「中華民国」の存在をアピールした国民党政権の宣伝工作の影響もあっただろう。その年の十月十日は、ちょうど中華民国の建国百年に当たったため、観光誘致の宣伝でも、そのことがずいぶんと宣伝されていた。
ただ、その台湾の建国記念日だが、それは台湾で国が生まれた日などではなく、台湾を兄弟国として愛する日本人が、本当に台湾のためにお祝いしていいのかという問題があるのだ。
■中共も祝賀―台湾人とは無関係な中国人の歴史記念日
正しくは台湾の建国記念日というより、中華民国の建国記念日だ。厳密には、中国で中華民国が建国されるきっかけとなった辛亥革命勃発の一九一一年十月十日を記念するものである。
だから百年目の記念日のその日、馬英九総統は「今日は中華民国百歳の誕生日」とした上で、次のように演説している。
「百年前の今日、国父孫中山(孫文)先生の指導で発動され、世界を驚かせた武昌起義(辛亥革命の発端となった武昌蜂起)は、一挙に満清政府(満洲民族の清帝国)と千年帝政(二千年続いた中華帝国)を覆し、アジア初の民主共和国である中華民国を建国した。今日は台湾や世界各地の華人(中国人)だけでなく、中国大陸(中華人民共和国)も辛亥双十を記念している」
馬英九が指摘したように、中華人民共和国もこの日を祝うというのは本当だ。この年もその前日である九日、北京の人民大会堂では盛大な百周年記念大会が開かれ、当時の胡錦濤国家主席は、次のように演説した。
「百年前、孫中山先生は革命勢力の先頭に立って世界を驚かせた辛亥革命を発動し、中国未曾有の社会改革の道を開いた。本日その功績を回顧するのは、彼らの中華振興のためなら志を変えない崇高な精神を学び、内外の中国人に中華民族の偉大なる復興のため奮闘するよう激励するためだ」
以上を見ればわかるように、要するにこの日は、中国の歴史事件を記念する中国人の記念日であり、台湾の歴史とは何の関係もないのである。そもそも辛亥革命当時、台湾は日本の領土だったのだから当然だ。

中共も「孫文指導の辛亥革命」を讃え、台湾との統一を訴えている
それではなぜ、この記念日が台湾で祝われるのかと言えば、一九四九年に国共内戦で敗れて台湾へ亡命した中華民国(国民党政権)がその日を持ち込んできたからだ。
自らを中国正統政権と位置付けて台湾支配の正当性を強調するとともに、そうしたフィクションで台湾人を洗脳して国民党の統制下に組み込み、その人力を大陸反攻に動員するのを目的に、国父孫文の神話を押し付けたのだから、あまりにも酷い話である。
■孫文は革命を指導していないし清国を倒してもいない
それにしても、国民党の孫文神話は歴史捏造に満ちている。それについては、馬英九の演説内容からも明らかだ。
たとえば辛亥革命は「国父孫中山(孫文)先生の指導で発動され」たというが、とんでもないでっち上げだ。胡錦濤も同じことを言っているから、これは国共合作の捏造宣伝ということになる。
そもそも武昌の蜂起というものは反孫文のグループ(文学社、共進会)の暴発によるものだった。革命勢力の内紛で追放の身に等しかった孫文はその日、米国におり、蜂起に一切関与などしていないのだ。
孫文が革命に関与するのは、一九一二年一月一日に発足した中華民国臨時政府の臨時大総統に就任してからだ。それまで革命戦には参加していない彼がトップに選ばれたのは、この勢力の中で海外から支持、支援を取り付けることができそうな著名人は彼しかいなかったからだ。
革命が「一挙に満清政府を覆し、アジア初の民主共和国である中華民国を建国した」というのも間違っている。
革命勢力は清国の最高実力者、袁世凱が指揮する強力な清国軍を前に停戦を余儀なくされ、政府運営の資金も不足する中で、取り敢えず占領した南京で中華民国臨時政府の看板を掲げたというのが真相である。
では大清帝国を終焉させたのは誰かと言えば、革命勢力の敵である袁世凱だった。彼は孫文からの臨時大総統の地位の譲渡を交換条件に、二月十二日に皇帝を退位させた。翌十三日に孫文が辞意を表明し、後任に袁世凱を推薦。袁世凱は三月十日、北京で臨時大総統に。そして翌年十月六日には中華民国総統に就任した。つまり中華民国の国父は孫文ではなく袁世凱だったということになる。
何もかもが嘘ではないか。
■中華民国のフィクション体制を支える歴史捏造教育
そしてそれだけでない。その中華民国と現在の中華民国は同じ国名でも、実際に両者の間では連続性がない。つまり別々の国なのだ。
