「尖閣の真実」語る李登輝氏の孤軍奮闘 (付:チャンネル桜―尖閣デモ関連報道動画)
2010/10/23/Sat
■尖閣諸島は日本領土だと訴え
九十に近い高齢ながら、中国傾斜を強める馬英九政権から台湾を守るため、孤軍奮闘の李登輝元総統には本当に頭が下がる。
次期総統選挙の前哨戦として十一月に実施される五大都市の市長選挙には無関心でいられず、十月十八日には高雄市長選に立候補した民進党の陳菊現市長を応援のため同市入りしたが、その際に触れたのが目下台湾国内でも注目の尖閣諸島問題だった。

民進党支援で奔走する李登輝氏。手前が陳菊・高雄市長
李登輝氏はこういった。「釣魚台の問題で騒ぐのは止めよう。漁民をいたずらに困らせるだけだ」と。
そしてその上で「綺麗な娘だからといって自分の妻だと思うな」「領有権の帰属先ははっきりしているのだ」と、同諸島が日本領土であることを強調した。
「綺麗な娘」云々は、すでに一昨年の沖縄訪問時にも聞かれたものだが、実に説得力がある表現だ。
■噛み付いてきた中国御用メディア
これを受け、まっさきに噛み付いてきたのが中国の御用メディア、中国評論新聞(香港)だ。
「李登輝は祖宗を認めず(中国人であることを忘れた)」と題する論評を掲載。次のような罵詈雑言を書き連ねている。
―――李登輝の発言はきわめて無責任で、中国人、中華民族なら口にできないもので、民族の恥として歴史に刻むべきもの」
―――李登輝は執政当時、台湾独立政策を大いに進め、日米に頼り、主権を売り飛ばすことを惜しまなかった。引退後は媚日台独の本性をさらに露にした。
―――国民党機関紙の社説はかつて、「李先生には日本植民地主義の毒が深く入り込み、その血は変色し、アイデンティティが錯乱した!我々は、この台湾最後の皇民(日本人化された台湾人)の残骸に反駁するのに歴史を持ち出す必要などない。なぜなら歴史が自ずと彼を裁くからだ!」と強烈に批判したことがあった。
■中国が李登輝氏を憎悪する戦略的理由
まさに中国国民が抱く李登輝氏の憎悪感情を代弁したような書き方だが、当の李登輝氏が聞けば、「誰が中国人だって」と笑うはずだ。
このようにあの国の御用メディアが李登輝氏に対し、ここまでヒステリックになるのには理由がある。
何しろ尖閣問題は台湾の平和統一を目指す中国側にとり、中国と台湾とで主張が一致して然るべきものだし、反日で盛り上がる中華ナショナリズムをともに確認し合える貴重なテーマであって然るべきものだ。だから「中国のペースに乗るな」と台湾国民に訴える李登輝氏は、相変わらず厄介な「平和統一」工作の障害と映るのだろう。
この日李登輝氏は、次のような話もしている。
―――釣魚台の話は一九七二年から出ている。馬英九総統は当時コーネル大学の学生で、釣魚台は台湾のものだと主張していた。それで主権争議が始まったのだ。
―――自分が副総統のとき、人を派遣して日本の農林省と協議したことがある。台湾の漁民があの付近の海域で領をしてきたからだ。
―――中国が台湾に手を出すとき、当然ながら釣魚台から手をつける。
李登輝氏の指摘は注目に値する。中国が狙うのは尖閣周辺の海底資源だけではない。尖閣を奪うことで、東支那海を奪い、台湾を奪い、そして第一列島線を自らの勢力下に組み込むという戦略目標を掲げているのである。
■愚かで危うい台湾の政界
ちなみにあの国は、尖閣を「中国台湾省」の一部だと極め付けている。これだけ見ても、台湾国民が中国と歩調を合わせてはならないことは明白だ。
ところが、台湾政界の動きはどうか。
呉敦義行政院長(首相)は九月二十八日の立法院(国会)で「(自身が高雄市長だった)九〇年の高雄での全国運動会に際し、聖火を釣魚台の周ろうとしたが、李登輝が行かせてくれなかった」と強調し、「台湾は主権を守り、漁民の権益を守り、如何なる屈辱も受けてはならない」と訴えた。
十月二十一日には立法院の内政委員会が、反日親中の高金素梅立法委員(国会議員)の提案を受け入れ、船で尖閣諸島への視察を決めた。
李登輝氏がいかに止めようとも、こうした親中勢力の反日行動に歯止めはかからない。まるでそうすることを「中国人であることの証」としているかのように…。
これほど台湾の政界は、愚かで危うい。
■李登輝氏は日台のために戦っている
台湾人の政治家にも同様の動きを見せる者が少なくない。こちらは「釣魚台は中国の領土ではなく台湾の領土だ」と叫んでいるが、他国の領土をほしがるのを愛国主義と勘違いするあたりは、国民党の中国人教育の影響ではないだろうか。
そうした状況であるからこそ、「日台は生命共同体」と主張する李登輝氏は、台湾のため、そして日本を含む第一列島線防衛のため、如何なる非難も恐れることなく、台湾国民の前で孤軍奮闘中なのだ。
だから日本からもまた台湾国民に対し「尖閣は間違いなく日本領土。中国人の宣伝に騙され、台湾事態を奪われるな」との警鐘メッセージを発信するべきではないだろうだ。日本、そして第一列島線を中国の侵略から守るために。
