「西太平洋進出の決意」示す中国海軍演習に民主党政権は「拱手傍観の決意」か
2011/11/29/Tue
中国国防部は十一月二十三日、海軍の艦艇が十一下旬、西太平洋海域で演習を行うことを明らかにした。
二十二日から二十三日にかけ、沖縄本島と宮古島の間を通過した同軍の艦艇六隻は、その演習に向かったものと見られるが、それについて藤村修官房長官は二十四日の記者会見で、「今後、中国軍の動向については引き続き注視して行く」「危険な行為や国際法に違反する行為は一切確認されていない。過去にもこういうことはあった」と述べるにとどめている。

なぜ民主党政権は中国の「野望」を語らない
しかし日本列島のすぐ東に広がるこの海域で、今や中国軍演習の常態化が進んでいるのだ。
民主党政権はこうしたことをきちんと説明をしないと、国民はいつまで経っても自らを取り巻く安全保障環境の悪化を、肌で感じることができないままだ。
一方、この演習に関して「きちんと説明」しているのが「ロシアの声」だ。
二十七日には中国語ニュースサイトで「米中間の太平洋角逐」との記事を掲げ、「オバマ大統領が米国は太平洋における軍事峡谷としての地位を強化する用意ありと述べてから、わずか一週間後に開始した」ことを強調している。
つまり米国の豪州への海兵隊駐留の決定や南支那海問題への介入強化への、中国側の即時対処だというのだ。

米軍のアジア介入強化に対抗のためという
「米国は世界的覇権を目指すが、大陸国家、つまり以前のソ連や今日の中国にとって一極支配は許容できない。米国と中国との関係はかつての米ソの対抗関係のようだ」との軍事専門家のコメントを紹介しつつ、「中国軍は海軍力を積極的に強化しつつある。軍事演習の開始は、この重要な戦略地域での自国の利益を守り抜くとの決意表明だ」と指摘する。
中国国防部はこの演習情報を公開はしたが、「計画上の演習で、国際法に符合し、いかなる国も対象としていない」とするのみで、規模や期間などは未公表。このように「低いトーン」ではあるが、「しかし中国海軍の実際の行動は、北京がこれまで以上に積極的に、太平洋海域で自らの旗を掲げようとしていることを物語っている。この二年間で中国共産党は約五十回もの海上軍事演習を行なっている」と記事は書いている。
今やこれほど緊迫した情勢なのだが、これに政府は有効に対処できるのか。
中国国防部が演習を「国際法に符合している」と強調したからと言って、「国際法に違反する行為は一切確認されていない」とオウム返をするだけの藤村長官。中国メディアから「ベテラン親中派」と「評価」されるのは、こうした姿勢のためなのだろうか。
「中国軍の動向については引き続き注視して行く」とも言うが、それは「西太平洋進出の決意」示した中国に対する、「拱手傍観の決意」表明ではないだろうか。
今後の日本の前途を考えると、暗澹たるものを感じずにはいられない。
*******************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。
↓↓

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php
link.php
台湾研究フォーラム平成23年 忘年会
本会は今年、日台関係の強化を訴え、定例講演会、時局問題集会等々さまざまな活動を展開して参りました。
日本と台湾とで形成される第一列島線が中国膨張主義の攻略ターゲットとされているがため、「生命共同体」と呼ばれる日台ですが、この両国の政権に 中国の強い影響が及んでいる今日、本会に課せられた使命の重さを思わずにはいられません。
そこで一年の終わりを迎えるに当り、今後の活動のますますの拡大を期し、下記の要領で毎年恒例の忘年会を開催します。
会員、非会員とを問わず、志を同じくされる皆様の奮ってのご出席をお待ちいたします。
※なおこの日は午後から、新宿駅西口で「台湾を中国領土と表記する教科書是正要求」の署名活動を行いますので、あわせてご参加ください(詳細は後日)。
ーーーーーーーーーーーーー
日 時 12月10日(土)午後5時00分~7時30分(中締め)
場所 三平酒寮別館4階 電話 03-3352-5351
(JR新宿駅東口、アルタビルの裏。ラーメン屋と100円ショップの間)
特別スピーチ 連根藤氏(台生報発行人)
「激動する東アジア情勢と台湾総統選挙」
会費 3500円(飲み放題)
申し込み(必須) 準備の都 合上、12月8日までに下記へお願いします。
E-mail:Taiwan-kenkyu-forum@yahoogroups.jp
FAX: 03-3868-2101 電 話:090-4138-6397
● 会場では23年度会費を受け付けます。新会員も募集します。
年会費2000円 会員は毎月の定例会参加費(1000円)が500円になります。
二十二日から二十三日にかけ、沖縄本島と宮古島の間を通過した同軍の艦艇六隻は、その演習に向かったものと見られるが、それについて藤村修官房長官は二十四日の記者会見で、「今後、中国軍の動向については引き続き注視して行く」「危険な行為や国際法に違反する行為は一切確認されていない。過去にもこういうことはあった」と述べるにとどめている。

