尖閣問題―昔日と異なる「台湾」/国民党政権を甘く見るな!
2012/10/10/Wed
十月十日は台湾の中華民国の国慶節(建国記念日のようなもの)。東京でも毎年この時期になると、駐日代表処(駐日大使館)の主催による祝賀レセプションが盛大に開催され、在日台湾人や、国会議員などを含む日本人が大勢参加する。
今年のそれは十月五日に開かれた。尖閣問題で日台の対立が高まる中、果たしてどれほどの日本人が参加するかに注目が集まった。
尖閣の国有化に抗議して九月十二日に帰国したはずの沈斯淳駐日代表(駐日大使)がその前日、「こそこそと日本へ戻った」(台湾メディア)のは、きっとレセプションのためだろう。
駐日代表にとってこの催しは、日本の国会議員などとの繋がりを深める大切な機会ではあろうが、しかしどの面下げて日本人の前に現れると言うのだろう。
しかしそんな心配は無用だったのではないか。なぜならこれまで日台は「話せば分かり合える間柄」できたからだ。
日本の対台湾交流窓口である交流協会の大橋光夫会長が来場するや、出迎えた沈斯淳代表と抱き合ったそうだ。

日本へ戻った沈斯淳駐日代表(左3)。国会議員らを出迎えた
この日、沈斯淳代表は尖閣国有化には言及しなかった。日本側からも「喧嘩は悪いことではない。かえってさらに仲良くなる」といったスピーチが続いた。かくして会場の雰囲気は和気藹藹。日本政府は漁業交渉の再開を決めるなど、対台湾関係の改善を急いでおり、そうしたこともこの日の友好的雰囲気を高めたようだ。
大橋会長も挨拶の中で、「雨降って地固まる」と述べながら、交渉再開の方針に言及していた。
ある。
その発言は台湾のテレビニュースによって報じられた。しかしそこで気になったのは、呉敦義副総統の次のような発言も併せて伝えられたことだ。
「日本側の譲歩は(漁船団を組んで日本の領海に入った)漁民のおかげだ」
「雨降って地固まる」といった発言が、台湾の反日攻勢に屈服した日本側の敗北宣言と受け止められていないことを祈るばかりである。
国会議員の数は例年より少なかったようだ。領土問題に関わる敏感な時期に、うっかり出席できないとの思いも、議員たちにはあったはずだ。事実、台北で十日に開催された国慶節の式典では、訪台した日本の国会議員団が、馬英九総統が尖閣問題に言及することを事前に知り、急遽出席を取りやめている。

国慶節式典で尖閣諸島の領有権を強調した馬英九総
統。台湾の政権は昔日とは異なる
このように、「話せば分かる間柄」というものは、過去のものになりつつあるかに見える。
台湾に対し、日本が漁業交渉の再開を求めたのに対し、ほぼ時を同じくして中国は、反日提携の呼び掛けを強化し始めた。九月十五日には国務院台湾弁公室の王毅主任が、「民族の大義の前で、両岸の民衆は異なりを乗り越え、一致して外国に対処すべきだ」と、訪中した国民党の連戦名誉主席、林豊正副主席らを前に訴えている。
中国政府高官が台湾側に「共同抗日」を呼びかけたのは初めてだ。

台湾との反日連帯を訴えた国務院台湾弁公室の王毅主任
中国という共通の敵を前にするからこそ、「話せば分かる間柄」だった日台だが、今や台湾の国民党政権は中国を敵と見ようとせず、それに尻尾を振っている。尖閣問題における同政権の反日の背後に、中国からの要請がないなどと誰も言えないのである。
実際に台湾国内では、そのことに懸念が抱かれている。
東京の会場では、民進党政権時代には台湾独立を支持していた日本人たちの姿もぽつりぽつり見られた。その数は昨年よりもさらに増えたとか。
中華民国の国慶節は一九一一年の辛亥革命(台湾とは無関係の中国内戦)を記念するもので、いわば中華民国体制を正当化する思想統制の一環としての記念日である。
そのため独立支持派はこれまで、東京でのレセプションへの参加ボイコットを呼びかけたこともあったわけだが、籠絡でもされたのだろうか。しかし国民党や中国から見れば弱者の「変節」としか見えず、中国人の日本に対する侮りを助長しかねない。
こうした敵、味方もわきまえず、ただただ「日台友好」に浮かれる日本人の安直さもまた、誤ったメッセージを送ることになる。

