感動物語―これが台湾人の民族性!中国人とは違う (付:動画)
2011/11/27/Sun
東日本大震災の被災者救済のため、海の向こうで巨額の義捐金を集めてくれた台湾の人々。これに多くの日本人が感動したわけだが、あのように他者のために発揮された真心は、台湾人特有の民族性からのものであるらしい。
そう確信させる出来事がこのほど台北市内で見られた。
とてもいい話である。
台湾紙自由時報(十一月二十五日)の報道によると、十一月二十三日の朝、運行中の路線バスの中で若い女性の乗客が倒れた。他の客から知らせを受けた運転手の沈小翔氏(34)が駆け寄ると、女性は座席の上で仰向けになっていた。白目をむき、歯を食いしばって唇を破り、上着は血で染まっていた。

この物語の主人公、沈小翔運転手
癲癇の発作と見た沈氏。携帯電話で救急車を呼んだ客もいたが、一刻を争う危険な状態だ。そこで乗客たちに聞いた。「この人を病院へ運ぼうと思うが、いかがですか」と。
車内には通勤を急ぐサラリーマン、すでに遅刻している学生、おかずを買って帰宅途中の主婦など二十人の客がいたが、いっせいに返ってきた答えは、「ハオ!」(そうしよう!)。
そこで沈氏は最寄りの病院を目指すことにした。乗客が電話で病院に連絡し、受け入れの準備を求めた。
しかし急げど道路は混んでいる。そこで沈氏はクラクションを鳴らしながら、マイクで「車内で緊急事態発生!恐れ入りますが道を開けてください」と叫んだ。それを聞いて他の車も道を譲った。
かくして沈氏は一キロの道のりを、わずか四分で走り抜け、女性を持ち抱えて病院に駆け込んだ。二人の乗客もそれに付き添って走った。
これで女性は何とか救われた。安心した沈氏は力が抜けて座り込んだ。気付けば自分のシャツは血で染まっていた。
二十名の「無名の英雄」たちはそこで下車し、他のバスを求めて去って行った。
メディアの取材を受けた沈氏は「私は英雄ではない。台湾では、誰でもこうする」と謙虚に答えた。そして他の乗客のことに話が及ぶと、「私一人では成し遂げることはできなかった」と語った上で、「これこそが台湾人の善良さ、勇敢さであり、我々が誇りにすべきところだ」と強調した。
「心さえあれば、誰もが救苦救難の観音菩薩となれるのだ」と訴えるこの記事は、第一面に掲載された。
みなでこれに感動し、これを見習おうと呼びかけたいのだろう。こうした報道姿勢もまた、台湾人の善良さの表れに違いない。
私もこの記事を読み、台湾人の温かい人情に、深い感動を味わったのだ。
そして一人でも多くの日本国民に、とくに「台湾人も中国人と同じ民族であり、台湾は中国に統一されるべきだ」と勘違いし続ける人々に、この隣の国の善良な民族性をもっと知ってほしい、感動、共鳴してほしい、「この国の人々こそ真の友人にするべきだ」と感じてほしいと思い、このエピソードをここで紹介する次第である。
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バスの運転手の善行を報じたFTV(民視)ニュースの映像
(日本語訳)
乗客に癲癇発作 運転手が病院へ直行―民視ニュース
台北客運の橘5線のバスが23日に新北市中和区連城路を通行中、車内で女性客が癲癇の発作を起こし、危険な状況となった,運転手の沈小翔氏は他の乗客たちの同意を得た後、病院へと急行した。その間、客たちは協力し合って病人を助けた。その結果女性客は病院に運び込まれ、一命を取り留めた。
朝のラッシュ時にバスが双和病院前に停車した。乗客を乗せるわけでもなく、白シャツの運転手が女性客を抱えて降りてきた。そして猛スピードで急診室に向かって走った。
運転手:「そのときお客は白目をむき、歯を噛み締め、口から血を流していた。意識はなかった。それで病院に連れて行こうと決意した。私はとても怖かった。しかし一番大切なのはお客さんだ。だから怖がって入られなかった」
車内で乗客が沈氏に「癲癇で倒れた人がいる」と告げた。危険な状況だったので沈氏は直接病院へ運ぶ必要があると判断し、他の乗客の同意を得て、バスを飛ばした。
運転手:「車内で急病人。どうぞ道を開けてください」
沈氏はマイクで車外に放送。前方の車は次々と道を譲ってくれた。バスは連城路から、四つの停留所を飛ばし、12分かかる道のりをわずか4分で走った。
