感動を与える台湾人激励の活動-地道な活動は花が開く!
2008/01/07/Mon
三月の総統選挙でもし国民党候補の馬英九(中国人)が勝利を収めれば、台湾で親中政権が誕生することとなり、それは台湾にとってだけでなく、日本の安全保障に対しても禍となるだろう。だから台湾の有権者にはぜひ目を覚ましてほしい。決して偏向メディア(国民党系。中国資本が入っている)に騙されることなく、あるいは中国の甘い宣伝や恫喝に惑わされることなく、台湾の自主、独立、そして民主体制を守るには民進党候補の謝長廷(台湾人)に投票してほしい。しかし戦後日本人と同様、いまの台湾人も戦後教育(中国人化教育)や上述の反台湾メディアの影響で、正しい判断ができない者が多い。
民進党が政権を維持すれば、中国が戦争を仕掛けてくると心配する有権者も少なくない。もちろんこれは中国と連携した国民党の宣伝のためである。だが国防上頼みの綱である米国、日本などが中国に傾き、台湾に冷淡である状況下、孤立感を深める台湾人には、このような宣伝は有効なのだ。
そこで「そうではない!」との声を上げ、「日本人も運命共同体である台湾の将来に関心を抱き、連携を求めている」と台湾人にエールを送る活動が、最近都内で始まった。
それをやっているのは台湾出身戦没者慰霊の会、日台鉄路愛好会、日本李登輝友の会、日台交流同友会、台湾研究フォーラムなどのメンバー有志だ。次のような漢語メッセージを書いたポストカードを印刷し、東京観光に訪れる台湾人観光客に配布している。
馬英九要和中國共産黨合作。(馬英九は中国共産党と合作しようとしている!)
他的作為是要破壊台灣的平和與自由(これはアジアの平和を乱すことだ!)
日本人不支持馬英九! (日本人は馬英九を支持しない!)
台湾! 加油!(台湾がんばれ!)
日本人支持台灣加入聯合國!(日本人は台湾の国連加入を支持する!)
これを受け取った観光客は大喜びらしい。日本で見も知らぬ日本人たちから台湾人として激励されるなど、思ってもいなかっただろう。
正月二日には初詣客で賑わう靖国神社前でも活動が行われた。そこでは日本人客が圧倒的だから、日本人に向けた台湾国連加盟支持の訴えもやったそうだ。たまたま境内に居合わせた維新政党新風のメンバーも応援に駆けつけたとのことだが、その模様が台湾の最大手紙「自由時報」に報道されたのである。「寒い中でポストカードを配り続けた」との記事からは、それを書いた台湾人記者の感動が伝わってくる。

自由時報の記事(1月4日)
かくして彼らの台湾人激励のメッセージは、これを通じて台湾全土に届いたのだった。メンバーにはすでに感謝のメッセージが台湾から続々と届けられていると言う。
このような地道な活動も、正しい信念と判断の下、勇気を以って行えば、開花するものであると言うことを教えてくれる話である。
また活動の効果はそれだけではない。彼らの活動がメールマガジン「台湾の声」で紹介されるや、同編集部には「自分もやってみたい」と言う日本人読者の問合せが多く寄せられていると言う。
北海道の二十代の女性も触発された一人で(たまたま私の知人だった)、地元には台湾人観光客が多いことに着眼し、自分でポストカードを作り、手渡し作戦に乗り出したそうだ。
その人は相当緊張しながら観光客を探したらしいが、そう言うものだろう。こう言うことはなかなか度胸がいることだから、立派なものである。
このように、たとえ自分の利益にならなくても、やる価値のあることは断固やろうとするのが、日本人の特長であると思う。都内でのささやかな活動は、大勢の日本人のそうした心を思い出させつつある。
そしてそのような美点を、「何の得もない。何を企んでいるのか」と疑うのが中国人なら、すなおに感動し、感謝してくるのが台湾人だ。
こうした活動を積極的に行い、台湾人に日本人の真心を伝えよう。いろいろな方法があるはずだ。そうすれば台湾人はそれを受け入れ、励まされ、日台の絆はどんどんと強化されて行くのだ。「そう簡単に行くものか」と疑う人もいるだろうが、日台に限れば、想像以上に簡単に行くときがある。それはなぜかはよくわからないが、もしかしたら「両国は兄弟となる宿命にあるから」と言うことだろうか。

