広島平和記念式典-中国の「侮り」招く空虚な反核アピール
2012/08/06/Mon
軍備拡張に狂奔する核保有国が中国だ。
どこの国からも攻められようとしていないにもかかわらず、過剰に他国に猜疑心、警戒感を抱き、国防のためと称して軍拡にいそしみ、その軍事力を背景に周辺諸国を恫喝し、自らの影響下に組み入れなければいられないと言わんばかりではないか。
そういった歪んだ民族情念の発露を見るにつけ、この国の存在自体が、日本にとっては不可抗の「自然災害」とすら思えてくる。なぜなら、この国とはとても心を通わすこともできないと思えるからだ。
だから本八月六日、私は「原爆の日」を迎えた広島市の平和記念式典に合わせ、犠牲者に黙とうを捧げ、恒久平和の実現を祈念しながら、そして祈念をすればするほど、中国共産党政権が存在する限り、東アジアには平和は到来しないとの認識を新たにするばかりだったのである。
黙祷の後、放送で松井一実・広島市長の読み上げる「平和宣言」を聞いた。
その中で松井市長は、核保有国の指導者に広島訪問を呼び掛けた。訪問させて原爆被害の凄惨さを知らせ、核兵器廃絶に向かわせようと言うわけだろう。
しかし、あまりにも子供染みた呼びかけではないか。

たとえば中国の指導者がやって来て、広島での凄惨さを理解したとする。するとおそらくその中国人は、日本の轍だけは踏んではならないと痛感し、自国の核武装の選択の正しさを改めて確認し、富国強兵の決意を新たにするだけだろう。
式典では市長の宣言に次いで、子供たちによる「子供宣言」が行われ、各国とお互い尊重し合うことが平和への道だと言った主張が行われたが、純真な子どもたちを使い、ずいぶん馬鹿な演出をするものだと思った。
中国と尊重し合えば平和は達成されるだろうか。たとえば日本が中国を「尊重」し、自らの脅威増大を「平和的発展」とする中国の宣伝を無批判に受け入れ、核兵器を背景にした軍事恫喝にも大人しく屈服し続ければ、たしかに「中国支配下の平和」は訪れよう。
そして国内の反日分子も、それをよしとするのだろう。しかしこうした勢力は、そのようにして日本が「第二のチベット・ウイグル」に転落することの恐ろしさをまだよく分かっていない。
野田佳彦首相も演説に立った。
「核兵器のない世界の実現に向けて、国際社会も確かな歩みを進めている。核兵器保有国の間でも、昨年、米露の新STARTが発効した。こうした動きを発展させ、世界全体の大きなうねりにしていかなければ」と述べたが、「核兵器のない世界」を実現する前にやるべきことは「中共のない世界」を作り出すことではないのか。
本気で「核兵器のない世界」を希求するなら、少なくても中共だけは解体しなければならないだろう。
もし、そこまで考えないまま無責任な話をしたと言うなら、中共から侮られるばかりである。

核兵器を信奉する中共は、日本国民の核アレルギーを
日本の弱点と見ている。写真はあの国の核実験
子供染みた、そして空虚な反核アピールイベントとの感も拭えない平和記念式典だったが、核兵器を信奉する中共はすでに、こうした過剰な核アレルギーこそ日本の弱点だと見て取っていることだろう。
そして今後いかに「核の恫喝」を通じ、日本を従属させるかを研究しているに違いない。
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「愛台湾」納涼会(台湾研究フォーラム第156回定例会)

