台湾政府が「頑張れ日本!全国行動委員会」尖閣行動に見せた迷惑顔に思う
2013/06/06/Thu
たとえばA、B、Cの三人がいて、最も体の大きいAが横暴にみなの秩序を乱す振る舞いを続け、善良なBとCを脅かしているとする。
穏やかな秩序を願うBは意を決し、Aを抑止しようと立ち上がったが、それがAを刺激して緊張が高まり、Cは揉め事に巻き込まれるのを恐れ、トラブルの原因であるAではなく、それを収拾しようとするBに対し、「騒ぎを起こすな。迷惑だ」と批判したとしたら、Cはその後どうなるのだろうか。たぶんそのままAに靡き、保身を図る可能性が高い。
こうした場面は、職場や学校、町内会、または友人間でも、日常的に見られるものだが、なぜこのようなことを書くかというと、「頑張れ日本!全国行動委員会」が五月二十六日、中国の尖閣諸島侵略攻勢が強化される中、日本の実効支配をアピールするため、尖閣諸島漁業活動を実施したのを受け、台湾外交部が翌二十七日、次のようにコメントを出したからだ。

魚釣島、北小島、南小島周辺で実施された「頑張れ日本」の漁業活動(左)。これの「取締」のため、中国監視船が領海侵犯を行い、接近して来た(右)。しかしこれに
対して台湾の馬英九政権は…
「日本右翼団体が中華民国の釣魚台列嶼の領海に進入して活動し、中国と日本の公船が相互に警告し合うなどの事態を引き起こしたことに注目している。こうした行為は中華民国の権益を損ね、情勢の緊張を高め、地域の安定と安全に影響を及ぼしている」
この場合は、まさにAが中国で、Bが日本(頑張れ日本)で、Cが台湾に該当するだろう。
Cこと台湾の馬英九政権はこれまで、中国の尖閣海域の侵入をほとんど非難したことがなく、中国との反日連携の動きが指摘されて来た。もし尖閣が中国に取られる事態に陥れば、日本の安全以上に台湾の国防が危機に瀕するにも関わらずにだ。
もっとも台中の反日連携の動きは、先頃の日台漁業協定の締結で当面は回避された。
同協定は日本側の大幅譲歩によるものだが、しかし台湾側も尖閣の領海への不進入を約しており、事実上日本の尖閣領有権を認めたに等しい。
台湾がここまで妥協できたのは、台湾国民が領土野心を抱く反日ナショナリズムに染まっていないことも大きい。
だが今後再び馬英九政権が中国の圧力に屈し、反日連携に走らないとは誰も言いきれまい。何しろ同政権を主導する在台中国人勢力は、いざとなればたとえ対日関係を損ねようとも、あるいは台湾の独立状態を失おうとも、保身に走って中国に投降する可能性がつねにあるからだ。
したがって尖閣諸島問題において日本の政府、国民は、同政権の動向につねに警戒を怠ってはならず、それと同時日本の尖閣防衛は台湾防衛に直結するということを台湾国民に訴えなければならない。
横暴なAによる秩序紊乱行為は、BとCとが共同で抑止するしかないのである。
こうした日台による東支那海共同防衛は、安倍政権が進める中国包囲網形成の一環として構想されるべきだろう。日本が共同防衛を訴えれば、それに呼応して奮起するのが、在台中国人勢力とは異なる台湾人の民族性というものである。
だが現実から言えば、さすがの安倍政権でも、やはり大胆な台湾への接近には躊躇いがあるだろう。そこでまずは日本国民が「日台連携」を求める声を挙げるべきだ。
【関連記事】
報告―尖閣「漁業活動」で中国の宣伝を打ち破る!(附:チャンネル桜の報道動画)2013/05/29
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2117.html
中国から見た「頑張れ日本!全国行動委員会」及びその尖閣漁業活動 2013/05/30
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2118.html
NHKが中国監視船の「漁船襲撃」を隠蔽―「頑張れ日本!全国行動委員会」の尖閣諸島漁業活動 2013/05/31
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2119.html
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穏やかな秩序を願うBは意を決し、Aを抑止しようと立ち上がったが、それがAを刺激して緊張が高まり、Cは揉め事に巻き込まれるのを恐れ、トラブルの原因であるAではなく、それを収拾しようとするBに対し、「騒ぎを起こすな。迷惑だ」と批判したとしたら、Cはその後どうなるのだろうか。たぶんそのままAに靡き、保身を図る可能性が高い。
こうした場面は、職場や学校、町内会、または友人間でも、日常的に見られるものだが、なぜこのようなことを書くかというと、「頑張れ日本!全国行動委員会」が五月二十六日、中国の尖閣諸島侵略攻勢が強化される中、日本の実効支配をアピールするため、尖閣諸島漁業活動を実施したのを受け、台湾外交部が翌二十七日、次のようにコメントを出したからだ。


魚釣島、北小島、南小島周辺で実施された「頑張れ日本」の漁業活動(左)。これの「取締」のため、中国監視船が領海侵犯を行い、接近して来た(右)。しかしこれに
対して台湾の馬英九政権は…
「日本右翼団体が中華民国の釣魚台列嶼の領海に進入して活動し、中国と日本の公船が相互に警告し合うなどの事態を引き起こしたことに注目している。こうした行為は中華民国の権益を損ね、情勢の緊張を高め、地域の安定と安全に影響を及ぼしている」
この場合は、まさにAが中国で、Bが日本(頑張れ日本)で、Cが台湾に該当するだろう。
Cこと台湾の馬英九政権はこれまで、中国の尖閣海域の侵入をほとんど非難したことがなく、中国との反日連携の動きが指摘されて来た。もし尖閣が中国に取られる事態に陥れば、日本の安全以上に台湾の国防が危機に瀕するにも関わらずにだ。
もっとも台中の反日連携の動きは、先頃の日台漁業協定の締結で当面は回避された。
同協定は日本側の大幅譲歩によるものだが、しかし台湾側も尖閣の領海への不進入を約しており、事実上日本の尖閣領有権を認めたに等しい。
台湾がここまで妥協できたのは、台湾国民が領土野心を抱く反日ナショナリズムに染まっていないことも大きい。
だが今後再び馬英九政権が中国の圧力に屈し、反日連携に走らないとは誰も言いきれまい。何しろ同政権を主導する在台中国人勢力は、いざとなればたとえ対日関係を損ねようとも、あるいは台湾の独立状態を失おうとも、保身に走って中国に投降する可能性がつねにあるからだ。
したがって尖閣諸島問題において日本の政府、国民は、同政権の動向につねに警戒を怠ってはならず、それと同時日本の尖閣防衛は台湾防衛に直結するということを台湾国民に訴えなければならない。
横暴なAによる秩序紊乱行為は、BとCとが共同で抑止するしかないのである。
こうした日台による東支那海共同防衛は、安倍政権が進める中国包囲網形成の一環として構想されるべきだろう。日本が共同防衛を訴えれば、それに呼応して奮起するのが、在台中国人勢力とは異なる台湾人の民族性というものである。
だが現実から言えば、さすがの安倍政権でも、やはり大胆な台湾への接近には躊躇いがあるだろう。そこでまずは日本国民が「日台連携」を求める声を挙げるべきだ。
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報告―尖閣「漁業活動」で中国の宣伝を打ち破る!(附:チャンネル桜の報道動画)2013/05/29
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