羽田空港で「台湾」のために行動し「日本」の名誉を守った職員のエピソード
2012/08/10/Fri
以下は羽田空港に勤務するAさんから聞いた話だ。
国際線ターミナルの出発階にある「情報ひろば」の入国管理局のコーナーには、各国のパスポートの展示見本が並んでいるが、Aさんが前々から気になっていたのが、台湾のパスポートについて、「中国(台湾)」と表示されていたことだ。
ちなみに香港パスポートに関しては「中国(香港)」とあった。もちろんそれは中国領香港だから問題なしとしても、しかし台湾は中国領などではない。

羽田空港国際ターミナルの「情報広場」。そこには台湾人には見せられないものが
「国や地域の名称は法務省で使っている統計、報告書で使用している表記に合わせてある」との表示もあったとか。
要するに法務省入国管理局による外国人登録では、「台湾」は不条理にも「中国」とされ、登録上「中国」国籍を押しつけられる在日台湾人を苦しめてきたが、ここでもそんなバカなことが反映されていたわけだ。
そうした中、今年七月に外国人登録が廃止され、在日外国人に公布される外国人登録証が在留カードに切り替えられたのを機に、在日台湾人の出身地表記も「中国」から「台湾」へと改められた。
そこでそのことを知っていたAさんは、思い切って「情報ひろば」備え付けの入管宛の意見箱に、「台湾のパスポートの説明書きも「中国(台湾)」から台湾に直して」との要望を入れたそうだ。
こうした行動はささやかなことのようではあるが、実はそんなことはない。普通の人なら「台湾(中国)」に違和感すら抱かないだろう。違和感は持ったとしても、他人(台湾)のためにそこまでやる者はどれだけいるだろう。
そしてその結果、見事「台湾」に改められたと言う。

要望通り「中国(台湾)」が「台湾」に変わった
これで台湾人の乗客も、あんな展示で尊厳を傷つけられ、日本の台湾人への仕打ちに不信感を抱くこともなくなるはず。大きな「戦果」だ。
さて、なぜ外国人登録で「中国」と誤表記されていたかだが、それは中国が台湾併呑を正当化するために「一つの中国」との虚構宣伝を行っているからだ。
入管はそれに騙されたと言うより、騙されたふりをしていた。ただただ中国の宣伝圧力に屈してだけなのだ。
こんな人々が日本の入国管理をやっているのである。「中国(台湾)」の表示と、「法務省の表記に合わせてある」との言い訳文は、そうした事勿れ主義の無様な象徴と言えた。
しかし「台湾併呑」の正当化など許していいのだろうか。それはすなわち「アジア・太平洋地域における覇権確立」を意味するのだ。困るのは台湾だけではなく、日本もなのである。
「今後とも国のために自分でできることを頑張りたい」と話していたAさん。国を思う良識の人と見受けるが、実際に今回はこのようにして、台湾人の前で日本の国の名誉を守ったばかりか、危険極まりない「一つの中国」の宣伝をも打ち破ることにも成功している。
もっとも政治的な話はどうであれ、日本の強みは「まごころ」だ。あるいは「まごころ」に発する「勇気」である。
東日本大震災の被災地に対して多大な友情を寄せてくれたほど、台湾の人々は日本の得難い友人と言えるが、その友人の心の苦しみにも気付かないようでは、日本も落ちるところまで落ちたとなろう。しかし政府の堕落をよそに、国民の「まごころ」はまだまだ健在だと、この羽田空港のエピソードは教えてくれる。
台湾の人々にも、この話は伝えたい。
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「愛台湾」納涼会(台湾研究フォーラム第156回定例会)

日時 8月11日(土)午後6時~8時
場所 台南担仔麺新宿店(東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-1)
西武新宿駅[北口]から徒歩約2分
内容 台湾料理を楽しみながら懇親を深め、台湾建国運動への英気を養う。
会費 3000円(飲み放題)
主催 台湾研究フォーラム
申し込み mamoretaiwan@gmail.com 090-4138-6397
国際線ターミナルの出発階にある「情報ひろば」の入国管理局のコーナーには、各国のパスポートの展示見本が並んでいるが、Aさんが前々から気になっていたのが、台湾のパスポートについて、「中国(台湾)」と表示されていたことだ。
ちなみに香港パスポートに関しては「中国(香港)」とあった。もちろんそれは中国領香港だから問題なしとしても、しかし台湾は中国領などではない。

羽田空港国際ターミナルの「情報広場」。そこには台湾人には見せられないものが
「国や地域の名称は法務省で使っている統計、報告書で使用している表記に合わせてある」との表示もあったとか。
要するに法務省入国管理局による外国人登録では、「台湾」は不条理にも「中国」とされ、登録上「中国」国籍を押しつけられる在日台湾人を苦しめてきたが、ここでもそんなバカなことが反映されていたわけだ。
そうした中、今年七月に外国人登録が廃止され、在日外国人に公布される外国人登録証が在留カードに切り替えられたのを機に、在日台湾人の出身地表記も「中国」から「台湾」へと改められた。
そこでそのことを知っていたAさんは、思い切って「情報ひろば」備え付けの入管宛の意見箱に、「台湾のパスポートの説明書きも「中国(台湾)」から台湾に直して」との要望を入れたそうだ。
こうした行動はささやかなことのようではあるが、実はそんなことはない。普通の人なら「台湾(中国)」に違和感すら抱かないだろう。違和感は持ったとしても、他人(台湾)のためにそこまでやる者はどれだけいるだろう。
そしてその結果、見事「台湾」に改められたと言う。

要望通り「中国(台湾)」が「台湾」に変わった
これで台湾人の乗客も、あんな展示で尊厳を傷つけられ、日本の台湾人への仕打ちに不信感を抱くこともなくなるはず。大きな「戦果」だ。
さて、なぜ外国人登録で「中国」と誤表記されていたかだが、それは中国が台湾併呑を正当化するために「一つの中国」との虚構宣伝を行っているからだ。
入管はそれに騙されたと言うより、騙されたふりをしていた。ただただ中国の宣伝圧力に屈してだけなのだ。
こんな人々が日本の入国管理をやっているのである。「中国(台湾)」の表示と、「法務省の表記に合わせてある」との言い訳文は、そうした事勿れ主義の無様な象徴と言えた。
しかし「台湾併呑」の正当化など許していいのだろうか。それはすなわち「アジア・太平洋地域における覇権確立」を意味するのだ。困るのは台湾だけではなく、日本もなのである。
「今後とも国のために自分でできることを頑張りたい」と話していたAさん。国を思う良識の人と見受けるが、実際に今回はこのようにして、台湾人の前で日本の国の名誉を守ったばかりか、危険極まりない「一つの中国」の宣伝をも打ち破ることにも成功している。
もっとも政治的な話はどうであれ、日本の強みは「まごころ」だ。あるいは「まごころ」に発する「勇気」である。
東日本大震災の被災地に対して多大な友情を寄せてくれたほど、台湾の人々は日本の得難い友人と言えるが、その友人の心の苦しみにも気付かないようでは、日本も落ちるところまで落ちたとなろう。しかし政府の堕落をよそに、国民の「まごころ」はまだまだ健在だと、この羽田空港のエピソードは教えてくれる。
台湾の人々にも、この話は伝えたい。
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西武新宿駅[北口]から徒歩約2分
内容 台湾料理を楽しみながら懇親を深め、台湾建国運動への英気を養う。
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