台湾人の日本重視姿勢を教えた蔡英文・民進党主席の日本訪問
2011/10/08/Sat
来年一月の台湾総統選挙に出馬し、中国傾斜を強める国民党の馬英九総統と争う民進党の蔡英文主席が、十月三日から五日まで日本を訪問し、日台関係を強化する姿勢を示したが、台湾紙自由時報は七日、それを高く評価するコラムを掲載した。
それによれば、
ーーー今回の訪日の成果は大きく、彼女自身の選挙にはプラスに働くだろう。しかしさらに重要なのは、台湾の民間は実際には、馬政府の親中疎日政策とは異なり、台日交流を重視しているということを日本人に教えたことだ。
ーーー馬英九が政権を握った後、台湾ではほとんど外交活動といえるものがなく、すべて中国の顔色を伺ってきた。そして台湾にとって最も重要な盟友である米国や日本などとはどんどん疎遠になった。馬政府の卑屈さは不信感を煽るものでもある。台日投資協定の締結ですら、中国とのECFAの締結のおかげだといっている(※馬政府が中国との経済協力枠組み協定を結んだため、日本もそれに連動するため投資協定を結ぶことにしたとの意)。
ーーーだが蔡英文の今回の訪問で、それが嘘であることが判明した。日本の元首相である安倍晋三は、日本と台湾との投資協定締結とECFAの締結とは無関係であり、日本政府の自主的思考に基づく日本自身の政策だと、蔡英文に対して特に強調したのだ。
ーーーはっきりいえば、多くの台湾の友人たちは、すでに馬政府の無節制な親中のトリックを見破っており、相手にする気はないのだ。日本が台湾との投資協定締結を望んだのはなぜか。それは台湾人が日本の震災に対し、勇躍義捐金を送り、日本人を感動、感謝させたからこそ、進んで双方の接触と交流を進めたのである。絶対に馬政府が宣伝するようなものではなかったのだ。
中国政府がECFA締結を推進したのは、政治統一に先立つ経済統一を求めるためであることは、あの国の指導者らの発言からも明らかだ。
ところが馬政府は国民に対し、これこそが台湾経済再建の唯一の切り札であるかのように宣伝し、反対世論を無視する形で締結を強行したのだから、ECFAはまさしく「無節制な親中」の象徴。それを安倍元首相ら日本の「台湾の友人」が危機感を共有していることを明らかになったことも、蔡英文主席の訪日の大きな成果だと、コラムは強調しているのである。

安倍元首相と会見した蔡英文主席
これはまた中国の脅威に直面する台湾は、実は孤立などしていない、今こそ「蔡総統」とともに日米と連携し、中国に対抗しながら台湾の国家主権を守っていこうとの台湾国民へのアピールでもあるのだろう。
そこで私も日本国民にアピールしたい。日本の被災地に計り知れないほどの支援の手を差し伸べてくれたかの台湾こそ、実は迫りくる中国の脅威の前においては一蓮托生の生命共同体であり、これと連帯しないなど愚の骨頂であると。
蔡英文主席の勝利を祈ろう。
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ーーー馬英九が政権を握った後、台湾ではほとんど外交活動といえるものがなく、すべて中国の顔色を伺ってきた。そして台湾にとって最も重要な盟友である米国や日本などとはどんどん疎遠になった。馬政府の卑屈さは不信感を煽るものでもある。台日投資協定の締結ですら、中国とのECFAの締結のおかげだといっている(※馬政府が中国との経済協力枠組み協定を結んだため、日本もそれに連動するため投資協定を結ぶことにしたとの意)。
ーーーだが蔡英文の今回の訪問で、それが嘘であることが判明した。日本の元首相である安倍晋三は、日本と台湾との投資協定締結とECFAの締結とは無関係であり、日本政府の自主的思考に基づく日本自身の政策だと、蔡英文に対して特に強調したのだ。
ーーーはっきりいえば、多くの台湾の友人たちは、すでに馬政府の無節制な親中のトリックを見破っており、相手にする気はないのだ。日本が台湾との投資協定締結を望んだのはなぜか。それは台湾人が日本の震災に対し、勇躍義捐金を送り、日本人を感動、感謝させたからこそ、進んで双方の接触と交流を進めたのである。絶対に馬政府が宣伝するようなものではなかったのだ。
中国政府がECFA締結を推進したのは、政治統一に先立つ経済統一を求めるためであることは、あの国の指導者らの発言からも明らかだ。
ところが馬政府は国民に対し、これこそが台湾経済再建の唯一の切り札であるかのように宣伝し、反対世論を無視する形で締結を強行したのだから、ECFAはまさしく「無節制な親中」の象徴。それを安倍元首相ら日本の「台湾の友人」が危機感を共有していることを明らかになったことも、蔡英文主席の訪日の大きな成果だと、コラムは強調しているのである。

安倍元首相と会見した蔡英文主席
これはまた中国の脅威に直面する台湾は、実は孤立などしていない、今こそ「蔡総統」とともに日米と連携し、中国に対抗しながら台湾の国家主権を守っていこうとの台湾国民へのアピールでもあるのだろう。
そこで私も日本国民にアピールしたい。日本の被災地に計り知れないほどの支援の手を差し伸べてくれたかの台湾こそ、実は迫りくる中国の脅威の前においては一蓮托生の生命共同体であり、これと連帯しないなど愚の骨頂であると。
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