日時 8月11日(土)午後6時~8時
場所 台南担仔麺新宿店(東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-1)
西武新宿駅[北口]から徒歩約2分
内容 台湾料理を楽しみながら懇親を深め、台湾建国運動への英気を養う。
会費 3000円(飲み放題)
主催 台湾研究フォーラム
申し込み mamoretaiwan@gmail.com 090-4138-6397
電子言論マガジン「言志」01号が刊行
http://www.genshi-net.com/
【今号の目次】
(巻頭言)
日本を主語とした思想潮流を …水島総
(今号のコラム)
インフレ脳からデフレ脳への転換を …三橋貴明
「亡国」を予期できぬ国民は阿呆で馬鹿である …藤井聡
日本を土建化せんといかん! …中野剛志
変革を求められるマスメディア …渡邉哲也
平気でウソをつく日銀総裁 …上念司
あきらめこそ勝利の秘訣 …佐藤健志
中華の脳回路を熟知せよ …坂東忠信
イスラエル・パレスチナ 紛争地のカフェからレポート …大高未貴
大日本帝国復活への道 …倉山満
いま日本で起きていること …葛城奈海
怠け者を肯定する日本社会とポップカルチャー …古谷経衡
世界経済危機を超えて …柴山桂太
書きたい放題 …クライン孝子
情報戦争に勝利せよ …田母神俊雄
政治はなぜ混乱するのか …山村明義
戦後から戦後を批判するレベルに止まるな …西尾幹二
節電に協力するのをやめよう …渡部昇一
強い日本を再建しよう …小堀桂一郎
文化的小児病に冒される日本列島 …西部邁
読者諸氏へ …水島総
(討論)
思想論壇に新しい潮流は生まれたか?
佐藤健志 三橋貴明 渡邉哲也 中野剛志 倉山満
柴山桂太 古谷経衡 水島総
アジアに自由と平和を 桜大東亜会議
アウ・ミン・ユン イリハム・マハムティ 王進忠 オルホノド・ダイチン
黄文雄 ペマ・ギャルポ 鳴霞 李春子 水島総
(国会議員ビデオレター)
政府拉致追加認定と外務省のあり得ない無気力さ …山谷えり子
ポピュリスト達の醜態、郵政民営化見直しの真実 …平沼赳夫
絶対に許さない! 第2の慰安婦碑設置 …新藤義孝
多様な農業の共存こそが国益であり世界益である …山田俊男
急がれる尖閣への「上陸」 …向山好一
消費増税、日韓関係、皇室典範、尖閣購入について …衛藤晟一
日本の脅威、中国の戦略と民主党の防衛政策 …佐藤正久
いじめは無くならないが、犯罪は見逃さない …長尾たかし
オスプレイ配備、日本の怠慢と沖縄の領土問題 …宇都隆史
野田首相と講演会長の水増し疑惑 …西田昌司
(キャスターコラム)
直言極言 …水島総
今週のご皇室 …高清水有子
感々学々 …鈴木邦子
ズバリ文化批評 …富岡幸一郎
明るい経済教室 …三橋貴明
早い話が… …小山和伸
メディアの嘘を見抜け …上念司
断舌一歩手前 …三輪和雄
撫子日和 …佐波優子
ニュースの読み方 …西村幸祐
どこの国からも攻められようとしていないにもかかわらず、過剰に他国に猜疑心、警戒感を抱き、国防のためと称して軍拡にいそしみ、その軍事力を背景に周辺諸国を恫喝し、自らの影響下に組み入れなければいられないと言わんばかりではないか。
そういった歪んだ民族情念の発露を見るにつけ、この国の存在自体が、日本にとっては不可抗の「自然災害」とすら思えてくる。なぜなら、この国とはとても心を通わすこともできないと思えるからだ。
だから本八月六日、私は「原爆の日」を迎えた広島市の平和記念式典に合わせ、犠牲者に黙とうを捧げ、恒久平和の実現を祈念しながら、そして祈念をすればするほど、中国共産党政権が存在する限り、東アジアには平和は到来しないとの認識を新たにするばかりだったのである。
黙祷の後、放送で松井一実・広島市長の読み上げる「平和宣言」を聞いた。
その中で松井市長は、核保有国の指導者に広島訪問を呼び掛けた。訪問させて原爆被害の凄惨さを知らせ、核兵器廃絶に向かわせようと言うわけだろう。
しかし、あまりにも子供染みた呼びかけではないか。

