台湾の若者なら馬英九の尖閣問題でのウソを見抜けるはず(付:台湾チャンネルの“学生運動”報道動画)
2014/04/17/Thu
国会占拠や五十万人デモといった馬英九政権糾弾の「ヒマワリ学生運動」も物とせず、従来の媚中売国、反民主主義の姿勢に何の反省の色も見せない馬英九総統は四月十七日、台北の中央研究院で開催された「多元的視野による釣魚台問題新論」国際シンポジウムで講演を行い、こう豪語した。
「台湾大学の学生の時に保釣運動に参加した後に国際法学者となり、そして総統となるまでの数十年間、釣魚台の主権防衛の問題に携わって来た。この問題で絶対に動揺しない」と。

尖閣問題のシンポで講演を行う馬英九総統。もちろん話す内容はデタラメだ
自らの愛国心(中華民族主義だが)の強調だ。そしてそれとともに、尖閣を巡る日本との対立問題には、これまで「四段階」があると指摘。それによれば、
「第一段階は一九八四年の甲午戦争(日清戦争)以前。釣魚台は明朝時代に命名され、中国の版図に入った」
(※中国の版図に入ったとの証拠はない)
「第二段階。清朝が敗戦して馬関条約(下関条約)で台湾と釣魚台を含む付属島嶼を日本に割譲したため、日本はそれを獲得した」
(※すでに尖閣諸島は日本領土。間違っても台湾の付属島嶼には含まれず)
「第三段階は一九四五年から一九七二年まで。カイロ宣言、ポツダム宣言、中日平和条約(日華平和条約)に基づき、日本は台湾と付属島嶼を中華民国に返還。日本は釣魚台に関する主権を失った」
(※日本は尖閣諸島は素より、台湾及び付属島嶼をも中華民国に割譲していない。日本は台湾と付属島嶼を放棄しただけであることは、日華平和条約の第二条で中華民国自身も確認しているはずだ)
「第四段階は一九七二年以降。米国は沖縄を日本に返還したが、釣魚台も日本へ渡してしまった。しかし日本が手に入れたのは行政権だけである」
(※尖閣は沖縄の一部として日本に返還されただけである)
いつもながらの大胆な歴史捏造だ。「国際法学者」と自称しながらここまで諸条約を歪めるのだから、とんでもないインチキ学者だ。もちろん一国の大統領(総統)としてもひどすぎる。中国人(彼は在台中国人)の元首としては、これくらいのウソをつくのは当然かもしれないが。
もっともこの日、現地のメディアが最も注目したのは馬英九の発言ではなく、中央研究院前で待ち構えていた反馬英九運動の群衆である。これまで民衆の前に現れなかった本人が姿を見せるということで、中央研究院の研究員、助手、職員ら百人以上が、運動のシンボルである黒シャツを着こみ、「民衆の声を聞け」「民主を守れ」「サービス貿易協定の前に協定監督の法制定を」「独裁反対」「辞任せよ」と書かれたプラカード、横断幕を広げ、馬英九に抗議の声をぶつけたのだ。

抗議の群衆の罵声を浴びながら建物に入る馬英九
「主権を守れ」というスローガンも見られた。中国に国家主権を指し出しかねないサービス貿易協定の発効に反対だという訴えだ。尖閣諸島の主権問題では「反日」で張り切りながら、台湾の主権問題では「媚中」の体たらくである馬英九は、これをどう見たか。



プラカードを掲げ馬英九に抗議する中央研究院の人々
現地に到着した馬英九は、群衆に少しだけ笑顔を向け、その後は顔を強張らせて急いで建物の中に入った。しかしシンポジウム会場でも黒シャツの参加者がプラカードを掲げていたから、すっかり参ってしまったことだろう。
馬英九の媚中、売国はそれぞれ「欺瞞」と言い換えることができる。つまり従来、さまざまな情報操作で国民を欺きながら政権を運営してきたのが馬英九だが、「ヒマワリ学生運動」を目の当たりにし、もはや「欺瞞」は通用しないと悟ったはずだ。

