中国の忠臣・鳩山由紀夫―人民日報で大いに語る
2014/04/09/Wed
中国の立場に立って安倍政権批判を繰り返す鳩山由紀夫元首相は最近、中共機関紙人民日報の取材を受けてエンジン全開。その談話は「靖国神社参拝は政治的約束に違反している」とのタイトルを付され、四月九日の同紙に掲載されたので、その内容を見てみよう。

昨年中国に招かれて訪中し、南京大虐殺記念館を参観した鳩山由紀夫。当時
発足したばかりの安倍政権を牽制する媚中行動だった

尖閣諸島を中国領土と仄めかす発言も行っている
―――目下、日中両国関係は国交正常化以来最悪の時期にある。中国が安倍晋三首相による昨年末の靖国神社参拝について表明した通り、「中国人民は彼を歓迎しない。中国の指導者もこのような日本の指導者とは対話しない」と言う状況だ。
こう前置きした上で次のように論じるのだ。
―――靖国神社問題に関して日中両国は、すでに一九九八年の日中共同宣言において、日本は「過去の一時期の中国への侵略によって中国国民に多大な災難と損害を与えた責任を痛感し、これに対し深い反省を表明」しなければならないと表明している。私は、このように政府間で約束を交わした以上、それを遵守すべきだと思う。そのため、もし日中共同声明に照らすなら、日本国総理大臣をはじめとする政治責任を担う政治家たちはA級戦犯を祀る靖国神社を参拝すれば、日本が政治文書において中国と交わした約束に違反することとなる。
―――歴史問題については、すでに日中両国間の敏感な政治、外交問題となっている。これらを解決するには、両国の先代の政治家が交わした日中関係に関する四つの政治文書及びそれらに依拠した両国首脳間の政治的合意の中で手掛かりを探さなくてはならない。
ここで言う日中関係に関する四つの政治文書とは何か。
毎日新聞の解説によればそれは「国交を正常化した日中共同声明(72年)、すべての紛争解決を武力や威嚇に訴えないことを確認し合った日中平和友好条約(78年)、両国首脳の相互訪問を決めた日中共同宣言(98年)、戦略的互恵関係推進を約束した日中共同声明(08年)。日中関係の礎と位置づけられる」というもの。中国政府はしばしばこれらを日本政府に突き付け、それらにおいて日本側が中国に譲歩し、歴史問題、台湾問題等に関して表明した文言を指し、それを拡大解釈した上で「遵守せよ」と強引に迫るわけだから、ヤクザに取らされた証文のようなものだ。
したがって鳩山由紀夫は中国の日本に対する圧迫、恫喝に加担しているに等しい。言わばヤクザの使い走りを演じているのだ。
だから次のようなセリフも平然と吐ける訳なのである。
―――今日中国は経済、軍事等の領域で急速な発展を遂げている。こうした大国に対し、日本は争いを続けるべきか、それとも中国への理解に基づき、すぐには結論を出しようもないこれらの問題の解決に向け、対話を通じた努力をなすべきか。答えははっきりしている。緊張を高める行為は止めるべきなのだ。
―――日中両国は隣国関係にあり、闘えば互いに傷つくが、もし交流を深めることができるなら、双方に巨大な利益がもたらされるだろう。
「中国は強くて怖い。だからそれと揉めるよりも、言いなりになった方が得だぞ」と言っているではないか。あの国の軍事的脅威の拡大も批判や抵抗をせず、「理解」を示せと言っている。
そしてこうも訴えるのだ。
―――両国政府間のハイレベルの対話が中断している目下の状況下で最も求められているのは民間交流の促進に努め、経済交流、青年交流などの方面で迅速に展開できる交流活動を系列的に実施し、それらを通じて両国政府間の信頼関係を増進することである。
これなども中国政府がいつも日本側に対して行うアピールのオウム返しだ。
つまり鳩山由紀夫は、「以商囲政」(中国との経済交流を深めて日本政府を包囲する)、「以民逼官」(同じく青年交流、民間交流を進めて日本政府を圧迫する)との中国の対日謀略に手を貸している訳なのだ。
こうした媚中売国の日本人は鳩山だけに限らず、政界、財界、メディア、文化界に腐るほど蔓延っているのだが、しかしその中でこの人物が殊更危険なのは、国内外に大きな影響力を持つ「元首相」なる肩書を有していることだろう。
鳩山は最後にこう締めくくる。
―――私が熱望するのは日本、中国、朝鮮半島が将来、それぞれが優勢さを充分に発揮して東アジア共同体を形成することだ。そのため私は日中関係の未来に大きな希望を抱いている。日中はお互いを必要とする重要なパートナーとなるものと固く信じている。
かつて民主党政権が掲げた「東アジア共同体」なるものが、実際には日本を中国の影響下に組み入れ、さらには北朝鮮、韓国の下に置く(反日国家と仲良くするとはそういうことだ)というものであるのは最早言うまでもない。