運転手:「人を救うときは何も考えなかった。お客さんを運び終えたとき、全身から力が抜けた。五時頃ご家族からお礼の電話をいただいた。そのときも本当に本当にほっとした。それまでお客の命は大丈夫かと心配だったから」
運転手の人命救助に対し、所属する会社は金一封を送った。運転を始めてわずか半年だが、こうした救出劇を演じたのだ。沈氏は「乗客から評価されたことが、今後の最大の励みになる」と述べた。
台湾研究フォーラム平成23年 忘年会
本会は今年、日台関係の強化を訴え、定例講演会、時局問題集会等々さまざまな活動を展開して参りました。
日本と台湾とで形成される第一列島線が中国膨張主義の攻略ターゲットとされているがため、「生命共同体」と呼ばれる日台ですが、この両国の政権に 中国の強い影響が及んでいる今日、本会に課せられた使命の重さを思わずにはいられません。
そこで一年の終わりを迎えるに当り、今後の活動のますますの拡大を期し、下記の要領で毎年恒例の忘年会を開催します。
会員、非会員とを問わず、志を同じくされる皆様の奮ってのご出席をお待ちいたします。
※なおこの日は午後から、新宿駅西口で「台湾を中国領土と表記する教科書是正要求」の署名活動を行いますので、あわせてご参加ください(詳細は後日)。
ーーーーーーーーーーーーー
日 時 12月10日(土)午後5時00分~7時30分(中締め)
場所 三平酒寮別館4階 電話 03-3352-5351
(JR新宿駅東口、アルタビルの裏。ラーメン屋と100円ショップの間)
特別スピーチ 連根藤氏(台生報発行人)
「激動する東アジア情勢と台湾総統選挙」
会費 3500円(飲み放題)
申し込み(必須) 準備の都 合上、12月8日までに下記へお願いします。
E-mail:Taiwan-kenkyu-forum@yahoogroups.jp
FAX: 03-3868-2101 電 話:090-4138-6397
● 会場では23年度会費を受け付けます。新会員も募集します。
年会費2000円 会員は毎月の定例会参加費(1000円)が500円になります。
そう確信させる出来事がこのほど台北市内で見られた。
とてもいい話である。
台湾紙自由時報(十一月二十五日)の報道によると、十一月二十三日の朝、運行中の路線バスの中で若い女性の乗客が倒れた。他の客から知らせを受けた運転手の沈小翔氏(34)が駆け寄ると、女性は座席の上で仰向けになっていた。白目をむき、歯を食いしばって唇を破り、上着は血で染まっていた。

この物語の主人公、沈小翔運転手
癲癇の発作と見た沈氏。携帯電話で救急車を呼んだ客もいたが、一刻を争う危険な状態だ。そこで乗客たちに聞いた。「この人を病院へ運ぼうと思うが、いかがですか」と。
車内には通勤を急ぐサラリーマン、すでに遅刻している学生、おかずを買って帰宅途中の主婦など二十人の客がいたが、いっせいに返ってきた答えは、「ハオ!」(そうしよう!)。
そこで沈氏は最寄りの病院を目指すことにした。乗客が電話で病院に連絡し、受け入れの準備を求めた。
しかし急げど道路は混んでいる。そこで沈氏はクラクションを鳴らしながら、マイクで「車内で緊急事態発生!恐れ入りますが道を開けてください」と叫んだ。それを聞いて他の車も道を譲った。
かくして沈氏は一キロの道のりを、わずか四分で走り抜け、女性を持ち抱えて病院に駆け込んだ。二人の乗客もそれに付き添って走った。
これで女性は何とか救われた。安心した沈氏は力が抜けて座り込んだ。気付けば自分のシャツは血で染まっていた。
二十名の「無名の英雄」たちはそこで下車し、他のバスを求めて去って行った。
メディアの取材を受けた沈氏は「私は英雄ではない。台湾では、誰でもこうする」と謙虚に答えた。そして他の乗客のことに話が及ぶと、「私一人では成し遂げることはできなかった」と語った上で、「これこそが台湾人の善良さ、勇敢さであり、我々が誇りにすべきところだ」と強調した。
「心さえあれば、誰もが救苦救難の観音菩薩となれるのだ」と訴えるこの記事は、第一面に掲載された。
みなでこれに感動し、これを見習おうと呼びかけたいのだろう。こうした報道姿勢もまた、台湾人の善良さの表れに違いない。