講演する馬英九の前にも抗議のプラカードが。これでは「独裁者」も形無しだ

会場を後にする馬英九。抗議の人々に笑顔で手を振り、余裕を見せる。どこまで
も欺瞞に満ちた権力者だ
実際に学生、民衆は昔日のそれではない。インターネットを駆使して何が真実で何がウソかを正しき識別する能力と、台湾を愛し、台湾のために声を上げる理性、行動力がある。だからこそ必至とされてきたサービス貿易協定の発効をストップさせ、辛うじて台湾の中国への売却を阻止することもできたのだ。
こうした理性ある人々なら、馬英九など中国人勢力が尖閣問題においてばらまき続ける宣伝がウソであることや、その親中反日のウソが台湾の国家主権自体を危うくするものであるということも、やがて理解するに至るのではないだろうか。
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台湾チャンネルのヒマワリ学生運動報道の動画
【台湾チャンネル】第26回、台北50万人デモと馬英九政権の欺瞞[桜H26/4/10]
http://youtu.be/Wmaj2tdNMlc
公開日: 2014/04/10
今回は中国とのサービス貿易協定に反対する台湾の学生運動の話題。3月30日の50万人デモ、4月1日の暴力団による挑発事件、そして同月7日の国会からの撤退宣言についてお伝えしながら、台湾人の理性と中国人(国民党の馬英九政権など)の反理性との対立という視点から今後の動向を考えます。キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第26集、台北50萬人遊行與謊話連篇的馬英九政權
本節目使用日語和台灣的語言,傳播日本與台灣之間的交流情報。
本集話題論及反黑箱服貿之太陽花學運現況、提到330當天逾50萬人上街的遊行、4月1號黑道的挑釁事件、以及學生們將於7號退出立法院的聲明,從台灣人的理性與中國人(國民黨的馬英九政權等)的反理性,兩者間之對立為視點,分析今後的動向。主播: 永山英樹˙謝惠芝
【台湾チャンネル】第27回、国会から学生撤退・新宿御苑の美しい台湾建築[桜H26/4/17]
http://youtu.be/KL_oSzNS8jc
公開日: 2014/04/17
日本と台湾の交流情報を、日本語と台湾の言語で同時にお送りする情報番組。
24日間の国会占拠を終え4月10日に名誉の撤退を果たした「ひまわり学生運動」ですが、中国出身の馬英九総統の国民党政権や中国共産党に大きな衝撃を与えた台湾人の闘争における歴史的意義を考えます。また都内の新宿御苑に建つ台湾風建築「台湾閣」をVTRで紹介し、かつて皇太子(後の昭和天皇)の御成婚を奉祝し、これを献上した当時の台湾住民の心を偲びます。
キャスター:永山英樹・謝恵芝
【日台交流頻道】第27集、學運學生退出立法院˙新宿御苑內之美麗的台灣建築
本節目使用日語和台灣的語言,傳播日本與台灣之間的交流情報。
台灣「太陽花學運」在佔領立法院24天後於4月10號傍晚光榮退場, 節目中分析這場台灣人的抗爭將之於歷史的意義,以及對於中國人馬英九之國民黨政權與中共的強力打擊。節目後段透過畫面介紹位於東京・新宿御苑內之「台灣閣」,遙想日治時代當年,台灣住民對當時皇太子(昭和天皇)表達祝賀成婚之誠摯心意。
主播: 永山英樹˙謝惠芝
「台湾大学の学生の時に保釣運動に参加した後に国際法学者となり、そして総統となるまでの数十年間、釣魚台の主権防衛の問題に携わって来た。この問題で絶対に動揺しない」と。

尖閣問題のシンポで講演を行う馬英九総統。もちろん話す内容はデタラメだ
自らの愛国心(中華民族主義だが)の強調だ。そしてそれとともに、尖閣を巡る日本との対立問題には、これまで「四段階」があると指摘。それによれば、
「第一段階は一九八四年の甲午戦争(日清戦争)以前。釣魚台は明朝時代に命名され、中国の版図に入った」
(※中国の版図に入ったとの証拠はない)
「第二段階。清朝が敗戦して馬関条約(下関条約)で台湾と釣魚台を含む付属島嶼を日本に割譲したため、日本はそれを獲得した」
(※すでに尖閣諸島は日本領土。間違っても台湾の付属島嶼には含まれず)
「第三段階は一九四五年から一九七二年まで。カイロ宣言、ポツダム宣言、中日平和条約(日華平和条約)に基づき、日本は台湾と付属島嶼を中華民国に返還。日本は釣魚台に関する主権を失った」
(※日本は尖閣諸島は素より、台湾及び付属島嶼をも中華民国に割譲していない。日本は台湾と付属島嶼を放棄しただけであることは、日華平和条約の第二条で中華民国自身も確認しているはずだ)
「第四段階は一九七二年以降。米国は沖縄を日本に返還したが、釣魚台も日本へ渡してしまった。しかし日本が手に入れたのは行政権だけである」
(※尖閣は沖縄の一部として日本に返還されただけである)
いつもながらの大胆な歴史捏造だ。「国際法学者」と自称しながらここまで諸条約を歪めるのだから、とんでもないインチキ学者だ。もちろん一国の大統領(総統)としてもひどすぎる。中国人(彼は在台中国人)の元首としては、これくらいのウソをつくのは当然かもしれないが。
もっともこの日、現地のメディアが最も注目したのは馬英九の発言ではなく、中央研究院前で待ち構えていた反馬英九運動の群衆である。これまで民衆の前に現れなかった本人が姿を見せるということで、中央研究院の研究員、助手、職員ら百人以上が、運動のシンボルである黒シャツを着こみ、「民衆の声を聞け」「民主を守れ」「サービス貿易協定の前に協定監督の法制定を」「独裁反対」「辞任せよ」と書かれたプラカード、横断幕を広げ、馬英九に抗議の声をぶつけたのだ。