中華民国の「誕生日」を祝うのが日台友好か
東支那海に迫り来る脅威の前で、日本が台湾との関係改善を求めるのは当然のことではある。しかし繰り返すが、今の台湾政権は昔日のそれとは異なるものがあるのである。
尖閣問題を巡る対立では、非は台湾の側だけにあるのである。したがって日本側には、政府であれ民間であれ、毅然とした姿勢が求められているのだ。
日台の「話せば分かる間柄」を支える大きな一つに、台湾人の日本に対する信頼感、友情がある。
そうした台湾の人々に対し、尖閣諸島の領有権は日本に属すると言う真実を理解するよう、毅然として、そして誠意をこめて訴えるべきだろう。
また中華民国体制が「一つの中国」との虚構の上に成り立つがゆえに、つねに中国と連携して反日へと向かい、ついには台湾を中国に売り飛ばしけねない危険性があることも、伝えて行かなくてはならないのだ。
*******************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。
↓↓

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php
link.php
10.12 反日メディア連続抗議行動~安倍バッシングを許すな!第二弾!次はみのもんた「TBS」だ!
日時・内容
平成24年10月12日(金曜日)
12時00分 TBSテレビ入口前(~14時)
(東京都港区赤坂5-3-6)
千代田線「赤坂駅」直通
銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」から徒歩約5分
南北線・銀座線「溜池山王駅」から徒歩約5分
※ プラカード持参可(民族差別的なものは禁止)
※ 国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。
主催・お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/
10.13 安倍救国内閣樹立!反日メディア糾弾!国民大行動
日時・内容
平成24年10月13日(土)
12時00分 「常盤橋公園」集合
(千代田区大手町2-7-2)
半蔵門線「三越前駅」から徒歩2分
13時00分 「常盤橋公園」デモ行進出発
14時00分 「桜田公園」 デモ行進到着
(港区新橋3-16-3)
その後、JR新橋駅前「SL広場」で街頭演説
※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。
主催・お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/
今年のそれは十月五日に開かれた。尖閣問題で日台の対立が高まる中、果たしてどれほどの日本人が参加するかに注目が集まった。
尖閣の国有化に抗議して九月十二日に帰国したはずの沈斯淳駐日代表(駐日大使)がその前日、「こそこそと日本へ戻った」(台湾メディア)のは、きっとレセプションのためだろう。
駐日代表にとってこの催しは、日本の国会議員などとの繋がりを深める大切な機会ではあろうが、しかしどの面下げて日本人の前に現れると言うのだろう。
しかしそんな心配は無用だったのではないか。なぜならこれまで日台は「話せば分かり合える間柄」できたからだ。
日本の対台湾交流窓口である交流協会の大橋光夫会長が来場するや、出迎えた沈斯淳代表と抱き合ったそうだ。

日本へ戻った沈斯淳駐日代表(左3)。国会議員らを出迎えた
この日、沈斯淳代表は尖閣国有化には言及しなかった。日本側からも「喧嘩は悪いことではない。かえってさらに仲良くなる」といったスピーチが続いた。かくして会場の雰囲気は和気藹藹。日本政府は漁業交渉の再開を決めるなど、対台湾関係の改善を急いでおり、そうしたこともこの日の友好的雰囲気を高めたようだ。
大橋会長も挨拶の中で、「雨降って地固まる」と述べながら、交渉再開の方針に言及していた。
ある。
その発言は台湾のテレビニュースによって報じられた。しかしそこで気になったのは、呉敦義副総統の次のような発言も併せて伝えられたことだ。
「日本側の譲歩は(漁船団を組んで日本の領海に入った)漁民のおかげだ」
「雨降って地固まる」といった発言が、台湾の反日攻勢に屈服した日本側の敗北宣言と受け止められていないことを祈るばかりである。
国会議員の数は例年より少なかったようだ。領土問題に関わる敏感な時期に、うっかり出席できないとの思いも、議員たちにはあったはずだ。事実、台北で十日に開催された国慶節の式典では、訪台した日本の国会議員団が、馬英九総統が尖閣問題に言及することを事前に知り、急遽出席を取りやめている。