孫文は一九一九年、中国国民党を結成し、北京政府とは異なる中華民国政府の成立と中国統一を目指し、その遺志を継いだ蒋介石が一九二八年、北京政府を打倒して、南京に全く新たな中華民国政府(国府)を樹立した。これが今日台湾に亡命する中華民国なのだ(今の中華民国旗も当時制定されたのもの)。
したがって、現在の中華民国が建国百年を迎えたというのもまた嘘なのである。
建国記念日はどこの国でも神聖な祝日のはずだが、台湾人はこのように、自分たちの歴史とは全く無関係な、そしてすぐに歴史捏造とばれるようなお粗末極まりない作り話を崇めるよう押し付けられ、いまだに多くがそれを信じてしまっているのだから、洗脳教育とは残酷なものだ。
国民党独裁時代から民主化時代に移行した今日なお、フィクションのような中華民国体制が続く限りは、こうしたフィクションの記念日も維持され続ける。そしてまたこの体制が続く限り、学校教育に国民党製の捏造史観(大中国史観)を導入し、台湾史を中国史の一部と位置付けようとする企ても繰り返されるのである。
国民党政権が今年から使用される高校用台湾史教科書に捏造と歪曲だらけの大中国史観を反映させたのも、その一例だ。
たとえば「孫中山が台湾を訪れ、台湾人の支持を求め、あるいは台湾人が革命に参加したなど、台湾と辛亥革命、中華民国建国との連動を説明せよ」などと指導したわけだが、明らかに台湾史を中国史に組み込み、台湾人も中国人だとの意識を扶植するのが狙いである。
■台湾人を洗脳する建国記念日に立ち上がる高校生たち
さて、こうした洗脳教育の再開に対し、全国の高校生が抗議に立ち上がり、七月から八月にかけ、生徒らが台北市の教育部(文科省)の敷地を占拠するといった事態にまで発展したところだが、今度は南部の高雄市でも学生たちが抗議集会を開くという。
集会名は「政府は国慶を祝い、学生は抗議を行う」。これを見てもわかるように、政府が中国史を記念する十月十日に、生徒たちは中国史観の洗脳教育に反対すると言うわけだ。

「双十」のマークを描いた学生集会参加の呼び掛け。国民党の洗脳教育への抗議を行うのに、
この日は適しているといえよう
そもそも、国民党政権の中国人化の洗脳教育の動きに賛意を示すのが中国なのだ。むしろ中国の要求を受け、今やその傀儡の如き国民党が、こうした前時代的な思想統制に乗り出したとみ見られている。
そう言えば、胡錦濤は辛亥革命百年の記念演説で次のようにも訴えていた。
「孫中山先生は“統一が中国全体の国民の希望。統一できれば全国人民は幸福だ。それができなければ傷付けられる”と言っていた。平和方式による統一の実現が、台湾同胞を含む全中国人民の根本的利益に最も符合する」と。
このように孫文絡みの捏造歴史などは、今や中国にとっても、中国統一のための、そして統一の前提となる台湾人の中国人化のための、必要不可欠な道具となっているわけだ。
そうした国共両党による台湾人の思想改造の動きに反撥する台湾の若者たち。抗議集会を十月十日に選んだことも、その日がいかに危険な記念日であるかを教えてくれる。
日本人まで洗脳され、正確な判断力を奪われてはならない。今年も東京で行われる台湾政府主催の双十節の祝賀パーティーに、国会議員を含む大勢の親台派日本人が招かれ、何も考えずに嬉々として出席するが、本当に台湾を兄弟国のように愛し、台湾人民の未来の幸福を願う日本人なら、その日をお祝いしようなどという気にはならないはずである。
台湾が真の建国記念日を持つとしたら、それは中華民国体制から脱却し、中国とは無関係の「台湾人の台湾国」が建国された後のことだ。
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祝っている場合ではない双十国慶節 07/04/18
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台湾応援の日本人は国民党のフィクションに加担するな/虚構の祝日「双十節」を前に 14/10/07
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東日本大震災が発生した二〇一一年は、日台関係史上特記すべき年でもある。
