NHKが誤報を訂正!しかしそこに許し得ないトリックが
2015/02/20/Fri
■報道番組でキャスターが釈明
二月二十日放送のNHK BS1の報道番組「キャッチ!世界の視点から」では、テロ組織イスラム国(IS)関連の報道を行った直後、キャスターが次のような釈明を行った。

「キャッチ!世界の視点から」で誤報の釈明を行うのキャスター。国民の抗議の成果だが…
「先月二十九日、この番組の中で、世界の国や地域からISに兵士として参加している人がどれくらいいるのかをお伝えしました。その際台湾から兵士が参加している印象を受けるとのご指摘を受けましたが、現時点ではそのような兵士は確認されていません」
「NHKでは今後も誤解を生じないように正確な表現に努めて行きたいと思います」
ここで問題にされているのは一月二十九日の放送で用いた「世界から集まる『イスラム国』兵士」と題する世界地図だ。イスラム国兵士の出身国として中国に色付け行い、その色を台湾にまで及ぼしていた。
■国民の抗議の成果と言えるが

問題の世界地図。誤報は台湾を中国の一部としたことで生じた
つまり中国の虚構宣伝に従い、台湾を中国の一部として扱った結果の誤報なのだ。これまでもNHKはどんなに国民から抗議が雇用とも「台湾入り中国地図」をこれまで繰り返し使用してきた。
ところが今回は釈明を行ったわけだ。「今後も誤解を生じないように正確な表現に努めて行きたい」と言ったように、「誤報だった」とははっきり認めていないものの、しかし事実上の誤報訂正と言っていい。多くの国民による抗議や訂正要求の成果と言えるだろう。
だが今回の誤報訂正にはトリックがある。あくまで抗議の拡大阻止を狙った見せかけの訂正なのだ。そう断じる理由をいかに説明しよう。
■抗議要求へのNHKからの返信
実は誤報訂正の前日である十九日、私はNHKからメールをもらっている。六日に私が送った訂正要求のメールへの返信だ。
そこには次のように書かれていた。
「NHKでは、中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場で、大陸の中国と台湾を別の色にせず、周辺国も含めて色分けしないことを原則としています。ところが、今回、外部の資料を参考にして地図を作成したため、大陸と台湾に色をつけた地図が放送されました」

NHKから寄せられた返信。内容には矛盾が見られる
意味不明瞭な内容だ。隠し事のある人間は、よく曖昧で矛盾のある説明をするものだが、これもその類だろうか。
■NHKの原則は「中国と台湾を別の色にせず」
たしかに「外部の資料」に責任転嫁しながらも、「大陸と台湾に色をつけた地図」の放送を悔やんでいるようには見える。
しかしその一方で、NHKが「中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場で、大陸の中国と台湾を別の色にせず、周辺国も含めて色分けしないことを原則」としているというのはどうだろう。
「大陸の中国と台湾を別の色にせず」が原則だと書いているではないか。
「周辺国も含めて色分けしない」と言う意味はわからないが、「大陸の中国と台湾を別の色にせず」という問題表現を曖昧にするための、意味なき装飾だろうか。
■中国の宣伝に従うことに細心の注意
いずれにせよ、今後も「大陸の中国と台湾に色をつけた地図」を今後も使うとの宣言と受け取っていい。
それではなぜNHKは、このような誤った報道姿勢を貫こうとするのか。
「中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場」だと言うが、まやかしである。「当事者どうしの解決」を待つと言うなら、それを待ってから「大陸と台湾に色をつけた地図」を使用するか否かを決めるべきである。
中国を「大陸の中国」とするのも、「中国大陸・中国の台湾」という中国の位置付けに従う表現。あの国の宣伝に従うため、ここまで細心の注意を払っている。
■誤報は必ず繰り返される
NHKからのメールには次のような訂正予告も書かれていた。
「あたかも台湾から過激派組織に兵士が参加したかのような印象を与えかねないもので
したが、現時点ではそのような兵士は確認されておらず、その旨を、近く番組の中でお伝えする予定です」
「印象」という言葉はキャスターも使用していたが、台湾から兵士が参加したかのような「印象を与えかねないもの」ではなく、「誤解を与えるもの」とすべきではないのか。
このようにはっきり非を認めないのも、もしそうすれば台湾と中国が別の国であることを認め、中国の宣伝に背くことになるからだ。
報道番組で「大陸と台湾に色をつけた地図」の使用を継続する限り、いずれまた今回と同じような誤報を繰り返すことになる。
そもそもそのような地図を使うこと自体が誤報である。
今回を抗議から逃げるための「見せかけの訂正」とする所以である。
NHKに抗議を!
台湾は中国の一部ではない!「台湾入り中国地図」を使用するな!
NHKふれあいセンター
電話 0570-066066
メール http://www.nhk.or.jp/css/goiken/mail.html
【過去の関連記事】
媚中誤報!NHKが再び「台湾入り中国地図」(附:抗議呼び掛け) 15/02/03
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2509.html
媚中誤報のNHKに再度問い合わせ/誤報と認めたなら訂正すべき (付:台湾チャンネルの関連報道動画) 15/02/06
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2510.html
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二月二十日放送のNHK BS1の報道番組「キャッチ!世界の視点から」では、テロ組織イスラム国(IS)関連の報道を行った直後、キャスターが次のような釈明を行った。

