日本航空の清々しい対応―機内誌掲載の「台湾入り中国地図」の修正を約束
2014/09/11/Thu
■台湾を中国の一部とした日航機内誌
このほど私は「頑張れ日本!全国行動委員会」の沖縄視察ツアーに参加し、九月六日に日本航空の羽田発・那覇行きに搭乗。そこで開いた機内誌「スカイワード」の記事についてだ。

百三十から百三十一頁にかけ、「日中航空定期便路線開設40周年/その翼に、夢と希望と友情を乗せて」という記事があった。中国との間で初の定期便を開設したなど「両国の交流に大きな役割を果たしてきたJALの日中友好40周年のあゆみをご紹介」するといった内容で、最後に「日中友好の翼であり続けることーーーそれはJALの変わらぬ願いです」と結ぶあたりを見ると、中国に見てもらうために書かれたものだろうか。今時「日中友好」を自慢しても、褒めてくれる国民はあまりいない。
しかしそれはともかく問題に思ったのは、両ページにそれぞれ描かれた東アジアの地図なのだ。

百三十頁の地図は日本と中国をジャスミン色で塗り、周辺の第三国であるロシア、南北朝鮮は無色だが、同じく第三国である台湾だけはジャスミン色が付けられている。つまり台湾を中国領土としているのだ。

日本航空は本当に台湾を中国の一部と思っているのか。
■台湾人乗客には見せられない
百三十一頁の地図になると日本は浅い黄緑、中国は浅い緑みの黄色で、第三国は無色だが、台湾には案の定、中国と同じ色が塗られている。しかしよく目を凝すと、台湾は中国よりわずかに色は濃くなっているのがわかる。

つまり日航は台湾と中国とを別々の国と認識しているわけだ。
しかしそれでありながら台湾を第三国として無色とはぜず、中国と同じ色を着けた。あるいは同じ色に見えるようにした…。
なぜこのようにしたかと言えば、もちろん中国に見せるためだ。「中国の主張に従っています」と伝えたいのだろう。
言い方を変えれば、中国と台湾との色分けで中国から批判されるのを恐れたのだ。
そう言えば日航は二〇〇七年、機内誌掲載の地図に尖閣諸島の魚釣島を描いた際、中国である「釣魚島」と記さなかったため、中国の税関で機内誌が没収されている。
「友好」企業の日航に対しても、このような仕打ちを加えるのが中国と言う国なのだ。その中国の不条理な圧力を恐れ、日航は台湾人を侮辱してしまったわけだ。
これら地図を見た私は乗務員に「日航は台湾便を飛ばしているか」と尋ねると「はい」と答える。そこで機内誌を開いて見せ、「このようなものを台湾人のお客さんに見せていいのか」と聞くと、何も知らないでいた乗務員はびっくりし、平謝りで「このことは必ず本社に伝える」と言っていた。
私自身も機内備え付けのコメントカードに機内誌の即時回収要求を書いて提出した。