国慶節式典で尖閣諸島の領有権を強調した馬英九総
統。台湾の政権は昔日とは異なる
このように、「話せば分かる間柄」というものは、過去のものになりつつあるかに見える。
台湾に対し、日本が漁業交渉の再開を求めたのに対し、ほぼ時を同じくして中国は、反日提携の呼び掛けを強化し始めた。九月十五日には国務院台湾弁公室の王毅主任が、「民族の大義の前で、両岸の民衆は異なりを乗り越え、一致して外国に対処すべきだ」と、訪中した国民党の連戦名誉主席、林豊正副主席らを前に訴えている。
中国政府高官が台湾側に「共同抗日」を呼びかけたのは初めてだ。

台湾との反日連帯を訴えた国務院台湾弁公室の王毅主任
中国という共通の敵を前にするからこそ、「話せば分かる間柄」だった日台だが、今や台湾の国民党政権は中国を敵と見ようとせず、それに尻尾を振っている。尖閣問題における同政権の反日の背後に、中国からの要請がないなどと誰も言えないのである。
実際に台湾国内では、そのことに懸念が抱かれている。
東京の会場では、民進党政権時代には台湾独立を支持していた日本人たちの姿もぽつりぽつり見られた。その数は昨年よりもさらに増えたとか。
中華民国の国慶節は一九一一年の辛亥革命(台湾とは無関係の中国内戦)を記念するもので、いわば中華民国体制を正当化する思想統制の一環としての記念日である。
そのため独立支持派はこれまで、東京でのレセプションへの参加ボイコットを呼びかけたこともあったわけだが、籠絡でもされたのだろうか。しかし国民党や中国から見れば弱者の「変節」としか見えず、中国人の日本に対する侮りを助長しかねない。
こうした敵、味方もわきまえず、ただただ「日台友好」に浮かれる日本人の安直さもまた、誤ったメッセージを送ることになる。

中華民国の「誕生日」を祝うのが日台友好か
東支那海に迫り来る脅威の前で、日本が台湾との関係改善を求めるのは当然のことではある。しかし繰り返すが、今の台湾政権は昔日のそれとは異なるものがあるのである。
尖閣問題を巡る対立では、非は台湾の側だけにあるのである。したがって日本側には、政府であれ民間であれ、毅然とした姿勢が求められているのだ。
日台の「話せば分かる間柄」を支える大きな一つに、台湾人の日本に対する信頼感、友情がある。
そうした台湾の人々に対し、尖閣諸島の領有権は日本に属すると言う真実を理解するよう、毅然として、そして誠意をこめて訴えるべきだろう。
また中華民国体制が「一つの中国」との虚構の上に成り立つがゆえに、つねに中国と連携して反日へと向かい、ついには台湾を中国に売り飛ばしけねない危険性があることも、伝えて行かなくてはならないのだ。
*******************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。
↓↓

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php
link.php
10.12 反日メディア連続抗議行動~安倍バッシングを許すな!第二弾!次はみのもんた「TBS」だ!
日時・内容
平成24年10月12日(金曜日)
12時00分 TBSテレビ入口前(~14時)
(東京都港区赤坂5-3-6)
千代田線「赤坂駅」直通
銀座線・丸の内線「赤坂見附駅」から徒歩約5分
南北線・銀座線「溜池山王駅」から徒歩約5分
※ プラカード持参可(民族差別的なものは禁止)
※ 国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。
主催・お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/
10.13 安倍救国内閣樹立!反日メディア糾弾!国民大行動
日時・内容
平成24年10月13日(土)
12時00分 「常盤橋公園」集合
(千代田区大手町2-7-2)
半蔵門線「三越前駅」から徒歩2分
13時00分 「常盤橋公園」デモ行進出発
14時00分 「桜田公園」 デモ行進到着
(港区新橋3-16-3)
その後、JR新橋駅前「SL広場」で街頭演説
※プラカード持参可(ただし、民族差別的なものは禁止)
※国旗以外の旗類・拡声器の持込はご遠慮下さい。
主催・お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会
TEL 03-5468-9222
http://www.ganbare-nippon.net/
スポンサーサイト