なぜ民主党政権は中国の「野望」を語らない
しかし日本列島のすぐ東に広がるこの海域で、今や中国軍演習の常態化が進んでいるのだ。
民主党政権はこうしたことをきちんと説明をしないと、国民はいつまで経っても自らを取り巻く安全保障環境の悪化を、肌で感じることができないままだ。
一方、この演習に関して「きちんと説明」しているのが「ロシアの声」だ。
二十七日には中国語ニュースサイトで「米中間の太平洋角逐」との記事を掲げ、「オバマ大統領が米国は太平洋における軍事峡谷としての地位を強化する用意ありと述べてから、わずか一週間後に開始した」ことを強調している。
つまり米国の豪州への海兵隊駐留の決定や南支那海問題への介入強化への、中国側の即時対処だというのだ。

米軍のアジア介入強化に対抗のためという
「米国は世界的覇権を目指すが、大陸国家、つまり以前のソ連や今日の中国にとって一極支配は許容できない。米国と中国との関係はかつての米ソの対抗関係のようだ」との軍事専門家のコメントを紹介しつつ、「中国軍は海軍力を積極的に強化しつつある。軍事演習の開始は、この重要な戦略地域での自国の利益を守り抜くとの決意表明だ」と指摘する。
中国国防部はこの演習情報を公開はしたが、「計画上の演習で、国際法に符合し、いかなる国も対象としていない」とするのみで、規模や期間などは未公表。このように「低いトーン」ではあるが、「しかし中国海軍の実際の行動は、北京がこれまで以上に積極的に、太平洋海域で自らの旗を掲げようとしていることを物語っている。この二年間で中国共産党は約五十回もの海上軍事演習を行なっている」と記事は書いている。
今やこれほど緊迫した情勢なのだが、これに政府は有効に対処できるのか。
中国国防部が演習を「国際法に符合している」と強調したからと言って、「国際法に違反する行為は一切確認されていない」とオウム返をするだけの藤村長官。中国メディアから「ベテラン親中派」と「評価」されるのは、こうした姿勢のためなのだろうか。
「中国軍の動向については引き続き注視して行く」とも言うが、それは「西太平洋進出の決意」示した中国に対する、「拱手傍観の決意」表明ではないだろうか。
今後の日本の前途を考えると、暗澹たるものを感じずにはいられない。
*******************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。
↓↓

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php
link.php
台湾研究フォーラム平成23年 忘年会
本会は今年、日台関係の強化を訴え、定例講演会、時局問題集会等々さまざまな活動を展開して参りました。
日本と台湾とで形成される第一列島線が中国膨張主義の攻略ターゲットとされているがため、「生命共同体」と呼ばれる日台ですが、この両国の政権に 中国の強い影響が及んでいる今日、本会に課せられた使命の重さを思わずにはいられません。
そこで一年の終わりを迎えるに当り、今後の活動のますますの拡大を期し、下記の要領で毎年恒例の忘年会を開催します。
会員、非会員とを問わず、志を同じくされる皆様の奮ってのご出席をお待ちいたします。
※なおこの日は午後から、新宿駅西口で「台湾を中国領土と表記する教科書是正要求」の署名活動を行いますので、あわせてご参加ください(詳細は後日)。
ーーーーーーーーーーーーー
日 時 12月10日(土)午後5時00分~7時30分(中締め)
場所 三平酒寮別館4階 電話 03-3352-5351
(JR新宿駅東口、アルタビルの裏。ラーメン屋と100円ショップの間)
特別スピーチ 連根藤氏(台生報発行人)
「激動する東アジア情勢と台湾総統選挙」
会費 3500円(飲み放題)
申し込み(必須) 準備の都 合上、12月8日までに下記へお願いします。
E-mail:Taiwan-kenkyu-forum@yahoogroups.jp
FAX: 03-3868-2101 電 話:090-4138-6397
● 会場では23年度会費を受け付けます。新会員も募集します。
年会費2000円 会員は毎月の定例会参加費(1000円)が500円になります。
スポンサーサイト