私もこの記事を読み、台湾人の温かい人情に、深い感動を味わったのだ。
そして一人でも多くの日本国民に、とくに「台湾人も中国人と同じ民族であり、台湾は中国に統一されるべきだ」と勘違いし続ける人々に、この隣の国の善良な民族性をもっと知ってほしい、感動、共鳴してほしい、「この国の人々こそ真の友人にするべきだ」と感じてほしいと思い、このエピソードをここで紹介する次第である。
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バスの運転手の善行を報じたFTV(民視)ニュースの映像
(日本語訳)
乗客に癲癇発作 運転手が病院へ直行―民視ニュース
台北客運の橘5線のバスが23日に新北市中和区連城路を通行中、車内で女性客が癲癇の発作を起こし、危険な状況となった,運転手の沈小翔氏は他の乗客たちの同意を得た後、病院へと急行した。その間、客たちは協力し合って病人を助けた。その結果女性客は病院に運び込まれ、一命を取り留めた。
朝のラッシュ時にバスが双和病院前に停車した。乗客を乗せるわけでもなく、白シャツの運転手が女性客を抱えて降りてきた。そして猛スピードで急診室に向かって走った。
運転手:「そのときお客は白目をむき、歯を噛み締め、口から血を流していた。意識はなかった。それで病院に連れて行こうと決意した。私はとても怖かった。しかし一番大切なのはお客さんだ。だから怖がって入られなかった」
車内で乗客が沈氏に「癲癇で倒れた人がいる」と告げた。危険な状況だったので沈氏は直接病院へ運ぶ必要があると判断し、他の乗客の同意を得て、バスを飛ばした。
運転手:「車内で急病人。どうぞ道を開けてください」
沈氏はマイクで車外に放送。前方の車は次々と道を譲ってくれた。バスは連城路から、四つの停留所を飛ばし、12分かかる道のりをわずか4分で走った。
運転手:「人を救うときは何も考えなかった。お客さんを運び終えたとき、全身から力が抜けた。五時頃ご家族からお礼の電話をいただいた。そのときも本当に本当にほっとした。それまでお客の命は大丈夫かと心配だったから」
運転手の人命救助に対し、所属する会社は金一封を送った。運転を始めてわずか半年だが、こうした救出劇を演じたのだ。沈氏は「乗客から評価されたことが、今後の最大の励みになる」と述べた。
台湾研究フォーラム平成23年 忘年会
本会は今年、日台関係の強化を訴え、定例講演会、時局問題集会等々さまざまな活動を展開して参りました。
日本と台湾とで形成される第一列島線が中国膨張主義の攻略ターゲットとされているがため、「生命共同体」と呼ばれる日台ですが、この両国の政権に 中国の強い影響が及んでいる今日、本会に課せられた使命の重さを思わずにはいられません。
そこで一年の終わりを迎えるに当り、今後の活動のますますの拡大を期し、下記の要領で毎年恒例の忘年会を開催します。
会員、非会員とを問わず、志を同じくされる皆様の奮ってのご出席をお待ちいたします。
※なおこの日は午後から、新宿駅西口で「台湾を中国領土と表記する教科書是正要求」の署名活動を行いますので、あわせてご参加ください(詳細は後日)。
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日 時 12月10日(土)午後5時00分~7時30分(中締め)
場所 三平酒寮別館4階 電話 03-3352-5351
(JR新宿駅東口、アルタビルの裏。ラーメン屋と100円ショップの間)
特別スピーチ 連根藤氏(台生報発行人)
「激動する東アジア情勢と台湾総統選挙」
会費 3500円(飲み放題)
申し込み(必須) 準備の都 合上、12月8日までに下記へお願いします。
E-mail:Taiwan-kenkyu-forum@yahoogroups.jp
FAX: 03-3868-2101 電 話:090-4138-6397
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年会費2000円 会員は毎月の定例会参加費(1000円)が500円になります。
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