中国迎合企業はJALに学べー機内誌「台湾入り中国地図」の修正完了
2014/10/01/Wed
日本航空は機内誌「スカイワード」九月号での「日中航空定期便路線開設40周年/その翼に、夢と希望と友情を乗せて」なる記事で、台湾を中国領土として表示する二つの東アジア地図を二つ掲載した。

問題となった「スカイワード」9月号。その後、全てが差し替えられた
いずれも台湾を中国と同一色(あるいは極めて同一色に近い同系色)で表示したもので、台湾を自国領土とする中国侵略主義のプロパガンダに従ったものだ。
私が機内でそれを見つけたのは九月十三日。直ちに搭乗員に抗議と修正要求を行ったところ、十五日に同社の宣伝部長から訂正を行う旨を知らされた。
以上は本ブログ既報の通り。そしてその後の状況についてだが、同社からの連絡によると、機内誌は地図修正の上、刷り直し、二十日、二十一日に全機での差し替えを完了したとのことだ。

日航の地図訂正の意向を伝えた台湾最大手紙「自由時報」。中
国に配慮する日本のメディアにしては迅速な対応に注目した
いかなる修正だったかと言えば、台湾の脱色だ。もっとも台湾と中国とを色違いにすれば、中国から没収もされかねないのだろう。そこで中国からも色を抜いた。
一言で言えば台湾も中国も無色にした。これであるなら台中は同一国とは見えないし、それとともに台中を切り離したということにもならない。




掲載地図の修正前(左)と修正後。これなら乗客からも中国からも叱られない
断じて褒めることのできない姑息なやり方だ。中国と「お付き合い」しなければならない企業の非哀を感じる。
ただ今回同社には大きな目覚めがあったようだ。それはこれまで中国に迎合するのに必死なあまり、すっかり配慮するのを忘れていた台湾人乗客の気持ちに思いを寄せるようになったことだ。その人々が機内であのようなものを見せられたら何と思うか、ということをだ。
その類の目覚めなど特筆に値しないとも言われそうだが、決してそのようなことはない。中国に迎合する者は往々にして良心をも捨てるものだ。良心を捨てなければ迎合に徹せないからだが、しかし日航にはまだそれがあったということだ。
実は日航と同様の地図を掲げ、その後同様の訂正を行ったものに外務省のホームページがある。こちらは抗議を受けてから訂正を行うまで数年間を要した。学研地球儀事件の時、こうした台湾入り中国地図の問題が世間でクローズアップされたのを見て、慌てて訂正したのだが、そうした台湾人を侮辱し、自国民をも欺きながら恬として恥じぬ外務省の悪辣、堕落に比べれば、日航は遥かにましなのだ。
そのためだろう。台湾の最大手紙自由時報は、日航の迅速な訂正を大きく報道した。中国迎合、台湾軽視の企業が多い中、珍しく良識ありと評価したか。
台湾入りの中国地図を掲げる企業は、NHKなどのマスコミや教科書会社を含む出版社など多数存在する。
こうした犯罪的とも言える中国迎合のマスコミには、日航に学べと訴えたい。
【過去の関連記事】
日本航空の清々しい対応―機内誌掲載の「台湾入り中国地図」の修正を約束 2014/09/11
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2430.html
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問題となった「スカイワード」9月号。その後、全てが差し替えられた
いずれも台湾を中国と同一色(あるいは極めて同一色に近い同系色)で表示したもので、台湾を自国領土とする中国侵略主義のプロパガンダに従ったものだ。
私が機内でそれを見つけたのは九月十三日。直ちに搭乗員に抗議と修正要求を行ったところ、十五日に同社の宣伝部長から訂正を行う旨を知らされた。
以上は本ブログ既報の通り。そしてその後の状況についてだが、同社からの連絡によると、機内誌は地図修正の上、刷り直し、二十日、二十一日に全機での差し替えを完了したとのことだ。

日航の地図訂正の意向を伝えた台湾最大手紙「自由時報」。中
国に配慮する日本のメディアにしては迅速な対応に注目した
いかなる修正だったかと言えば、台湾の脱色だ。もっとも台湾と中国とを色違いにすれば、中国から没収もされかねないのだろう。そこで中国からも色を抜いた。
一言で言えば台湾も中国も無色にした。これであるなら台中は同一国とは見えないし、それとともに台中を切り離したということにもならない。




掲載地図の修正前(左)と修正後。これなら乗客からも中国からも叱られない
断じて褒めることのできない姑息なやり方だ。中国と「お付き合い」しなければならない企業の非哀を感じる。
ただ今回同社には大きな目覚めがあったようだ。それはこれまで中国に迎合するのに必死なあまり、すっかり配慮するのを忘れていた台湾人乗客の気持ちに思いを寄せるようになったことだ。その人々が機内であのようなものを見せられたら何と思うか、ということをだ。
その類の目覚めなど特筆に値しないとも言われそうだが、決してそのようなことはない。中国に迎合する者は往々にして良心をも捨てるものだ。良心を捨てなければ迎合に徹せないからだが、しかし日航にはまだそれがあったということだ。
実は日航と同様の地図を掲げ、その後同様の訂正を行ったものに外務省のホームページがある。こちらは抗議を受けてから訂正を行うまで数年間を要した。学研地球儀事件の時、こうした台湾入り中国地図の問題が世間でクローズアップされたのを見て、慌てて訂正したのだが、そうした台湾人を侮辱し、自国民をも欺きながら恬として恥じぬ外務省の悪辣、堕落に比べれば、日航は遥かにましなのだ。
そのためだろう。台湾の最大手紙自由時報は、日航の迅速な訂正を大きく報道した。中国迎合、台湾軽視の企業が多い中、珍しく良識ありと評価したか。
台湾入りの中国地図を掲げる企業は、NHKなどのマスコミや教科書会社を含む出版社など多数存在する。
こうした犯罪的とも言える中国迎合のマスコミには、日航に学べと訴えたい。
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日本航空の清々しい対応―機内誌掲載の「台湾入り中国地図」の修正を約束 2014/09/11
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