早くも破綻!「琉球は中国領」宣伝―石井望准教授の調査で「明国は日本の併合承認」(付:チャンネル桜報道動画)
2013/06/04/Tue
東亜の軍事的要衝である沖縄を日本からの切り離すため、日本の沖縄領有権を否定する中国のプロパガンダ工作が進行中だが、五月十日には中共中央宣伝部の指揮下にある香港紙文匯報が「中国が琉球の主権を獲得するのに理と根拠あり」と題する社説を掲げた。
それによると「事実上、琉球は古来の中国領土で、日本は武力と米国の庇護によって琉球と釣魚島を盗み取ったが、絶対に日本はそれらの主権を擁していない。もし琉球の帰属先を明らかにするのなら、歴史からも第二次大戦後の国際秩序に関わる条約からも、中国ははっきりとそれらを擁していると主張し、十分な法理、事実を根拠に国際社会の同意を勝ち取ることができる」という。
そしていかなる「法理、事実」の裏付けがあるかというと、それは次の二点らしい。
「琉球群島は明、清の時代、中国の藩属国で、その国王は中国皇帝の冊封を受けていた。一八七九年、日本政府は武力で琉球を併呑し、沖縄県と改名させた」
「一九四五年、日本は第二次大戦で敗れ、カイロ宣言とポツダム宣言により、日本は侵略して獲得した土地を放棄し、本州、北海道、九州、四国だけが残されると規定された。しかし一九七〇年、日米サンフランシスコ条約(※沖縄返還協定の誤り)で、米国は琉球と釣魚島を日本へ渡し、日本による奪い取りを助けようと企んだ」
戦後の日本の領土の画定は一九五二年発効のサンフランシスコ条約に基づき行われており、カイロ宣言、ポツダム宣言が領土の関して何を「規定」しようと、それらはすべて無効なのだ。
従って、ここで問題にすべきは沖縄が、「明、清の時代、中国の藩属国で、その国王は中国皇帝の冊封を受けていた」ため、これに関する主権が中国に帰属するかどうかであるが、中国にここまで自信満々に領有権を宣伝されると、沖縄史について知識が足りない日本国民の多くは「そういうものか」との印象を抱いてしまうはずだ。知識がまったくない国際社会に至っては、もっと簡単に騙されることだろう。
そうしたなか、中国の主張を見事覆す調査結果を発表したのが長崎純心大学の石井望准教授だ。
六月四日の八重山日報によると、「江戸時代初期に起きた薩摩藩の琉球国侵攻と併合に対し、当時の明国高官が『皇帝が大赦(赦免)を行った』と述べ、公式に容認していた」「歴史的には400年前、明国が琉球国の日本帰属に同意して」いたことを明らかにした。

一面トップを飾った石井氏の調査結果。中国政府はさぞ狼狽
していよう
記事を詳しく見てみよう。
―――薩摩藩は1609年、琉球国に侵攻した。石井氏によると、明朝廷の議事録「皇明実録」に薩摩の琉球侵攻と明国の反応について記述があり、日本の国立公文書館所蔵の写本で確認できる。
―――1617年、日本から福建省に渡航した徳川幕府の使者、明石道友に対し、福建省の海防と外交の担当者だった韓仲雍が、日本はなぜ琉球を侵奪したのかと質問。明石は、薩摩の琉球侵攻は家康の代で済んだことであり、この件は薩摩を追究してほしい、と答えた。
―――韓仲雍は「汝の琉球を併する、及び琉球のひそかに汝に役属するは、また皆、わが天朝の赦前の事なり」(日本の琉球併合と、琉球が日本に服属したことは、3年前の皇太后崩御時に明の皇帝が大赦を行った前の出来事だ)と発言。8年前の琉球侵攻は、皇帝による「大赦」の対象であるとして不問に付し、公式に容認した。

「皇明実録」の記事
―――韓仲雍はさらに「まさにみずから、彼の國(琉球)に向かいてこれを議すべし」と述べている。「みずから」は明とも日本とも解釈できるが、石井氏は「この問題は済んだことなので、明国も日本もそれぞれ勝手に琉球と談判しようという意味だろう。いずれにしても、明国が日本による琉球併合に同意していたことに変わりはない」と指摘した。
―――石井氏によると、琉球国の帰属問題をめぐり、明国が公式に日本帰属に同意していたことを論じた研究はこれまでにないという。
―――石井氏は「明国は琉球人の案内によって使者が琉球に渡航していただけであり、琉球に援軍を送ることは不可能だった。高官が(琉球の領有同意を示す)『大赦』という言葉を使ったのも、なかばメンツのために過ぎない」と分析している。
琉球国が冊封を受け、朝貢を行うなど、中国(明)に藩属していた時代でも、同国は日本に帰属し、それを中国側も認めていたというのが事実なのだ。
この認識を、まず国内で広めたい。
