日中首脳会談で位負けした野田首相/断じて許されない尖閣問題の棚上げ
2011/11/14/Mon
APEC首脳会議に出席のためハワイ・ホノルルを訪れた野田佳彦首相と胡錦濤主席は現地時間の十二日午前、初の首脳会談を行った。
胡主席は冒頭「首相は就任後、何度も戦略的互恵関係を深化させたいと言っている。積極的に評価したい」と切り出した。
昨年の尖閣諸島沖での漁船事件で日中関係が悪化したのは、中共が尖閣の領有権を主張し、恫喝で犯人釈放を要求したためだが、それについては何の反省もなく、被害国である日本の首相の関係改善を求める姿勢を「評価したい」などと言い放ったわけだ。

日本政府が犯人を釈放したことで、昨年十二月には「領土防衛の対日闘争」での勝利宣言を行った中共。この日も胡主席は、日本を敗者として見下して見せたのである。
これに対して野田首相は「来年は日中国交正常化四十周年の大きな節目。戦略的互恵関係を一層深化させたい」と応じた。
かくて日本のメディアは戦略的互恵関係の「深化で一致」「深化を確認」などと報じたわけだが、完全に野田首相の位負けではないだろうか。
まずはこの「互恵関係」なるものが平等なものであるかを検証する必要があるだろう。
この「関係深化」は犯人釈放が行われ、中共の面子が取り繕われ、初めて可能となったものだが、この犯人釈放こそ、中共の尖閣領有の主張(尖閣侵略を正当化する宣伝)の前での日本の屈服を意味していたのではないのか。
だからそのようなものは「深化」させてはならないのだ。中共が尖閣を含む東支那海制覇を目指す軍備拡張を放棄しない限りは。
野田首相は漁船事件を念頭に、「東支那海を平和友好の海とすべき」とした上で、日中軍事衝突など不測の事態に備えた「海上連絡体制」の整備に向けた協議の加速を呼びかけたが、胡主席はこれへの明確な回答を避けた。
中国国内の対日強硬派への配慮だろうか。香港紙の報道によれば、最近日米が九州、沖縄で実施した中国を仮想的とする合同演習を行うなど、日本の東支那海での防衛力強化の動きに対する不快感、警戒感が、胡主席に冷淡な態度を取らせたのだという。
いずれにせよ中共が日本に求めているのは、東支那海への拡張政策に対し、「口を挟むな」ということだ。
「中国の支配下での平和」(パックスシニカ)で「互恵」を求めるのが、中共が理想とする日中関係のあり方なのだ。日本はその中共に唯々諾々として、かつての中華帝国の朝貢国のように成り下がって行くのだろうか。
ところで胡主席はこうも語った。「中日国交正常化四十周年を契機に、青少年幹部、文化、観光、メディア、地方など幅広い領域における交流を継続し、両国人民の相互理解、友好感情を増進し、中日友好の基礎を固めるべきだ」と。
このように中共が日本国民の籠絡に必死となるのは、日本の政府はコントロールできても国民までは制御できないからだ。
今日のように日中間の不平等、不条理な関係を見事「悪化」(実は改善)させたのも、漁船事件で怒れる国民の反中感情に他ならず、中共にとってこうした感情は、実は大きな脅威となっている。
つまり我々日本の憂国世論こそ、日本の国の中共に対する武器なのである。
この「武器」こそ磨くべし。尖閣問題を棚上げにしたまま、日中の「互恵」を求めるがごとき政府の存在を許さないほど、精鋭化させるべきである。
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青森李登輝友の会・特別講演会
「忘れてはならない台湾の友情/今後あるべき日本・台湾・中国の関係」
日本李登輝友の会は、台湾の李登輝元総統が唱える「日台運命共同体」理念に呼応し、日台関係を強化するために様々な親善交流活動を行っておりますが、その青森県支部である私たち青森李登輝友の会も設立から5年目に入り、さらに活動を充実させているところです。
そこで来る11月23日(水)、講演会と懇親会を開催し、日台交流にご関心のある県下および近県の方々と懇親を深めたく存じます。当日はどなたでもご参加いただけますので、是非お誘いあわせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
支部長 大見光男
記
特別講演会:「忘れてはならない台湾の友情 今後あるべき日本・台湾・中国の関係」
講師:永山英樹氏(台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事)
講師略歴:昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。中国・山西大学漢語班修了。台湾はわが国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える言論活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』、共著書に『台湾と日本・交流秘話』、共訳書に『台湾国民中学歴史教科書―台湾を知る』などがある。現在、台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事。
【日 時】 平成23年11月23日(水)(13時半開場)
【場 所】 青森市男女共同参画プラザ(アウガ5階)研修室
青森市新町1丁目3-7(JR青森駅より徒歩3分)
Tel.017-776-8800
【講 演 会】 14時~15時半
【懇 親 会】 15時半~17時
【参 加 費】 講演会&懇親会込みで1、000円 (当日徴収)
【主 催】 青森李登輝友の会 (日本李登輝友の会青森支部)
【共 催】 青森日台交流会
【申し込み】 FAXまたはメールにて、