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チャンネル桜報道動画
10.30 中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動 in 大阪
平成22年10月30日(土)
12時30分 準備
13時00分 集会 於・新町北公園(西区)
地下鉄四ツ橋線「四ツ橋」駅2番出口 北へ徒歩5分
鶴見緑地線「西大橋駅」2番出口 北へ徒歩5分
登壇予定 田母神俊雄、西村眞悟、三宅 博、水島 総 ほか
14時00分 デモ行進 出発 新町北公園→東進→南久宝寺町3→御堂筋南下
→難波高島屋前→元町中公園(浪速区) 解散(15時05分)
15時00分 街宣活動 於・南海電鉄「難波」駅 「なんばマルイ西側歩道」・高島屋前
主催 頑張れ日本!全国行動委員会関西総本部
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会関西総本部 http://www.ganbare-nippon.net/
※ チラシ(PDF版)は こちら → http://www.ch-sakura.jp/sakura/protest-aggressionsenkaku1030osaka_flyer.pdf
中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動 in 名古屋 第2弾
平成22年10月31日(日) ※ 雨天決行
集合場所 若宮大通公園 ミニスポーツ広場 (中土木事務所前)
地下鉄「矢場町」駅 徒歩5分
13時30分 集会 於・若宮大通公園
14時00分 デモ行進 出発
ミニスポーツ広場 → 若宮大通 → 矢場久屋西南交差点右折 → 久屋西線 → 錦通
→ 大津通り → 若宮大通 → ミニスポーツ広場
※ 終了後、現地にて集会 → 有志により中国領事館にて抗議文を手渡し もしくは 投函予定。
《登壇予定》水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)、三輪和雄(日本世論の会会長) ほか
主催 頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部 http://ganbarenihonaichi.blog24.fc2.com/
共催 チャンネル桜を支援する会愛知県支部、日本世論の会愛知県支部
ご連絡先 TEL 080-1629-8080 MAIL ganbare.aichi@gmail.com
*チラシ(pdf版)はこちら→http://www.ch-sakura.jp/sakura/nagoyademo_20101031.pdf
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九十に近い高齢ながら、中国傾斜を強める馬英九政権から台湾を守るため、孤軍奮闘の李登輝元総統には本当に頭が下がる。
次期総統選挙の前哨戦として十一月に実施される五大都市の市長選挙には無関心でいられず、十月十八日には高雄市長選に立候補した民進党の陳菊現市長を応援のため同市入りしたが、その際に触れたのが目下台湾国内でも注目の尖閣諸島問題だった。

民進党支援で奔走する李登輝氏。手前が陳菊・高雄市長
李登輝氏はこういった。「釣魚台の問題で騒ぐのは止めよう。漁民をいたずらに困らせるだけだ」と。
そしてその上で「綺麗な娘だからといって自分の妻だと思うな」「領有権の帰属先ははっきりしているのだ」と、同諸島が日本領土であることを強調した。
「綺麗な娘」云々は、すでに一昨年の沖縄訪問時にも聞かれたものだが、実に説得力がある表現だ。
■噛み付いてきた中国御用メディア
これを受け、まっさきに噛み付いてきたのが中国の御用メディア、中国評論新聞(香港)だ。
「李登輝は祖宗を認めず(中国人であることを忘れた)」と題する論評を掲載。次のような罵詈雑言を書き連ねている。
―――李登輝の発言はきわめて無責任で、中国人、中華民族なら口にできないもので、民族の恥として歴史に刻むべきもの」
―――李登輝は執政当時、台湾独立政策を大いに進め、日米に頼り、主権を売り飛ばすことを惜しまなかった。引退後は媚日台独の本性をさらに露にした。
―――国民党機関紙の社説はかつて、「李先生には日本植民地主義の毒が深く入り込み、その血は変色し、アイデンティティが錯乱した!我々は、この台湾最後の皇民(日本人化された台湾人)の残骸に反駁するのに歴史を持ち出す必要などない。なぜなら歴史が自ずと彼を裁くからだ!」と強烈に批判したことがあった。
■中国が李登輝氏を憎悪する戦略的理由
まさに中国国民が抱く李登輝氏の憎悪感情を代弁したような書き方だが、当の李登輝氏が聞けば、「誰が中国人だって」と笑うはずだ。
このようにあの国の御用メディアが李登輝氏に対し、ここまでヒステリックになるのには理由がある。