石井氏はこれまで、明清時代の中国が尖閣諸島を自国領土と認識していなかった事実を、当時のあの国の記録に基づき明らかにし、その都度プロパガンダを打ち破られる中国は、何の反論もできず、沈黙を通している。
おそらく今回の調査結果に対しても、何も反論できないことだろう。
なお八重山日報は、琉球侵攻と明国の反応に関する石井氏の寄稿を近日中に掲載するとのことだ。
【過去の石井准教授関連記事】
尖閣を琉球領と見ていた明国使節/産経報道への中国の反論見たい 12/07/17
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-1904.htm
尖閣問題―産経記事に反論加えた中国「歴史捏造学者」の限界と醜態 12/08/02
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新発見の「尖閣史実」(皇明実録)に「中国の主張」を覆す威力 13/01/22
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2023.html
中国政府「尖閣」主張を粉砕する「重大史実」!―石井望准教授が『大明一統志』で明らかに 13/02/09
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中国主張の「明国の尖閣支配」―石井望准教授が駄目押しの「否定」 (付:解説動画)13/02/13
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2042.html
「尖閣史料」また発見!「中国の主張」破る石井望准教授(附:石井氏講演会の案内)13/03/20
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2072.html
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チャンネル桜の報道動画
【石井望】新事実!「日本の琉球領有」は中国も認めていた[桜H25/5/27]
何としても第一列島線に橋頭堡を築きたい中国は、近代国際法の論争では日本に勝ち目が¬無いために、常に「歴史的経緯」を根拠に尖閣の領有権を主張してきた。今度はその駆け¬引きの一環として「琉球は明国の朝貢国だったので中国に帰属するべきである」との珍論¬を繰り出し、あたかも大幅に譲歩して尖閣のみの領有に留めたとの印象を世界に植え付け¬ようと画策している。このような世迷い言は国際法で一蹴して終わりではあるのだが、性¬の悪いプロパガンダを世界に振り撒かれては今後に禍根を残す可能性もあるので、彼らの¬言う「歴史的経緯」を記した明王朝の公式文書を以てその主張を粉砕するのが最善の対応¬であろう。そこで再びご登場願ったのが、中共の言うところの「尖閣領有根拠」を、彼ら¬自身の史料を基に完全粉砕してきた石井望准教授でる。中共の付け焼き刃の「歴史主張」¬がどれほどデタラメなものであるのか、今回も存分にその嘘を暴いていただきます。
それによると「事実上、琉球は古来の中国領土で、日本は武力と米国の庇護によって琉球と釣魚島を盗み取ったが、絶対に日本はそれらの主権を擁していない。もし琉球の帰属先を明らかにするのなら、歴史からも第二次大戦後の国際秩序に関わる条約からも、中国ははっきりとそれらを擁していると主張し、十分な法理、事実を根拠に国際社会の同意を勝ち取ることができる」という。
そしていかなる「法理、事実」の裏付けがあるかというと、それは次の二点らしい。
「琉球群島は明、清の時代、中国の藩属国で、その国王は中国皇帝の冊封を受けていた。一八七九年、日本政府は武力で琉球を併呑し、沖縄県と改名させた」
「一九四五年、日本は第二次大戦で敗れ、カイロ宣言とポツダム宣言により、日本は侵略して獲得した土地を放棄し、本州、北海道、九州、四国だけが残されると規定された。しかし一九七〇年、日米サンフランシスコ条約(※沖縄返還協定の誤り)で、米国は琉球と釣魚島を日本へ渡し、日本による奪い取りを助けようと企んだ」
戦後の日本の領土の画定は一九五二年発効のサンフランシスコ条約に基づき行われており、カイロ宣言、ポツダム宣言が領土の関して何を「規定」しようと、それらはすべて無効なのだ。