南京大虐殺記念館で揮毫した「友愛和平」。「対中従属」の意である
誰も鳩山の「東アジア共同体」構想など相手にしないと思うなかれ。少なくとも中国はその実現を夢見て、アジアの超大国の道を邁進しようとしているところだからだ。
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昨年中国に招かれて訪中し、南京大虐殺記念館を参観した鳩山由紀夫。当時
発足したばかりの安倍政権を牽制する媚中行動だった

尖閣諸島を中国領土と仄めかす発言も行っている
―――目下、日中両国関係は国交正常化以来最悪の時期にある。中国が安倍晋三首相による昨年末の靖国神社参拝について表明した通り、「中国人民は彼を歓迎しない。中国の指導者もこのような日本の指導者とは対話しない」と言う状況だ。
こう前置きした上で次のように論じるのだ。
―――靖国神社問題に関して日中両国は、すでに一九九八年の日中共同宣言において、日本は「過去の一時期の中国への侵略によって中国国民に多大な災難と損害を与えた責任を痛感し、これに対し深い反省を表明」しなければならないと表明している。私は、このように政府間で約束を交わした以上、それを遵守すべきだと思う。そのため、もし日中共同声明に照らすなら、日本国総理大臣をはじめとする政治責任を担う政治家たちはA級戦犯を祀る靖国神社を参拝すれば、日本が政治文書において中国と交わした約束に違反することとなる。
―――歴史問題については、すでに日中両国間の敏感な政治、外交問題となっている。これらを解決するには、両国の先代の政治家が交わした日中関係に関する四つの政治文書及びそれらに依拠した両国首脳間の政治的合意の中で手掛かりを探さなくてはならない。
ここで言う日中関係に関する四つの政治文書とは何か。
毎日新聞の解説によればそれは「国交を正常化した日中共同声明(72年)、すべての紛争解決を武力や威嚇に訴えないことを確認し合った日中平和友好条約(78年)、両国首脳の相互訪問を決めた日中共同宣言(98年)、戦略的互恵関係推進を約束した日中共同声明(08年)。日中関係の礎と位置づけられる」というもの。中国政府はしばしばこれらを日本政府に突き付け、それらにおいて日本側が中国に譲歩し、歴史問題、台湾問題等に関して表明した文言を指し、それを拡大解釈した上で「遵守せよ」と強引に迫るわけだから、ヤクザに取らされた証文のようなものだ。
したがって鳩山由紀夫は中国の日本に対する圧迫、恫喝に加担しているに等しい。言わばヤクザの使い走りを演じているのだ。
だから次のようなセリフも平然と吐ける訳なのである。
―――今日中国は経済、軍事等の領域で急速な発展を遂げている。こうした大国に対し、日本は争いを続けるべきか、それとも中国への理解に基づき、すぐには結論を出しようもないこれらの問題の解決に向け、対話を通じた努力をなすべきか。答えははっきりしている。緊張を高める行為は止めるべきなのだ。
―――日中両国は隣国関係にあり、闘えば互いに傷つくが、もし交流を深めることができるなら、双方に巨大な利益がもたらされるだろう。
「中国は強くて怖い。だからそれと揉めるよりも、言いなりになった方が得だぞ」と言っているではないか。あの国の軍事的脅威の拡大も批判や抵抗をせず、「理解」を示せと言っている。
そしてこうも訴えるのだ。
―――両国政府間のハイレベルの対話が中断している目下の状況下で最も求められているのは民間交流の促進に努め、経済交流、青年交流などの方面で迅速に展開できる交流活動を系列的に実施し、それらを通じて両国政府間の信頼関係を増進することである。
これなども中国政府がいつも日本側に対して行うアピールのオウム返しだ。
つまり鳩山由紀夫は、「以商囲政」(中国との経済交流を深めて日本政府を包囲する)、「以民逼官」(同じく青年交流、民間交流を進めて日本政府を圧迫する)との中国の対日謀略に手を貸している訳なのだ。
こうした媚中売国の日本人は鳩山だけに限らず、政界、財界、メディア、文化界に腐るほど蔓延っているのだが、しかしその中でこの人物が殊更危険なのは、国内外に大きな影響力を持つ「元首相」なる肩書を有していることだろう。
鳩山は最後にこう締めくくる。
―――私が熱望するのは日本、中国、朝鮮半島が将来、それぞれが優勢さを充分に発揮して東アジア共同体を形成することだ。そのため私は日中関係の未来に大きな希望を抱いている。日中はお互いを必要とする重要なパートナーとなるものと固く信じている。
かつて民主党政権が掲げた「東アジア共同体」なるものが、実際には日本を中国の影響下に組み入れ、さらには北朝鮮、韓国の下に置く(反日国家と仲良くするとはそういうことだ)というものであるのは最早言うまでもない。

南京大虐殺記念館で揮毫した「友愛和平」。「対中従属」の意である
誰も鳩山の「東アジア共同体」構想など相手にしないと思うなかれ。少なくとも中国はその実現を夢見て、アジアの超大国の道を邁進しようとしているところだからだ。
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