それは言うまでもなく、被災地に対して台湾から多大な支援の手が差し伸べられ、日本人の多くが、すぐ隣に台湾という日本とは親しい兄弟のような国が存在していることを再認識し、あるいはそれを初めて知ったからだ。それにより今では、かつてないほど親台感情が高まりを見せている。
そしてそれに伴い日華断交後に日本ですっかり忘れされられてきたこと、つまり台湾の国名が中華民国で、青天白日満天紅旗という国旗があり、十月十日に建国記念日(国慶日、双十節)が祝われるということも、広く認識され、そして好意的に受け止められるようになった。

2011年の双十節で中華民国建国100年記念の演説を行う馬英九総統。後は国父、孫文の肖像
もちろんそれには、日本の親台感情の高まりに乗じ、「中華民国」の存在をアピールした国民党政権の宣伝工作の影響もあっただろう。その年の十月十日は、ちょうど中華民国の建国百年に当たったため、観光誘致の宣伝でも、そのことがずいぶんと宣伝されていた。
ただ、その台湾の建国記念日だが、それは台湾で国が生まれた日などではなく、台湾を兄弟国として愛する日本人が、本当に台湾のためにお祝いしていいのかという問題があるのだ。
■中共も祝賀―台湾人とは無関係な中国人の歴史記念日
正しくは台湾の建国記念日というより、中華民国の建国記念日だ。厳密には、中国で中華民国が建国されるきっかけとなった辛亥革命勃発の一九一一年十月十日を記念するものである。
だから百年目の記念日のその日、馬英九総統は「今日は中華民国百歳の誕生日」とした上で、次のように演説している。
「百年前の今日、国父孫中山(孫文)先生の指導で発動され、世界を驚かせた武昌起義(辛亥革命の発端となった武昌蜂起)は、一挙に満清政府(満洲民族の清帝国)と千年帝政(二千年続いた中華帝国)を覆し、アジア初の民主共和国である中華民国を建国した。今日は台湾や世界各地の華人(中国人)だけでなく、中国大陸(中華人民共和国)も辛亥双十を記念している」
馬英九が指摘したように、中華人民共和国もこの日を祝うというのは本当だ。この年もその前日である九日、北京の人民大会堂では盛大な百周年記念大会が開かれ、当時の胡錦濤国家主席は、次のように演説した。
「百年前、孫中山先生は革命勢力の先頭に立って世界を驚かせた辛亥革命を発動し、中国未曾有の社会改革の道を開いた。本日その功績を回顧するのは、彼らの中華振興のためなら志を変えない崇高な精神を学び、内外の中国人に中華民族の偉大なる復興のため奮闘するよう激励するためだ」
以上を見ればわかるように、要するにこの日は、中国の歴史事件を記念する中国人の記念日であり、台湾の歴史とは何の関係もないのである。そもそも辛亥革命当時、台湾は日本の領土だったのだから当然だ。

中共も「孫文指導の辛亥革命」を讃え、台湾との統一を訴えている
それではなぜ、この記念日が台湾で祝われるのかと言えば、一九四九年に国共内戦で敗れて台湾へ亡命した中華民国(国民党政権)がその日を持ち込んできたからだ。
自らを中国正統政権と位置付けて台湾支配の正当性を強調するとともに、そうしたフィクションで台湾人を洗脳して国民党の統制下に組み込み、その人力を大陸反攻に動員するのを目的に、国父孫文の神話を押し付けたのだから、あまりにも酷い話である。
■孫文は革命を指導していないし清国を倒してもいない
それにしても、国民党の孫文神話は歴史捏造に満ちている。それについては、馬英九の演説内容からも明らかだ。
たとえば辛亥革命は「国父孫中山(孫文)先生の指導で発動され」たというが、とんでもないでっち上げだ。胡錦濤も同じことを言っているから、これは国共合作の捏造宣伝ということになる。
そもそも武昌の蜂起というものは反孫文のグループ(文学社、共進会)の暴発によるものだった。革命勢力の内紛で追放の身に等しかった孫文はその日、米国におり、蜂起に一切関与などしていないのだ。
孫文が革命に関与するのは、一九一二年一月一日に発足した中華民国臨時政府の臨時大総統に就任してからだ。それまで革命戦には参加していない彼がトップに選ばれたのは、この勢力の中で海外から支持、支援を取り付けることができそうな著名人は彼しかいなかったからだ。
革命が「一挙に満清政府を覆し、アジア初の民主共和国である中華民国を建国した」というのも間違っている。
革命勢力は清国の最高実力者、袁世凱が指揮する強力な清国軍を前に停戦を余儀なくされ、政府運営の資金も不足する中で、取り敢えず占領した南京で中華民国臨時政府の看板を掲げたというのが真相である。