北海道の女性が作ったポストカード。自由にコピーしてほしいと言うことだ。

これは都内で配られているものの一つ。著名な漫画家が描いたもので、
馬は馬英九のイメージ。これもコピー可とのこと。
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民進党が政権を維持すれば、中国が戦争を仕掛けてくると心配する有権者も少なくない。もちろんこれは中国と連携した国民党の宣伝のためである。だが国防上頼みの綱である米国、日本などが中国に傾き、台湾に冷淡である状況下、孤立感を深める台湾人には、このような宣伝は有効なのだ。
そこで「そうではない!」との声を上げ、「日本人も運命共同体である台湾の将来に関心を抱き、連携を求めている」と台湾人にエールを送る活動が、最近都内で始まった。
それをやっているのは台湾出身戦没者慰霊の会、日台鉄路愛好会、日本李登輝友の会、日台交流同友会、台湾研究フォーラムなどのメンバー有志だ。次のような漢語メッセージを書いたポストカードを印刷し、東京観光に訪れる台湾人観光客に配布している。
馬英九要和中國共産黨合作。(馬英九は中国共産党と合作しようとしている!)
他的作為是要破壊台灣的平和與自由(これはアジアの平和を乱すことだ!)
日本人不支持馬英九! (日本人は馬英九を支持しない!)
台湾! 加油!(台湾がんばれ!)
日本人支持台灣加入聯合國!(日本人は台湾の国連加入を支持する!)
これを受け取った観光客は大喜びらしい。日本で見も知らぬ日本人たちから台湾人として激励されるなど、思ってもいなかっただろう。
正月二日には初詣客で賑わう靖国神社前でも活動が行われた。そこでは日本人客が圧倒的だから、日本人に向けた台湾国連加盟支持の訴えもやったそうだ。たまたま境内に居合わせた維新政党新風のメンバーも応援に駆けつけたとのことだが、その模様が台湾の最大手紙「自由時報」に報道されたのである。「寒い中でポストカードを配り続けた」との記事からは、それを書いた台湾人記者の感動が伝わってくる。

自由時報の記事(1月4日)
かくして彼らの台湾人激励のメッセージは、これを通じて台湾全土に届いたのだった。メンバーにはすでに感謝のメッセージが台湾から続々と届けられていると言う。
このような地道な活動も、正しい信念と判断の下、勇気を以って行えば、開花するものであると言うことを教えてくれる話である。
また活動の効果はそれだけではない。彼らの活動がメールマガジン「台湾の声」で紹介されるや、同編集部には「自分もやってみたい」と言う日本人読者の問合せが多く寄せられていると言う。
北海道の二十代の女性も触発された一人で(たまたま私の知人だった)、地元には台湾人観光客が多いことに着眼し、自分でポストカードを作り、手渡し作戦に乗り出したそうだ。
その人は相当緊張しながら観光客を探したらしいが、そう言うものだろう。こう言うことはなかなか度胸がいることだから、立派なものである。
このように、たとえ自分の利益にならなくても、やる価値のあることは断固やろうとするのが、日本人の特長であると思う。都内でのささやかな活動は、大勢の日本人のそうした心を思い出させつつある。
そしてそのような美点を、「何の得もない。何を企んでいるのか」と疑うのが中国人なら、すなおに感動し、感謝してくるのが台湾人だ。
こうした活動を積極的に行い、台湾人に日本人の真心を伝えよう。いろいろな方法があるはずだ。そうすれば台湾人はそれを受け入れ、励まされ、日台の絆はどんどんと強化されて行くのだ。「そう簡単に行くものか」と疑う人もいるだろうが、日台に限れば、想像以上に簡単に行くときがある。それはなぜかはよくわからないが、もしかしたら「両国は兄弟となる宿命にあるから」と言うことだろうか。

北海道の女性が作ったポストカード。自由にコピーしてほしいと言うことだ。

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