ウイグル支援で日中間の「火種」を増やそうー目指せ正義の道義国家

世界ウイグル会議の第三回代表大会が五月十四日から十七日まで都内では、中共の侵略と殖民地支配に喘ぐウイグル民族の「自決権」がアピールされるという。これを機に日本国民は、二十一世紀の今に至ってなお、同じアジアにおいて残虐な民族浄化の危機にさらされている民族が存在することをはっきりと認識しなければならない。

ところで問題の侵略者である中共だが、実に悪辣だ。外交部の劉為民報道官は四月九日の定例記者会見で、「日本政府に、中国を分裂させようとするそしきの会議を制止するようアピールした」ことを明らかにした。

「世界ウイグル会議は中国の主権と領土の完備を破壊する活動を進めている」としてだ。

東トルキスタンの主権と領土を一方的に蹂躙した侵略者が今、その犯罪行為に日本も加担せよと要求しているのである。


日本にも「侵略」に加担しろというのか

これについて産経新聞は、「世界ウイグル会議はこれまで欧米を中心に活動してきた。今回、日本での大会開催を黙認すれば、ウイグル族支持の輪が北東アジアに広がる可能性があり、中国としてはどうしても阻止したい」と報じている。

まさにそのとおりだろう。ウイグル支持の正義の国際世論の広がりこそ、あの侵略主義にとっては多大なる脅威なのだ。

そして「今後、中国当局からの圧力はさらに高まると予想され、日中関係の新たな火種となりそうだ」と書いているが、日本側はまさに「新たな火種」にこそするべきなのである。

良識ある者であれば、子供でもわかるはずだ。対中関係の悪化を恐れ、ウイグル民族の悲劇を見て見ぬ振りなどすることはできないのである。

そのようにしてはじめてウイグル民族の生存、自由と人権が守られるのであれば、「新たな火種」を作ってやればいい。

また、もしそれをしないなら日本自身もまた、侵略者の従属国となり、やがては自らの首を絞めることにもなりかねない。

産経によれば日本政府は中共の要求に対し、「民間活動のため干渉しない」（外務省幹部）との立場を取っているというが、これだけでは足りない。さらに進んで中共のウイグル支配を「制止するようアピール」しなければならない。

国会議員も政治家も同様だし、国民世論もそうである。

日本は中国の分裂（被支配民族の解放）を求める正義の道義国家だということを一日も早く教えてやろう。そうすれば国際社会も後に続き、中共の六十数年にわたって恣にしてきた侵略・拡張に歯止めがかかることとなるのである。


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開場　18時00分
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会場 文京区民センター２Ａ会議室 （文京区本郷4-15-14　TEL　[phone]）

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