■予想以上の迅速な対応
中国への配慮で、こうした捏造地図を用いるのは日航だけではない。NHKを含むマスメディア各社も同様で、これまで私はそうしたものに抗議と訂正要求を繰り返してきた。だが多くは地図の誤りを認めながらも訂正を拒否したり、二度とやらないと誓いながらもやがて約束を反故にしたりするのである。要するにそれほど中国が怖いわけだ。
そのため日航も、あらゆる手で責任逃れを試みるに違いないと予測した。そこで計画したのが「JALボイコット運動」だ。日台両国民に一斉抗議を呼び掛けようと考えたのだ。
八日午前、日航機で東京へ戻る「頑張れ日本」沖縄視察ツアーのメンバーたちが早くも呼応してくれた。大勢で乗務員に抗議をしたと聞く。
さてその日の午後のことだ。他のメンバーより遅い日航機で東京へ戻る私は、水島総幹事長、三輪和雄常任幹事らとともに那覇空港に入り、搭乗手続きを終えると、日航の沖縄空港所長が待ち構え、地図の訂正を行う旨を告げてきた。詳しくは羽田で機内誌を担当する宣伝部の部長が説明するという。
そして羽田に着くと、果たして宣伝部長が機外で待っており、我々三人を空港内の一室に通した。
その人によれば地図はすでに修正の準備をしており、遅くとも二十二日には機内誌を差し替えは完了するという。予想を超えた迅速な対応だった。
■他の企業も日航を見習うべき
ちなみに、どのような修正かというと、記載されたすべての国を無色にするのだという。
案の定だった。これまでもメディアなどが同じことをやって来た。そのようにすれば台湾は中国の一部には見えなくなるし、それと同時に台湾と中国とを分離したと中国から批判されることもない。
私は宣伝部長にそう伝えながら、「やはり中国には配慮しなければならないのか」と聞くと、申し訳ないといった表情で、深く頷いた。
そこで「日航は日中友好を強調するが、何が『友好』であるかは中国が決めるものだ。そしてあの国の中国侵略政策を正当化するための『台湾は中国の一部』と言う政治宣伝を日航が受け容れることが『友好』ということになってしまう。日航はその点をよく考えてほしい」と訴えると、部長は再び大きく頷いた。
しかし我々三人は、今回の日航の対応を良しとした。誠意を精一杯見せているのが理解できたからだ。
これまで散々、中国に迎合するあまり良心すら捨てて恥じないメディアを見てきただけに、とても清々しい思いがした。
同様の地図を掲げる他の企業もまた、これに見習うべきだろう。
■追記
なお百五十六頁の「JALグループルートマップ」に載る東アジア地図では各国の国名が青字で書かれているが、台湾には国名はなく、小さな黒字で「台湾」と書かれている。これは日本政府がここを国と認めていないため、そのような「地域名」を記したものだ。しかし同じく国と認めていない北朝鮮については「朝鮮民主主義人民共和国」と国名が記されているため、台湾も同じように「中華民国」とするか、台湾と同じように北朝鮮は「北朝鮮」との地域名を小さな字で書くように求めた。

あるいは、帰属先未定である南樺太だけは色が抜かれているため、それと同様に帰属先未定である台湾からも色を抜くべきだとも提案した。
これらについてはどう対応するのかは検討するというのみで、回答はなかった。
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日時 平成26年9月12日(金) 16時30分(~19時00分)
場所 渋谷駅ハチ公前
・プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)。
・国旗以外の旗類・拡声器の持ち込みはご遠慮ください。
主催・問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-5468-9222
このほど私は「頑張れ日本!全国行動委員会」の沖縄視察ツアーに参加し、九月六日に日本航空の羽田発・那覇行きに搭乗。そこで開いた機内誌「スカイワード」の記事についてだ。

百三十から百三十一頁にかけ、「日中航空定期便路線開設40周年/その翼に、夢と希望と友情を乗せて」という記事があった。中国との間で初の定期便を開設したなど「両国の交流に大きな役割を果たしてきたJALの日中友好40周年のあゆみをご紹介」するといった内容で、最後に「日中友好の翼であり続けることーーーそれはJALの変わらぬ願いです」と結ぶあたりを見ると、中国に見てもらうために書かれたものだろうか。今時「日中友好」を自慢しても、褒めてくれる国民はあまりいない。
しかしそれはともかく問題に思ったのは、両ページにそれぞれ描かれた東アジアの地図なのだ。

百三十頁の地図は日本と中国をジャスミン色で塗り、周辺の第三国であるロシア、南北朝鮮は無色だが、同じく第三国である台湾だけはジャスミン色が付けられている。つまり台湾を中国領土としているのだ。

日本航空は本当に台湾を中国の一部と思っているのか。
■台湾人乗客には見せられない
百三十一頁の地図になると日本は浅い黄緑、中国は浅い緑みの黄色で、第三国は無色だが、台湾には案の定、中国と同じ色が塗られている。しかしよく目を凝すと、台湾は中国よりわずかに色は濃くなっているのがわかる。

