台湾に感謝のリレー泳断!国民党政権に政治利用されたくない日本青年の勇気と友情
2011/09/18/Sun
台湾では東日本大震災の被災地のため、二百億円を超える額の義援金が集められたが、そのような台湾の人々の友情に感謝の思いを伝えようと、そして、被災者をも励まそうと、被災地出身の若者ら六人が、日本最西端の与那国島から海の向こうの台湾まで泳いで渡るという「日台黒潮泳断チャレンジ2011」が、九月十七日にスタートした。
産経新聞によれば「世界最大規模の海流、黒潮を越え、台湾北東部の蘇澳までの約110キロを約45時間かけてリレーで泳断する計画。この海域を泳いで渡るのは前人未到」「台風15号の影響で海上が荒れる可能性もあるが、予定では19日午前、蘇澳にゴールイン」「海域にはサメが生息するため、電子サメ除け装置を利用。また光に向かう習性があり、人を刺して殺傷することもある魚のダツを避けるため、夜間は無点灯で暗闇の海上を進む」という。それほどの困難に立ち向かって行く若者たちの姿には同じ日本人として、まことに感動を禁じ得ない。
また被災地である福島、宮城、岩手三県の知事が馬英九総統に宛てた感謝のメッセージも携えている。
そして台湾でも、この壮挙は注目されている。先ほども向こうのラジオニュースを聞いていたら、このことが大きく取り上げられていた。友人の台湾人たちも報道で知って感動し、喜んでいる様子だった。
ただ気になることもある。
台湾の駐日大使館にあたる台北駐日代表処はこの「日台黒潮泳断チャレンジ2011」を強力にバックアップしているらしい。参加者たちが十三日に行った記者会見の会場も同処内だった。そこまでこのイベントを熱心に応援するのは、国民党政権の実績作りが目的だとの噂も囁かれている。
つまり来年一月の総統選挙を控え、国内有権者に対日関係の良好さを同政権の外交実績としてアピールしようといいうことか。
もしそれが事実なら、日本の若者たちの純粋な思いを政治利用しないでほしいと訴えたい。
思えば九月上旬、駐日代表処の後押しで都内で盛大に開催された「台湾祭り」は、東日本大震災救援のチャリティーも兼ねていたが、曲者だったのはそれが「中華民国100年記念」と銘打たれたことだった。そしてそのうたい文句は「ガンバレ日本!これまでの100年、これからの100年 台湾はずっと日本は良い友達」。
それについて解説しよう。台湾を統治するのは戦後中国からこの島に亡命してきた中華民国だが、それが成立して今年で百年になるため、台湾人勢力の政治的台頭を嫌う中国人主導の国民党政権は、中国との繋がりを強調すべく、その建国百年というものを盛んに宣伝しているところなのだが、台湾からの巨額の義援金などで日本人の台湾への好感度が急上昇しているのに乗じ、「中華民国は建国以来のこの百年間、日本とは良い友達」だとアピールした。
中華民国=国民党政権と日本との良好な関係を築き、それを宣伝したいのだろう。駐日代表処が、反日民族主義の集団という国民党のイメージ改善に必死なのは周知の事実である。
だが台湾からの義援金のうち、その九〇%以上は民間からのものなのだ。また親日的傾向は民進党やその支持者の方が強いものと、一般的には見られている。だから「台湾祭り」は、駐日代表処=国民党による功績の一人占めを狙ったイベントだったとの批判が強い。
それから、そもそも百年前の台湾は日本の領土であり、中華民国と何の関係もない。
ついでにいえばあのころの中華民国は現在の中華民国とは国名は同じでも全くの別政府。だからご都合主義もいいところだ。なぜ中国人はこうも歴史を捏造するのだろう。
そういえば「日台黒潮泳断チャレンジ2011」も、「中華民国(台湾)100年記念イベント」と位置づけられている。駐日代表処で行われた記者会見会場の掲げられた横断幕には、はっきりそう書かれていた。これではまるで六人の日本の若者たちが「中華民国百年」を祝賀するため海を渡るとの印象が持たれてしまう。
これだけを見ても、若者たちを政治利用しているとの噂は事実だと思えてくる。しかし台湾に感謝し、台湾政府を信頼しきっている若者たちは、そんな国民党の策謀など、思いもよらないのではないか。
台湾のメディアは六人の若者を、「六勇士」などと呼んでいる。実に的確なネーミングだ。
台湾政府は台北で「六勇士」を盛大に歓迎する計画らしいが、政治宣伝で利用するのは止めてほしい、と重ね重ね訴えたい。
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台湾人に見せたい友情、中国人に見せたい気概!