抗議の群衆の罵声を浴びながら建物に入る馬英九
「主権を守れ」というスローガンも見られた。中国に国家主権を指し出しかねないサービス貿易協定の発効に反対だという訴えだ。尖閣諸島の主権問題では「反日」で張り切りながら、台湾の主権問題では「媚中」の体たらくである馬英九は、これをどう見たか。



プラカードを掲げ馬英九に抗議する中央研究院の人々
現地に到着した馬英九は、群衆に少しだけ笑顔を向け、その後は顔を強張らせて急いで建物の中に入った。しかしシンポジウム会場でも黒シャツの参加者がプラカードを掲げていたから、すっかり参ってしまったことだろう。
馬英九の媚中、売国はそれぞれ「欺瞞」と言い換えることができる。つまり従来、さまざまな情報操作で国民を欺きながら政権を運営してきたのが馬英九だが、「ヒマワリ学生運動」を目の当たりにし、もはや「欺瞞」は通用しないと悟ったはずだ。


講演する馬英九の前にも抗議のプラカードが。これでは「独裁者」も形無しだ

会場を後にする馬英九。抗議の人々に笑顔で手を振り、余裕を見せる。どこまで
も欺瞞に満ちた権力者だ
実際に学生、民衆は昔日のそれではない。インターネットを駆使して何が真実で何がウソかを正しき識別する能力と、台湾を愛し、台湾のために声を上げる理性、行動力がある。だからこそ必至とされてきたサービス貿易協定の発効をストップさせ、辛うじて台湾の中国への売却を阻止することもできたのだ。
こうした理性ある人々なら、馬英九など中国人勢力が尖閣問題においてばらまき続ける宣伝がウソであることや、その親中反日のウソが台湾の国家主権自体を危うくするものであるということも、やがて理解するに至るのではないだろうか。
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台湾チャンネルのヒマワリ学生運動報道の動画
【台湾チャンネル】第26回、台北50万人デモと馬英九政権の欺瞞[桜H26/4/10]
http://youtu.be/Wmaj2tdNMlc
公開日: 2014/04/10
今回は中国とのサービス貿易協定に反対する台湾の学生運動の話題。3月30日の50万人デモ、4月1日の暴力団による挑発事件、そして同月7日の国会からの撤退宣言についてお伝えしながら、台湾人の理性と中国人(国民党の馬英九政権など)の反理性との対立という視点から今後の動向を考えます。キャスター:永山英樹・謝恵芝
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【台湾チャンネル】第27回、国会から学生撤退・新宿御苑の美しい台湾建築[桜H26/4/17]
http://youtu.be/KL_oSzNS8jc
公開日: 2014/04/17
日本と台湾の交流情報を、日本語と台湾の言語で同時にお送りする情報番組。
24日間の国会占拠を終え4月10日に名誉の撤退を果たした「ひまわり学生運動」ですが、中国出身の馬英九総統の国民党政権や中国共産党に大きな衝撃を与えた台湾人の闘争における歴史的意義を考えます。また都内の新宿御苑に建つ台湾風建築「台湾閣」をVTRで紹介し、かつて皇太子(後の昭和天皇)の御成婚を奉祝し、これを献上した当時の台湾住民の心を偲びます。
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【日台交流頻道】第27集、學運學生退出立法院˙新宿御苑內之美麗的台灣建築
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