つまり日航は台湾と中国とを別々の国と認識しているわけだ。
しかしそれでありながら台湾を第三国として無色とはぜず、中国と同じ色を着けた。あるいは同じ色に見えるようにした…。
なぜこのようにしたかと言えば、もちろん中国に見せるためだ。「中国の主張に従っています」と伝えたいのだろう。
言い方を変えれば、中国と台湾との色分けで中国から批判されるのを恐れたのだ。
そう言えば日航は二〇〇七年、機内誌掲載の地図に尖閣諸島の魚釣島を描いた際、中国である「釣魚島」と記さなかったため、中国の税関で機内誌が没収されている。
「友好」企業の日航に対しても、このような仕打ちを加えるのが中国と言う国なのだ。その中国の不条理な圧力を恐れ、日航は台湾人を侮辱してしまったわけだ。
これら地図を見た私は乗務員に「日航は台湾便を飛ばしているか」と尋ねると「はい」と答える。そこで機内誌を開いて見せ、「このようなものを台湾人のお客さんに見せていいのか」と聞くと、何も知らないでいた乗務員はびっくりし、平謝りで「このことは必ず本社に伝える」と言っていた。
私自身も機内備え付けのコメントカードに機内誌の即時回収要求を書いて提出した。

■予想以上の迅速な対応
中国への配慮で、こうした捏造地図を用いるのは日航だけではない。NHKを含むマスメディア各社も同様で、これまで私はそうしたものに抗議と訂正要求を繰り返してきた。だが多くは地図の誤りを認めながらも訂正を拒否したり、二度とやらないと誓いながらもやがて約束を反故にしたりするのである。要するにそれほど中国が怖いわけだ。
そのため日航も、あらゆる手で責任逃れを試みるに違いないと予測した。そこで計画したのが「JALボイコット運動」だ。日台両国民に一斉抗議を呼び掛けようと考えたのだ。
八日午前、日航機で東京へ戻る「頑張れ日本」沖縄視察ツアーのメンバーたちが早くも呼応してくれた。大勢で乗務員に抗議をしたと聞く。
さてその日の午後のことだ。他のメンバーより遅い日航機で東京へ戻る私は、水島総幹事長、三輪和雄常任幹事らとともに那覇空港に入り、搭乗手続きを終えると、日航の沖縄空港所長が待ち構え、地図の訂正を行う旨を告げてきた。詳しくは羽田で機内誌を担当する宣伝部の部長が説明するという。
そして羽田に着くと、果たして宣伝部長が機外で待っており、我々三人を空港内の一室に通した。
その人によれば地図はすでに修正の準備をしており、遅くとも二十二日には機内誌を差し替えは完了するという。予想を超えた迅速な対応だった。
■他の企業も日航を見習うべき
ちなみに、どのような修正かというと、記載されたすべての国を無色にするのだという。
案の定だった。これまでもメディアなどが同じことをやって来た。そのようにすれば台湾は中国の一部には見えなくなるし、それと同時に台湾と中国とを分離したと中国から批判されることもない。
私は宣伝部長にそう伝えながら、「やはり中国には配慮しなければならないのか」と聞くと、申し訳ないといった表情で、深く頷いた。
そこで「日航は日中友好を強調するが、何が『友好』であるかは中国が決めるものだ。そしてあの国の中国侵略政策を正当化するための『台湾は中国の一部』と言う政治宣伝を日航が受け容れることが『友好』ということになってしまう。日航はその点をよく考えてほしい」と訴えると、部長は再び大きく頷いた。
しかし我々三人は、今回の日航の対応を良しとした。誠意を精一杯見せているのが理解できたからだ。
これまで散々、中国に迎合するあまり良心すら捨てて恥じないメディアを見てきただけに、とても清々しい思いがした。
同様の地図を掲げる他の企業もまた、これに見習うべきだろう。
■追記
なお百五十六頁の「JALグループルートマップ」に載る東アジア地図では各国の国名が青字で書かれているが、台湾には国名はなく、小さな黒字で「台湾」と書かれている。これは日本政府がここを国と認めていないため、そのような「地域名」を記したものだ。しかし同じく国と認めていない北朝鮮については「朝鮮民主主義人民共和国」と国名が記されているため、台湾も同じように「中華民国」とするか、台湾と同じように北朝鮮は「北朝鮮」との地域名を小さな字で書くように求めた。

あるいは、帰属先未定である南樺太だけは色が抜かれているため、それと同様に帰属先未定である台湾からも色を抜くべきだとも提案した。
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