自民新役員に親中派―中国は日本分断の企図を隠さず期待感
2014/09/05/Fri
安倍晋三首相が九月三日、内閣改造・自民党役員人事で親中派の谷垣禎一氏と二階俊博氏をそれぞれ幹事長、総務会長としたのは、対中関係改善への意欲の表れなどと見られているが、それではこれへの中国の反応はどうか。
中国外交部のスポークスマン、秦剛氏は四日の定例記者会見で、「二人は親中派とされ、安倍首相の対中政策に影響を及ぼす可能性があるが」としてコメントを求められると、「日本の内政問題なのでコメントしない」としながらも、次のように述べている。

中国外交部の秦剛報道官。「安倍政権に影響力を行使してほしい」と日本の
親中勢力に呼応を呼び掛けた
「中日関係については、昨日習近平主席が『中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利六十九周年記念座談会』で、すでに完全、明確に中国の原則的立場を述べている。もしその二人が与党の指導者層に入って安倍政権の対中政策に何か影響を及ぼすことができるのなら、積極的な影響であってほしい。日本各界の人々には中日関係の維持者、促進者であってほしい」と。
ところでここで言及された「中国の原則的立場」とは何か。
習近平氏は「日本軍国主義の侵略の歴史に正確に向き合い深刻に反省することが中日関係を打ち立て、発展させるための重要な政治的基礎だ」と言っている。
では「侵略の歴史」とは何かと言うと、言うまでもなく日本を貶めようという悪意に満ちた捏造歴史、政治宣伝だ。「中国各地をこの世の地獄にした」「中国軍民の死傷者は三千五百万人」「南京で三十万人が殺戮され、揚子江は血で染まった」「細菌戦、科学戦が発動された」「中国の資源と富を大々的に略奪」等々と、習近平はその日、これでもかこれでもかと日本の悪行のでっち上げを行っていた。
そして「日本の一部の政治団体や政治家は相変わらず侵略の蛮行、犯罪を否定し、血で両手を染める戦犯の霊を参拝したが、これは中日関係の政治的基礎から離脱するもの。絶対に受け入れることはできない」とも付け加えたから、日本への内政干渉も辞さないとするのも「中国の原則的立場」ということになる。
その他、「中日の長期的な平和友好関係の維持はアジアと世界の平和と安定に繋がる」とも言っており、中国の拡張政策(中国中心のアジア秩序建設)を日本が容認することこそ日中の「友好」だと定義しているのもわかる。
要するに日本に事実上の属国化を求めるというのが、あの国の「立場」というものなのだ。
そして秦剛氏はそのような「立場」から、安倍政権を「積極的」に牽制せよと「日本各界の人々」に呼び掛けたのである。
日本国内に親中派勢力を扶植し、それらを通じて日本の内政に影響を及ぼすというのが中国の日本分断工作だとはよく指摘されるが、秦剛氏の発言にはそうした企図がありありと見て取れる。
なお朝日新聞はこの秦剛氏のコメントを報じた際、「中国外務省、自民の谷垣・二階両氏に対中関係改善を期待」との見出しを付けた。中国の謀略など知らない多くの読者はこれを読むだけで、「両氏」に寄せてはならない期待を寄せたに違いない。
朝日が中国の宣伝スピーカを務めていることもしばしば指摘されるが、そのことも朝日自らが実証してみせた格好である。
これまで中国への“従属”姿勢が問題視されてきた「両氏」だが、今後二人には自重を求めたい。

親中派とされる谷垣氏(中央)と二階氏(右)は自重すべきだ
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
中国外交部のスポークスマン、秦剛氏は四日の定例記者会見で、「二人は親中派とされ、安倍首相の対中政策に影響を及ぼす可能性があるが」としてコメントを求められると、「日本の内政問題なのでコメントしない」としながらも、次のように述べている。

中国外交部の秦剛報道官。「安倍政権に影響力を行使してほしい」と日本の
親中勢力に呼応を呼び掛けた
「中日関係については、昨日習近平主席が『中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利六十九周年記念座談会』で、すでに完全、明確に中国の原則的立場を述べている。もしその二人が与党の指導者層に入って安倍政権の対中政策に何か影響を及ぼすことができるのなら、積極的な影響であってほしい。日本各界の人々には中日関係の維持者、促進者であってほしい」と。
ところでここで言及された「中国の原則的立場」とは何か。
習近平氏は「日本軍国主義の侵略の歴史に正確に向き合い深刻に反省することが中日関係を打ち立て、発展させるための重要な政治的基礎だ」と言っている。
では「侵略の歴史」とは何かと言うと、言うまでもなく日本を貶めようという悪意に満ちた捏造歴史、政治宣伝だ。「中国各地をこの世の地獄にした」「中国軍民の死傷者は三千五百万人」「南京で三十万人が殺戮され、揚子江は血で染まった」「細菌戦、科学戦が発動された」「中国の資源と富を大々的に略奪」等々と、習近平はその日、これでもかこれでもかと日本の悪行のでっち上げを行っていた。
そして「日本の一部の政治団体や政治家は相変わらず侵略の蛮行、犯罪を否定し、血で両手を染める戦犯の霊を参拝したが、これは中日関係の政治的基礎から離脱するもの。絶対に受け入れることはできない」とも付け加えたから、日本への内政干渉も辞さないとするのも「中国の原則的立場」ということになる。
その他、「中日の長期的な平和友好関係の維持はアジアと世界の平和と安定に繋がる」とも言っており、中国の拡張政策(中国中心のアジア秩序建設)を日本が容認することこそ日中の「友好」だと定義しているのもわかる。
要するに日本に事実上の属国化を求めるというのが、あの国の「立場」というものなのだ。
そして秦剛氏はそのような「立場」から、安倍政権を「積極的」に牽制せよと「日本各界の人々」に呼び掛けたのである。
日本国内に親中派勢力を扶植し、それらを通じて日本の内政に影響を及ぼすというのが中国の日本分断工作だとはよく指摘されるが、秦剛氏の発言にはそうした企図がありありと見て取れる。
なお朝日新聞はこの秦剛氏のコメントを報じた際、「中国外務省、自民の谷垣・二階両氏に対中関係改善を期待」との見出しを付けた。中国の謀略など知らない多くの読者はこれを読むだけで、「両氏」に寄せてはならない期待を寄せたに違いない。
朝日が中国の宣伝スピーカを務めていることもしばしば指摘されるが、そのことも朝日自らが実証してみせた格好である。
これまで中国への“従属”姿勢が問題視されてきた「両氏」だが、今後二人には自重を求めたい。

親中派とされる谷垣氏(中央)と二階氏(右)は自重すべきだ
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
スポンサーサイト