何しろ尖閣問題は台湾の平和統一を目指す中国側にとり、中国と台湾とで主張が一致して然るべきものだし、反日で盛り上がる中華ナショナリズムをともに確認し合える貴重なテーマであって然るべきものだ。だから「中国のペースに乗るな」と台湾国民に訴える李登輝氏は、相変わらず厄介な「平和統一」工作の障害と映るのだろう。
この日李登輝氏は、次のような話もしている。
―――釣魚台の話は一九七二年から出ている。馬英九総統は当時コーネル大学の学生で、釣魚台は台湾のものだと主張していた。それで主権争議が始まったのだ。
―――自分が副総統のとき、人を派遣して日本の農林省と協議したことがある。台湾の漁民があの付近の海域で領をしてきたからだ。
―――中国が台湾に手を出すとき、当然ながら釣魚台から手をつける。
李登輝氏の指摘は注目に値する。中国が狙うのは尖閣周辺の海底資源だけではない。尖閣を奪うことで、東支那海を奪い、台湾を奪い、そして第一列島線を自らの勢力下に組み込むという戦略目標を掲げているのである。
■愚かで危うい台湾の政界
ちなみにあの国は、尖閣を「中国台湾省」の一部だと極め付けている。これだけ見ても、台湾国民が中国と歩調を合わせてはならないことは明白だ。
ところが、台湾政界の動きはどうか。
呉敦義行政院長(首相)は九月二十八日の立法院(国会)で「(自身が高雄市長だった)九〇年の高雄での全国運動会に際し、聖火を釣魚台の周ろうとしたが、李登輝が行かせてくれなかった」と強調し、「台湾は主権を守り、漁民の権益を守り、如何なる屈辱も受けてはならない」と訴えた。
十月二十一日には立法院の内政委員会が、反日親中の高金素梅立法委員(国会議員)の提案を受け入れ、船で尖閣諸島への視察を決めた。
李登輝氏がいかに止めようとも、こうした親中勢力の反日行動に歯止めはかからない。まるでそうすることを「中国人であることの証」としているかのように…。
これほど台湾の政界は、愚かで危うい。
■李登輝氏は日台のために戦っている
台湾人の政治家にも同様の動きを見せる者が少なくない。こちらは「釣魚台は中国の領土ではなく台湾の領土だ」と叫んでいるが、他国の領土をほしがるのを愛国主義と勘違いするあたりは、国民党の中国人教育の影響ではないだろうか。
そうした状況であるからこそ、「日台は生命共同体」と主張する李登輝氏は、台湾のため、そして日本を含む第一列島線防衛のため、如何なる非難も恐れることなく、台湾国民の前で孤軍奮闘中なのだ。
だから日本からもまた台湾国民に対し「尖閣は間違いなく日本領土。中国人の宣伝に騙され、台湾事態を奪われるな」との警鐘メッセージを発信するべきではないだろうだ。日本、そして第一列島線を中国の侵略から守るために。
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平成22年10月30日(土)
12時30分 準備
13時00分 集会 於・新町北公園(西区)
地下鉄四ツ橋線「四ツ橋」駅2番出口 北へ徒歩5分
鶴見緑地線「西大橋駅」2番出口 北へ徒歩5分
登壇予定 田母神俊雄、西村眞悟、三宅 博、水島 総 ほか
14時00分 デモ行進 出発 新町北公園→東進→南久宝寺町3→御堂筋南下
→難波高島屋前→元町中公園(浪速区) 解散(15時05分)
15時00分 街宣活動 於・南海電鉄「難波」駅 「なんばマルイ西側歩道」・高島屋前
主催 頑張れ日本!全国行動委員会関西総本部
ご連絡先 頑張れ日本!全国行動委員会関西総本部 http://www.ganbare-nippon.net/
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中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動 in 名古屋 第2弾
平成22年10月31日(日) ※ 雨天決行
集合場所 若宮大通公園 ミニスポーツ広場 (中土木事務所前)
地下鉄「矢場町」駅 徒歩5分
13時30分 集会 於・若宮大通公園
14時00分 デモ行進 出発
ミニスポーツ広場 → 若宮大通 → 矢場久屋西南交差点右折 → 久屋西線 → 錦通
→ 大津通り → 若宮大通 → ミニスポーツ広場
※ 終了後、現地にて集会 → 有志により中国領事館にて抗議文を手渡し もしくは 投函予定。
《登壇予定》水島総(頑張れ日本!全国行動委員会幹事長)、三輪和雄(日本世論の会会長) ほか
主催 頑張れ日本!全国行動委員会愛知県本部 http://ganbarenihonaichi.blog24.fc2.com/
共催 チャンネル桜を支援する会愛知県支部、日本世論の会愛知県支部
ご連絡先 TEL 080-1629-8080 MAIL ganbare.aichi@gmail.com
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