従って、ここで問題にすべきは沖縄が、「明、清の時代、中国の藩属国で、その国王は中国皇帝の冊封を受けていた」ため、これに関する主権が中国に帰属するかどうかであるが、中国にここまで自信満々に領有権を宣伝されると、沖縄史について知識が足りない日本国民の多くは「そういうものか」との印象を抱いてしまうはずだ。知識がまったくない国際社会に至っては、もっと簡単に騙されることだろう。
そうしたなか、中国の主張を見事覆す調査結果を発表したのが長崎純心大学の石井望准教授だ。
六月四日の八重山日報によると、「江戸時代初期に起きた薩摩藩の琉球国侵攻と併合に対し、当時の明国高官が『皇帝が大赦(赦免)を行った』と述べ、公式に容認していた」「歴史的には400年前、明国が琉球国の日本帰属に同意して」いたことを明らかにした。

一面トップを飾った石井氏の調査結果。中国政府はさぞ狼狽
していよう
記事を詳しく見てみよう。
―――薩摩藩は1609年、琉球国に侵攻した。石井氏によると、明朝廷の議事録「皇明実録」に薩摩の琉球侵攻と明国の反応について記述があり、日本の国立公文書館所蔵の写本で確認できる。
―――1617年、日本から福建省に渡航した徳川幕府の使者、明石道友に対し、福建省の海防と外交の担当者だった韓仲雍が、日本はなぜ琉球を侵奪したのかと質問。明石は、薩摩の琉球侵攻は家康の代で済んだことであり、この件は薩摩を追究してほしい、と答えた。
―――韓仲雍は「汝の琉球を併する、及び琉球のひそかに汝に役属するは、また皆、わが天朝の赦前の事なり」(日本の琉球併合と、琉球が日本に服属したことは、3年前の皇太后崩御時に明の皇帝が大赦を行った前の出来事だ)と発言。8年前の琉球侵攻は、皇帝による「大赦」の対象であるとして不問に付し、公式に容認した。

「皇明実録」の記事
―――韓仲雍はさらに「まさにみずから、彼の國(琉球)に向かいてこれを議すべし」と述べている。「みずから」は明とも日本とも解釈できるが、石井氏は「この問題は済んだことなので、明国も日本もそれぞれ勝手に琉球と談判しようという意味だろう。いずれにしても、明国が日本による琉球併合に同意していたことに変わりはない」と指摘した。
―――石井氏によると、琉球国の帰属問題をめぐり、明国が公式に日本帰属に同意していたことを論じた研究はこれまでにないという。
―――石井氏は「明国は琉球人の案内によって使者が琉球に渡航していただけであり、琉球に援軍を送ることは不可能だった。高官が(琉球の領有同意を示す)『大赦』という言葉を使ったのも、なかばメンツのために過ぎない」と分析している。
琉球国が冊封を受け、朝貢を行うなど、中国(明)に藩属していた時代でも、同国は日本に帰属し、それを中国側も認めていたというのが事実なのだ。
この認識を、まず国内で広めたい。
石井氏はこれまで、明清時代の中国が尖閣諸島を自国領土と認識していなかった事実を、当時のあの国の記録に基づき明らかにし、その都度プロパガンダを打ち破られる中国は、何の反論もできず、沈黙を通している。
おそらく今回の調査結果に対しても、何も反論できないことだろう。
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「尖閣史料」また発見!「中国の主張」破る石井望准教授(附:石井氏講演会の案内)13/03/20
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【石井望】新事実!「日本の琉球領有」は中国も認めていた[桜H25/5/27]
何としても第一列島線に橋頭堡を築きたい中国は、近代国際法の論争では日本に勝ち目が¬無いために、常に「歴史的経緯」を根拠に尖閣の領有権を主張してきた。今度はその駆け¬引きの一環として「琉球は明国の朝貢国だったので中国に帰属するべきである」との珍論¬を繰り出し、あたかも大幅に譲歩して尖閣のみの領有に留めたとの印象を世界に植え付け¬ようと画策している。このような世迷い言は国際法で一蹴して終わりではあるのだが、性¬の悪いプロパガンダを世界に振り撒かれては今後に禍根を残す可能性もあるので、彼らの¬言う「歴史的経緯」を記した明王朝の公式文書を以てその主張を粉砕するのが最善の対応¬であろう。そこで再びご登場願ったのが、中共の言うところの「尖閣領有根拠」を、彼ら¬自身の史料を基に完全粉砕してきた石井望准教授でる。中共の付け焼き刃の「歴史主張」¬がどれほどデタラメなものであるのか、今回も存分にその嘘を暴いていただきます。
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