チャンネル桜の自衛隊番組で「台湾は中国ではない」と話してきた
2007/12/21/Fri
毎日自衛隊の情報を発信する日本文化チャンネル桜の番組、「防人の道―今日の自衛隊」は、日ごろ国防の任務に邁進しながら、国民の多くからは無視され続ける自衛官に感謝、尊敬の念を捧げ、エールを送ろうと言う趣旨の内容だが、国防情報を得たいと言う一般の視聴者からも相当人気があるらしい。じっさいこの番組を見ていると、国民の知らないところで黙々と汗を流している自衛官の姿に感動するし、彼らこそ日本の誇りであるということがよくわかる。さて十九日、私は台湾問題を語るため、この番組に出演させていただいた。
話のテーマは来年台湾で行われる総統選挙について。日本の安全保障上、極めて重要な地位を占める台湾でのこの選挙が、日本の今後にいかなる影響を及ぼすかと言うことを、知日家の謝長廷、反日家の馬英九と言う二人の候補者の対比を通じて語れと言うことだったが、これは実にいい切り口である。
総統選挙後、台湾が海洋民主国家陣営にとどまるか、大陸独裁国家に傾くか、吸収されて行くかを語るには、「知日(あるいは親日)の台湾」を維持するか、「反日の台湾」へと向かうか、という形で話せば、日本人にもわかりやすいはずだ。
ただ話を始めて、どうしても触れなくてはならなくなったのが、「台湾は中国の領土ではない」と言うことだった。
日本人の多くは、台湾は「中国の一部」あるいは「いずれは一緒になるべきもの」と言う「分断国家」論が根強く持たれており、これがあるため、しばしば台湾の状況を正確に捉えきれなくなっている。たとえば日本では政府からして、台湾と中国の対峙に関し、「当事者同士で平和的に解決することを望む」と言っているが、これは明らかに台中問題は「中国の国内問題」「中国人同士の内戦問題」との誤った観点に立ち、「日本は部外者」「干渉する気はない」と言う姿勢だ。
だが実際にはこの対峙は、中国が一方的に対外的な侵略を行い、領土を拡張しようと動くために生じているのであって、こうなれば日本であれ各国であれ、国際社会は、中国の行為に無関心、無為無策でいることは許されないのである。
だからこれを何よりもまずこれを強調したのだが、このようなときにいつも思うのは、この「意外な話」を、人はいったいどこまで理解してくれるだろうかと言うことだ。
幸い番組では、キャスターの井上和彦氏(軍事評論家)がこの問題に精通していて、うまく話しをリードしてくれたから、やりやすかった。
「台湾は中国領土ではない」「台湾が中国に併呑されなければならない理由などない」と言うこと、一日も早く日本国民の常識にしなければ、日本は本当に危ないならないと思っている。チャンネル桜以外のメディアも、ぜひこのことは強調してもらいたいのだが、それができることなら、とうにやっているか…。
なお番組では、時間の都合で言えなかったことがあった。それは「自衛官の皆さんはぜひ台湾を旅行してほしい。きっと多くの台湾人は、友邦日本の軍人の来訪を喜んで迎えるはずだ」である。
自衛官のみなさん、これからも頼みます。
※以下は番組の映像。
3-1
3-2
3-3
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運動を拡大したいので。
話のテーマは来年台湾で行われる総統選挙について。日本の安全保障上、極めて重要な地位を占める台湾でのこの選挙が、日本の今後にいかなる影響を及ぼすかと言うことを、知日家の謝長廷、反日家の馬英九と言う二人の候補者の対比を通じて語れと言うことだったが、これは実にいい切り口である。
総統選挙後、台湾が海洋民主国家陣営にとどまるか、大陸独裁国家に傾くか、吸収されて行くかを語るには、「知日(あるいは親日)の台湾」を維持するか、「反日の台湾」へと向かうか、という形で話せば、日本人にもわかりやすいはずだ。
ただ話を始めて、どうしても触れなくてはならなくなったのが、「台湾は中国の領土ではない」と言うことだった。
日本人の多くは、台湾は「中国の一部」あるいは「いずれは一緒になるべきもの」と言う「分断国家」論が根強く持たれており、これがあるため、しばしば台湾の状況を正確に捉えきれなくなっている。たとえば日本では政府からして、台湾と中国の対峙に関し、「当事者同士で平和的に解決することを望む」と言っているが、これは明らかに台中問題は「中国の国内問題」「中国人同士の内戦問題」との誤った観点に立ち、「日本は部外者」「干渉する気はない」と言う姿勢だ。
だが実際にはこの対峙は、中国が一方的に対外的な侵略を行い、領土を拡張しようと動くために生じているのであって、こうなれば日本であれ各国であれ、国際社会は、中国の行為に無関心、無為無策でいることは許されないのである。
だからこれを何よりもまずこれを強調したのだが、このようなときにいつも思うのは、この「意外な話」を、人はいったいどこまで理解してくれるだろうかと言うことだ。
幸い番組では、キャスターの井上和彦氏(軍事評論家)がこの問題に精通していて、うまく話しをリードしてくれたから、やりやすかった。
「台湾は中国領土ではない」「台湾が中国に併呑されなければならない理由などない」と言うこと、一日も早く日本国民の常識にしなければ、日本は本当に危ないならないと思っている。チャンネル桜以外のメディアも、ぜひこのことは強調してもらいたいのだが、それができることなら、とうにやっているか…。
なお番組では、時間の都合で言えなかったことがあった。それは「自衛官の皆さんはぜひ台湾を旅行してほしい。きっと多くの台湾人は、友邦日本の軍人の来訪を喜んで迎えるはずだ」である。
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