■「台湾建国応援Tシャツ」のご案内(頒価2000円)
新しくSサイズが入荷しました。色はピンクとベージュ
S=幅50.8cm 長さ66cm
ピンク(Sのみ)。着用するは中曽千鶴子・日本シルクロード科学クラブ副会長
ベージュ(Sのみ)
品切れだったMサイズが入荷しました。
色は従来の「黒」に加え、新たに「スポーツグレイ」も。
M=50.8cm 長さ72cm
黒とグレイ(グレイはMのみ)。左は田邊憲司・台湾建國應援團副團長
取扱い=永山英樹事務所 お求めは→ http://namitakasi.blog.fc2.com/
産経新聞によれば「世界最大規模の海流、黒潮を越え、台湾北東部の蘇澳までの約110キロを約45時間かけてリレーで泳断する計画。この海域を泳いで渡るのは前人未到」「台風15号の影響で海上が荒れる可能性もあるが、予定では19日午前、蘇澳にゴールイン」「海域にはサメが生息するため、電子サメ除け装置を利用。また光に向かう習性があり、人を刺して殺傷することもある魚のダツを避けるため、夜間は無点灯で暗闇の海上を進む」という。それほどの困難に立ち向かって行く若者たちの姿には同じ日本人として、まことに感動を禁じ得ない。
また被災地である福島、宮城、岩手三県の知事が馬英九総統に宛てた感謝のメッセージも携えている。
そして台湾でも、この壮挙は注目されている。先ほども向こうのラジオニュースを聞いていたら、このことが大きく取り上げられていた。友人の台湾人たちも報道で知って感動し、喜んでいる様子だった。
ただ気になることもある。
台湾の駐日大使館にあたる台北駐日代表処はこの「日台黒潮泳断チャレンジ2011」を強力にバックアップしているらしい。参加者たちが十三日に行った記者会見の会場も同処内だった。そこまでこのイベントを熱心に応援するのは、国民党政権の実績作りが目的だとの噂も囁かれている。
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それについて解説しよう。台湾を統治するのは戦後中国からこの島に亡命してきた中華民国だが、それが成立して今年で百年になるため、台湾人勢力の政治的台頭を嫌う中国人主導の国民党政権は、中国との繋がりを強調すべく、その建国百年というものを盛んに宣伝しているところなのだが、台湾からの巨額の義援金などで日本人の台湾への好感度が急上昇しているのに乗じ、「中華民国は建国以来のこの百年間、日本とは良い友達」だとアピールした。
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だが台湾からの義援金のうち、その九〇%以上は民間からのものなのだ。また親日的傾向は民進党やその支持者の方が強いものと、一般的には見られている。だから「台湾祭り」は、駐日代表処=国民党による功績の一人占めを狙ったイベントだったとの批判が強い。
それから、そもそも百年前の台湾は日本の領土であり、中華民国と何の関係もない。
ついでにいえばあのころの中華民国は現在の中華民国とは国名は同じでも全くの別政府。だからご都合主義もいいところだ。なぜ中国人はこうも歴史を捏造するのだろう。
そういえば「日台黒潮泳断チャレンジ2011」も、「中華民国(台湾)100年記念イベント」と位置づけられている。駐日代表処で行われた記者会見会場の掲げられた横断幕には、はっきりそう書かれていた。これではまるで六人の日本の若者たちが「中華民国百年」を祝賀するため海を渡るとの印象が持たれてしまう。
これだけを見ても、若者たちを政治利用しているとの噂は事実だと思えてくる。しかし台湾に感謝し、台湾政府を信頼しきっている若者たちは、そんな国民党の策謀など、思いもよらないのではないか。
台湾のメディアは六人の若者を、「六勇士」などと呼んでいる。実に的確なネーミングだ。
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色は従来の「黒」に加え、新たに「スポーツグレイ」も。
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