1.氏名 2.電話番号 3.懇親会へのご出欠をお書き添えの上、
11月22日(火)までに下記へご連絡お願い致します。
【連 絡 先】 TEL:070-6619-4001 FAX:0172-62-6936
E-Mail:shukuei@sea.plala.or.jp 出町まで
胡主席は冒頭「首相は就任後、何度も戦略的互恵関係を深化させたいと言っている。積極的に評価したい」と切り出した。
昨年の尖閣諸島沖での漁船事件で日中関係が悪化したのは、中共が尖閣の領有権を主張し、恫喝で犯人釈放を要求したためだが、それについては何の反省もなく、被害国である日本の首相の関係改善を求める姿勢を「評価したい」などと言い放ったわけだ。

日本政府が犯人を釈放したことで、昨年十二月には「領土防衛の対日闘争」での勝利宣言を行った中共。この日も胡主席は、日本を敗者として見下して見せたのである。
これに対して野田首相は「来年は日中国交正常化四十周年の大きな節目。戦略的互恵関係を一層深化させたい」と応じた。
かくて日本のメディアは戦略的互恵関係の「深化で一致」「深化を確認」などと報じたわけだが、完全に野田首相の位負けではないだろうか。
まずはこの「互恵関係」なるものが平等なものであるかを検証する必要があるだろう。
この「関係深化」は犯人釈放が行われ、中共の面子が取り繕われ、初めて可能となったものだが、この犯人釈放こそ、中共の尖閣領有の主張(尖閣侵略を正当化する宣伝)の前での日本の屈服を意味していたのではないのか。
だからそのようなものは「深化」させてはならないのだ。中共が尖閣を含む東支那海制覇を目指す軍備拡張を放棄しない限りは。
野田首相は漁船事件を念頭に、「東支那海を平和友好の海とすべき」とした上で、日中軍事衝突など不測の事態に備えた「海上連絡体制」の整備に向けた協議の加速を呼びかけたが、胡主席はこれへの明確な回答を避けた。
中国国内の対日強硬派への配慮だろうか。香港紙の報道によれば、最近日米が九州、沖縄で実施した中国を仮想的とする合同演習を行うなど、日本の東支那海での防衛力強化の動きに対する不快感、警戒感が、胡主席に冷淡な態度を取らせたのだという。
いずれにせよ中共が日本に求めているのは、東支那海への拡張政策に対し、「口を挟むな」ということだ。
「中国の支配下での平和」(パックスシニカ)で「互恵」を求めるのが、中共が理想とする日中関係のあり方なのだ。日本はその中共に唯々諾々として、かつての中華帝国の朝貢国のように成り下がって行くのだろうか。
ところで胡主席はこうも語った。「中日国交正常化四十周年を契機に、青少年幹部、文化、観光、メディア、地方など幅広い領域における交流を継続し、両国人民の相互理解、友好感情を増進し、中日友好の基礎を固めるべきだ」と。
このように中共が日本国民の籠絡に必死となるのは、日本の政府はコントロールできても国民までは制御できないからだ。
今日のように日中間の不平等、不条理な関係を見事「悪化」(実は改善)させたのも、漁船事件で怒れる国民の反中感情に他ならず、中共にとってこうした感情は、実は大きな脅威となっている。
つまり我々日本の憂国世論こそ、日本の国の中共に対する武器なのである。
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「忘れてはならない台湾の友情/今後あるべき日本・台湾・中国の関係」
日本李登輝友の会は、台湾の李登輝元総統が唱える「日台運命共同体」理念に呼応し、日台関係を強化するために様々な親善交流活動を行っておりますが、その青森県支部である私たち青森李登輝友の会も設立から5年目に入り、さらに活動を充実させているところです。
そこで来る11月23日(水)、講演会と懇親会を開催し、日台交流にご関心のある県下および近県の方々と懇親を深めたく存じます。当日はどなたでもご参加いただけますので、是非お誘いあわせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。
支部長 大見光男
記
特別講演会:「忘れてはならない台湾の友情 今後あるべき日本・台湾・中国の関係」
講師:永山英樹氏(台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事)
講師略歴:昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。中国・山西大学漢語班修了。台湾はわが国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える言論活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』、共著書に『台湾と日本・交流秘話』、共訳書に『台湾国民中学歴史教科書―台湾を知る』などがある。現在、台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事。
【日 時】 平成23年11月23日(水)(13時半開場)
【場 所】 青森市男女共同参画プラザ(アウガ5階)研修室
青森市新町1丁目3-7(JR青森駅より徒歩3分)
Tel.017-776-8800
【講 演 会】 14時~15時半
【懇 親 会】 15時半~17時
【参 加 費】 講演会&懇親会込みで1、000円 (当日徴収)
【主 催】 青森李登輝友の会 (日本李登輝友の会青森支部)
【共 催】 青森日台交流会
【申し込み】 FAXまたはメールにて、
1.氏名 2.電話番号 3.懇親会へのご出欠をお書き添えの上、
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