たとえば中国の指導者がやって来て、広島での凄惨さを理解したとする。するとおそらくその中国人は、日本の轍だけは踏んではならないと痛感し、自国の核武装の選択の正しさを改めて確認し、富国強兵の決意を新たにするだけだろう。
式典では市長の宣言に次いで、子供たちによる「子供宣言」が行われ、各国とお互い尊重し合うことが平和への道だと言った主張が行われたが、純真な子どもたちを使い、ずいぶん馬鹿な演出をするものだと思った。
中国と尊重し合えば平和は達成されるだろうか。たとえば日本が中国を「尊重」し、自らの脅威増大を「平和的発展」とする中国の宣伝を無批判に受け入れ、核兵器を背景にした軍事恫喝にも大人しく屈服し続ければ、たしかに「中国支配下の平和」は訪れよう。
そして国内の反日分子も、それをよしとするのだろう。しかしこうした勢力は、そのようにして日本が「第二のチベット・ウイグル」に転落することの恐ろしさをまだよく分かっていない。
野田佳彦首相も演説に立った。
「核兵器のない世界の実現に向けて、国際社会も確かな歩みを進めている。核兵器保有国の間でも、昨年、米露の新STARTが発効した。こうした動きを発展させ、世界全体の大きなうねりにしていかなければ」と述べたが、「核兵器のない世界」を実現する前にやるべきことは「中共のない世界」を作り出すことではないのか。
本気で「核兵器のない世界」を希求するなら、少なくても中共だけは解体しなければならないだろう。
もし、そこまで考えないまま無責任な話をしたと言うなら、中共から侮られるばかりである。

核兵器を信奉する中共は、日本国民の核アレルギーを
日本の弱点と見ている。写真はあの国の核実験
子供染みた、そして空虚な反核アピールイベントとの感も拭えない平和記念式典だったが、核兵器を信奉する中共はすでに、こうした過剰な核アレルギーこそ日本の弱点だと見て取っていることだろう。
そして今後いかに「核の恫喝」を通じ、日本を従属させるかを研究しているに違いない。
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日時 8月11日(土)午後6時~8時
場所 台南担仔麺新宿店(東京都新宿区歌舞伎町2丁目45-1)
西武新宿駅[北口]から徒歩約2分
内容 台湾料理を楽しみながら懇親を深め、台湾建国運動への英気を養う。
会費 3000円(飲み放題)
主催 台湾研究フォーラム
申し込み mamoretaiwan@gmail.com 090-4138-6397
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(巻頭言)
日本を主語とした思想潮流を …水島総
(今号のコラム)
インフレ脳からデフレ脳への転換を …三橋貴明
「亡国」を予期できぬ国民は阿呆で馬鹿である …藤井聡
日本を土建化せんといかん! …中野剛志
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あきらめこそ勝利の秘訣 …佐藤健志
中華の脳回路を熟知せよ …坂東忠信
イスラエル・パレスチナ 紛争地のカフェからレポート …大高未貴
大日本帝国復活への道 …倉山満
いま日本で起きていること …葛城奈海
怠け者を肯定する日本社会とポップカルチャー …古谷経衡
世界経済危機を超えて …柴山桂太
書きたい放題 …クライン孝子
情報戦争に勝利せよ …田母神俊雄
政治はなぜ混乱するのか …山村明義
戦後から戦後を批判するレベルに止まるな …西尾幹二
節電に協力するのをやめよう …渡部昇一
強い日本を再建しよう …小堀桂一郎
文化的小児病に冒される日本列島 …西部邁
読者諸氏へ …水島総
(討論)
思想論壇に新しい潮流は生まれたか?
佐藤健志 三橋貴明 渡邉哲也 中野剛志 倉山満
柴山桂太 古谷経衡 水島総
アジアに自由と平和を 桜大東亜会議
アウ・ミン・ユン イリハム・マハムティ 王進忠 オルホノド・ダイチン
黄文雄 ペマ・ギャルポ 鳴霞 李春子 水島総
(国会議員ビデオレター)
政府拉致追加認定と外務省のあり得ない無気力さ …山谷えり子
ポピュリスト達の醜態、郵政民営化見直しの真実 …平沼赳夫
絶対に許さない! 第2の慰安婦碑設置 …新藤義孝
多様な農業の共存こそが国益であり世界益である …山田俊男
急がれる尖閣への「上陸」 …向山好一
消費増税、日韓関係、皇室典範、尖閣購入について …衛藤晟一
日本の脅威、中国の戦略と民主党の防衛政策 …佐藤正久
いじめは無くならないが、犯罪は見逃さない …長尾たかし
オスプレイ配備、日本の怠慢と沖縄の領土問題 …宇都隆史
野田首相と講演会長の水増し疑惑 …西田昌司
(キャスターコラム)
直言極言 …水島総
今週のご皇室 …高清水有子
感々学々 …鈴木邦子
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明るい経済教室 …三橋貴明
早い話が… …小山和伸
メディアの嘘を見抜け …上念司
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