では大清帝国を終焉させたのは誰かと言えば、革命勢力の敵である袁世凱だった。彼は孫文からの臨時大総統の地位の譲渡を交換条件に、二月十二日に皇帝を退位させた。翌十三日に孫文が辞意を表明し、後任に袁世凱を推薦。袁世凱は三月十日、北京で臨時大総統に。そして翌年十月六日には中華民国総統に就任した。つまり中華民国の国父は孫文ではなく袁世凱だったということになる。
何もかもが嘘ではないか。
■中華民国のフィクション体制を支える歴史捏造教育
そしてそれだけでない。その中華民国と現在の中華民国は同じ国名でも、実際に両者の間では連続性がない。つまり別々の国なのだ。
孫文は一九一九年、中国国民党を結成し、北京政府とは異なる中華民国政府の成立と中国統一を目指し、その遺志を継いだ蒋介石が一九二八年、北京政府を打倒して、南京に全く新たな中華民国政府(国府)を樹立した。これが今日台湾に亡命する中華民国なのだ(今の中華民国旗も当時制定されたのもの)。
したがって、現在の中華民国が建国百年を迎えたというのもまた嘘なのである。
建国記念日はどこの国でも神聖な祝日のはずだが、台湾人はこのように、自分たちの歴史とは全く無関係な、そしてすぐに歴史捏造とばれるようなお粗末極まりない作り話を崇めるよう押し付けられ、いまだに多くがそれを信じてしまっているのだから、洗脳教育とは残酷なものだ。
国民党独裁時代から民主化時代に移行した今日なお、フィクションのような中華民国体制が続く限りは、こうしたフィクションの記念日も維持され続ける。そしてまたこの体制が続く限り、学校教育に国民党製の捏造史観(大中国史観)を導入し、台湾史を中国史の一部と位置付けようとする企ても繰り返されるのである。
国民党政権が今年から使用される高校用台湾史教科書に捏造と歪曲だらけの大中国史観を反映させたのも、その一例だ。
たとえば「孫中山が台湾を訪れ、台湾人の支持を求め、あるいは台湾人が革命に参加したなど、台湾と辛亥革命、中華民国建国との連動を説明せよ」などと指導したわけだが、明らかに台湾史を中国史に組み込み、台湾人も中国人だとの意識を扶植するのが狙いである。
■台湾人を洗脳する建国記念日に立ち上がる高校生たち
さて、こうした洗脳教育の再開に対し、全国の高校生が抗議に立ち上がり、七月から八月にかけ、生徒らが台北市の教育部(文科省)の敷地を占拠するといった事態にまで発展したところだが、今度は南部の高雄市でも学生たちが抗議集会を開くという。
集会名は「政府は国慶を祝い、学生は抗議を行う」。これを見てもわかるように、政府が中国史を記念する十月十日に、生徒たちは中国史観の洗脳教育に反対すると言うわけだ。

「双十」のマークを描いた学生集会参加の呼び掛け。国民党の洗脳教育への抗議を行うのに、
この日は適しているといえよう
そもそも、国民党政権の中国人化の洗脳教育の動きに賛意を示すのが中国なのだ。むしろ中国の要求を受け、今やその傀儡の如き国民党が、こうした前時代的な思想統制に乗り出したとみ見られている。
そう言えば、胡錦濤は辛亥革命百年の記念演説で次のようにも訴えていた。
「孫中山先生は“統一が中国全体の国民の希望。統一できれば全国人民は幸福だ。それができなければ傷付けられる”と言っていた。平和方式による統一の実現が、台湾同胞を含む全中国人民の根本的利益に最も符合する」と。
このように孫文絡みの捏造歴史などは、今や中国にとっても、中国統一のための、そして統一の前提となる台湾人の中国人化のための、必要不可欠な道具となっているわけだ。
そうした国共両党による台湾人の思想改造の動きに反撥する台湾の若者たち。抗議集会を十月十日に選んだことも、その日がいかに危険な記念日であるかを教えてくれる。
日本人まで洗脳され、正確な判断力を奪われてはならない。今年も東京で行われる台湾政府主催の双十節の祝賀パーティーに、国会議員を含む大勢の親台派日本人が招かれ、何も考えずに嬉々として出席するが、本当に台湾を兄弟国のように愛し、台湾人民の未来の幸福を願う日本人なら、その日をお祝いしようなどという気にはならないはずである。
台湾が真の建国記念日を持つとしたら、それは中華民国体制から脱却し、中国とは無関係の「台湾人の台湾国」が建国された後のことだ。
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