台湾人の心を打った「産経」「東京」の社説―福田首相の「台湾売り飛ばし」が懸念される中で
2007/12/27/Thu
中国側は福田首相に、台湾の国連加盟の賛否を問う国民投票に反対表明を要求するのではないか、と言うことで、本日から始まる福田首相の中国訪問には、台湾からも関心が集まっている。「北京当局は強烈な要求を行うはずだ」と言った韓国での報道が紹介したり、「米国の反対表明に追従して、中国を満足させるような対応をとるのではないか」との日本専門家の談話などが報じられたりしているから、この国の人々は「日本の首相は、台湾を売るようなマネだけはやめてくれ」と思っていることだろう。
そうしたなか、台湾の中央ラジオは二十七日、「日本各界は福田訪日をどう見ているのか」について中央通信訊社の楊明珠駐日特派員の見方を取り上げているので紹介したい。
まず、日本では「日中国交樹立から三十五周年を迎えた今年、それを盛大にお祝いしなければならないと考えている。とくに小泉首相の靖国神社参拝以降の政冷経熱を改め、政治上も熱くなるよう期待している」のだそうで、一方中国側は「福田を親中派、とても友好的な存在と看做し、三十五年前の田中首相のときよりも、もっと盛大に迎えるのではないか」と言う。
では日本の民間の反応はどうか。これについては「基本的にはもちろん中国との良好な政治関係を望んでいるが、しかし一般には食品の安全問題で、中国の悪い印象を抱いている。親中的なメディアの調査でも、約七割が中国に好感を持てないでいる」「日本人が重視しているのは、政治問題ではなく、生活レベルの問題だ」と述べている。
そして最後に日本のメディアに関してこう語る。
「連日、大きく報道しているが、一部のメディアは台湾問題にも言及した」
つまり産経新聞と東京新聞の二十六日の社説のことである。それらは「福田が中国で台湾を支持する態度を変えないよう希望する。なぜなら日台関係は多くの歴史的淵源があり、台湾は最も親日的な国家であって、日本は台湾人民の感情を傷つけるべきではない。もし中国政府が福田首相に国民投票反対の表明を希望するなら、福田はそれを受け入れてはならない」と言った内容で、「ともに中国に屈服するなとのアピールだった」と強調している。
これらの中国を恐れない良識ある社説は、この台湾人特派員の心を打ったようだ。
福田首相も親日台湾の人々の心に答えるような、堂々たる外交を展開しなければならない。ずいぶんと中国に期待されているようだが、この国に期待されるのは、それだけ中国の言いなりになり得ると見られているからである。大国の横暴な要求に屈服し、罪のない小国の内政に干渉するようなことだけは、絶対に許されない。
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そうしたなか、台湾の中央ラジオは二十七日、「日本各界は福田訪日をどう見ているのか」について中央通信訊社の楊明珠駐日特派員の見方を取り上げているので紹介したい。
まず、日本では「日中国交樹立から三十五周年を迎えた今年、それを盛大にお祝いしなければならないと考えている。とくに小泉首相の靖国神社参拝以降の政冷経熱を改め、政治上も熱くなるよう期待している」のだそうで、一方中国側は「福田を親中派、とても友好的な存在と看做し、三十五年前の田中首相のときよりも、もっと盛大に迎えるのではないか」と言う。
では日本の民間の反応はどうか。これについては「基本的にはもちろん中国との良好な政治関係を望んでいるが、しかし一般には食品の安全問題で、中国の悪い印象を抱いている。親中的なメディアの調査でも、約七割が中国に好感を持てないでいる」「日本人が重視しているのは、政治問題ではなく、生活レベルの問題だ」と述べている。
そして最後に日本のメディアに関してこう語る。
「連日、大きく報道しているが、一部のメディアは台湾問題にも言及した」
つまり産経新聞と東京新聞の二十六日の社説のことである。それらは「福田が中国で台湾を支持する態度を変えないよう希望する。なぜなら日台関係は多くの歴史的淵源があり、台湾は最も親日的な国家であって、日本は台湾人民の感情を傷つけるべきではない。もし中国政府が福田首相に国民投票反対の表明を希望するなら、福田はそれを受け入れてはならない」と言った内容で、「ともに中国に屈服するなとのアピールだった」と強調している。
これらの中国を恐れない良識ある社説は、この台湾人特派員の心を打ったようだ。
福田首相も親日台湾の人々の心に答えるような、堂々たる外交を展開しなければならない。ずいぶんと中国に期待されているようだが、この国に期待されるのは、それだけ中国の言いなりになり得ると見られているからである。大国の横暴な要求に屈服し、罪のない小国の内政に干渉するようなことだけは、絶対に許されない。
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