「キャッチ!世界の視点から」で誤報の釈明を行うのキャスター。国民の抗議の成果だが…
「先月二十九日、この番組の中で、世界の国や地域からISに兵士として参加している人がどれくらいいるのかをお伝えしました。その際台湾から兵士が参加している印象を受けるとのご指摘を受けましたが、現時点ではそのような兵士は確認されていません」
「NHKでは今後も誤解を生じないように正確な表現に努めて行きたいと思います」
ここで問題にされているのは一月二十九日の放送で用いた「世界から集まる『イスラム国』兵士」と題する世界地図だ。イスラム国兵士の出身国として中国に色付け行い、その色を台湾にまで及ぼしていた。
■国民の抗議の成果と言えるが

問題の世界地図。誤報は台湾を中国の一部としたことで生じた
つまり中国の虚構宣伝に従い、台湾を中国の一部として扱った結果の誤報なのだ。これまでもNHKはどんなに国民から抗議が雇用とも「台湾入り中国地図」をこれまで繰り返し使用してきた。
ところが今回は釈明を行ったわけだ。「今後も誤解を生じないように正確な表現に努めて行きたい」と言ったように、「誤報だった」とははっきり認めていないものの、しかし事実上の誤報訂正と言っていい。多くの国民による抗議や訂正要求の成果と言えるだろう。
だが今回の誤報訂正にはトリックがある。あくまで抗議の拡大阻止を狙った見せかけの訂正なのだ。そう断じる理由をいかに説明しよう。
■抗議要求へのNHKからの返信
実は誤報訂正の前日である十九日、私はNHKからメールをもらっている。六日に私が送った訂正要求のメールへの返信だ。
そこには次のように書かれていた。
「NHKでは、中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場で、大陸の中国と台湾を別の色にせず、周辺国も含めて色分けしないことを原則としています。ところが、今回、外部の資料を参考にして地図を作成したため、大陸と台湾に色をつけた地図が放送されました」

NHKから寄せられた返信。内容には矛盾が見られる
意味不明瞭な内容だ。隠し事のある人間は、よく曖昧で矛盾のある説明をするものだが、これもその類だろうか。
■NHKの原則は「中国と台湾を別の色にせず」
たしかに「外部の資料」に責任転嫁しながらも、「大陸と台湾に色をつけた地図」の放送を悔やんでいるようには見える。
しかしその一方で、NHKが「中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場で、大陸の中国と台湾を別の色にせず、周辺国も含めて色分けしないことを原則」としているというのはどうだろう。
「大陸の中国と台湾を別の色にせず」が原則だと書いているではないか。
「周辺国も含めて色分けしない」と言う意味はわからないが、「大陸の中国と台湾を別の色にせず」という問題表現を曖昧にするための、意味なき装飾だろうか。
■中国の宣伝に従うことに細心の注意
いずれにせよ、今後も「大陸の中国と台湾に色をつけた地図」を今後も使うとの宣言と受け取っていい。
それではなぜNHKは、このような誤った報道姿勢を貫こうとするのか。
「中国と台湾の地図上の表記については、当事者どうしの解決を待つという立場」だと言うが、まやかしである。「当事者どうしの解決」を待つと言うなら、それを待ってから「大陸と台湾に色をつけた地図」を使用するか否かを決めるべきである。
中国を「大陸の中国」とするのも、「中国大陸・中国の台湾」という中国の位置付けに従う表現。あの国の宣伝に従うため、ここまで細心の注意を払っている。
■誤報は必ず繰り返される
NHKからのメールには次のような訂正予告も書かれていた。
「あたかも台湾から過激派組織に兵士が参加したかのような印象を与えかねないもので
したが、現時点ではそのような兵士は確認されておらず、その旨を、近く番組の中でお伝えする予定です」
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このようにはっきり非を認めないのも、もしそうすれば台湾と中国が別の国であることを認め、中国の宣伝に背くことになるからだ。
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そもそもそのような地図を使うこと自体が誤報である。
今回を抗議から逃げるための「見せかけの訂正」とする所以である。
NHKに抗議を!
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