「枝野発言」否定した仙谷由人―反日左翼が中国を擁護する理由 (付:チャンネル桜「10・2尖閣侵略糾弾デモ」の報道動画)
2010/10/05/Tue
■枝野氏「悪しき隣人」発言は重要な警鐘
民主党の枝野幸男前幹事長代理が十月二日の講演で、尖閣海域での中国漁船事件に関連して述べた話は、国民にとってはとても大切な内容だった。
―――悪しき隣人でも隣人は隣人。それなりにお付き合いしていかなければならない。
―――しかし日本と中国は明らかに政治体制などが異なっており、両国で信頼関係をもって、協力して物事を前に進めていこうということを期待する方がおかしい。
―――中国は法治主義の通らない国だから、突然一方的に身柄を拘束されたり、いろいろなことがあり得る国。経済的なパートナーシップを期待する企業はよほどのお人好しだと思う。

「悪しき隣人」発言を行った枝野氏
一方的に日本の領土を強奪しようとし、それに日本が抵抗を余儀なくされれば、突然日本国民四人を拘束するような国が中国であり、こうした「悪しき」国の実態を直視しないでいる日本はあまりに「お人好し」で危険だと警鐘を鳴らしたわけだ。
こうした発言が反中感情を高める国民に迎合してのものかどうかは別としても、実際に日本人は、「法治主義」を知らない中国への警戒心が足りない。だから今回の事件のように、日本は中国の不条理な要求を呑まされ、屈服し、領土、領海、国益が大きく損なわれようとしているのだ。
■枝野発言を非難したのは中国ではなく…
ところが枝野氏の「悪しき隣人」発言を非難したのが中国政府ではなく、実に日本政府の仙谷由人官房長官だった。仙谷氏は四日の記者会見で「少なくとも二千年に及ぶ付き合いだ。歴史の俎上に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」と言ったのだ。
国民の前で官房長官として「中国を悪く言うべきではない」とまで発言するからには、それなりの理由がなくてはならない。ところが仙谷氏の説明は驚くべきことに…。
―――古くから中国から伝来した文化が基本となり日本の文化・文明を形成している。
―――桃太郎などの寓話も中国から取ってきたようなものが多い。
中国から文化的恩恵を受けたのだから、それに感謝し、悪口を言うなということか。また次のようなことも。
―――(中国は)清朝の末期から先進国というか英米の帝国主義に領土をむしりとられてというと言い過ぎかもしれないが、割譲されて民族としても国家としても大変、つらい思いをしてきた歴史がある。
―――日本も後発帝国主義として参加して、戦略および侵略的行為によって迷惑をかけていることも、被害をもたらしていることも間違いない。
今度は、日本は昔中国に悪いことをしたのだから、文句は言えないと言わんばかりだ。
そしてそれらを理由に、中国側の領海侵犯、巡視船への危険な体当たり、あるいは日本人の拘束などに文句を言うなと主張しているのである。
■中国の宣伝で扶植された日本人の贖罪意識
しかしこうした「驚くべき発言」に何も驚かない国民は、全人口の何割かを占めるのだろう。「中国には感謝を。そして謝罪を。あの国の悪口だけは言ってはならない」といったセリフは、日本社会のどこででも聞くことができる。
それではなぜそのような筋の通らない考えが持たれるに至ったのか。
以前私が公明党の日中友好政策の功績を説く同党支持の女性たちの前で、中国のチベット侵略や台湾へのミサイル恫喝について懇切丁寧に説明し、「友好」の見直しを勧めたとき、返ってきた言葉は「でも昔日本は中国に悪いことをしましたからね」だった。
このように、どうも中国の「現実」を非難することができない立場の人々は、「歴史」を持ち出して自己を正当化する傾向があるようだ。
それは仙谷氏も同じだろう。会見では「無用の摩擦を生んではならない」などと強調していたが、漁船事件の犯人の逮捕を躊躇い、逮捕後も処分保留で釈放してしまったこの人物にとり、中国との軋轢がよほど不都合であるらしい。
■仙谷由人は中国の謀略に加担する反日左翼
ではなぜ戦後日本人の間でこうした思考停止が蔓延しているかといえば、それは反日左翼教育に中国への贖罪意識が植え付けられたからだ。そしてそうした教育が左翼勢力によって推進された背景には、中国による歴史宣伝工作もあった。日本人に「中国の嫌がることはしない(言わない)」ようにし、日本の国家を弱体化するために贖罪意識を扶植するという謀略である。
江沢民や胡錦濤が日本に対し、「歴史を鏡にせよ」との訴えるのは「日本には中国に楯突く資格はない。中国の言うことを聞け」という意味に他ならない。今年五月の日中韓外相会談では「中国は核軍縮に取り組んでいない」と、中国の楊潔篪外相に「楯突いた」岡田克也外相は、「私の親族は日本軍に殺されたのだぞ」と怒鳴られている。
こうした中国の宣伝が日本社会に着実に浸透したのは政治、教育、文化、メディアなど各界における左翼勢力の呼応があったからだ。日本の革命を望んできた左翼は、共産中国に憧れ、日本を憎むという情念に染まっている。中国の支配下で日本が弱体化することに抵抗感がないばかりか、むしろ快感を味わうのかも知れない。
ちなみに仙谷氏は、そうした左翼思想の持ち主だ。そのことは今回の記者会見だけでも一目瞭然だろう。
もちろんこの官房長官だけでない。鳩山由紀夫前首相、菅直人首相が「国を開く」と訴えるのも、中国との摩擦、衝突よりも、東アジア共同体を形成し、あの国と一体化するに如くはなしという左翼思想に基づいている。
■恐るべき民主党政権―船長釈放で「国は開かれた」
つまりこれが民主党政権なのだ。犯人の船長を釈放した瞬間、大きく中国に「国は開かれた」。つまり尖閣海域は中国の艦船に開放されたと見るべきだ。少なくとも中国側は、民主党政権に領土、領海を守るとの意思は強くないと見て取った。そして仙谷氏の会見での発言で、さらにそれを確信したことだろう。
建国以来長期間にわたって行われてきた日本に対する弱体化工作が、ここまで大きな実を結んだと祝杯を挙げているのではないだろうか。
ここまで書けばもはや明らかだ。反日、あるいは親中の政治家たちに、政権だけは委ねることはできない。
そして国民自身、有害なる贖罪意識を拭い去り、あの国の謀略宣伝を撥ね付けよう。
「日本は中国を侵略した」と言われるが、少なくとも満洲事変であれ支那事変であれ、みな中国側の挑発によって引き起こされたこと、あるいは日本の占領下、勢力下で民衆は、ようやく内戦や苛斂誅求から逃れることができたという史実を押さえた上で、あらためて歴史を眺めればいい。
さらに重要なことは、今日では中国こそが危険で憎むべき侵略国家だということを国民の常識にまですることだ。「悪しき隣人」とは非常に明快な表現ではないだろうか。
********************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php?486253
チャンネル桜「10・2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動」報道動画
【尖閣防衛】10.1 天皇陛下お出迎え&中国糾弾緊急国民行動[桜H22/10/4]
10月1日の国会召集のため、国会議事堂にお出ましになった天皇陛下をお出迎え・お見送りした際の様子と、その後議員会館前で行った『中国の尖閣侵略糾弾!緊急国民行動』の様子をお送りします。
【リレートーク】10.2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動[桜H22/10/4]
尖閣諸島沖衝突事件の政府対応と、中国の姿勢に対する憤りを行動で示したいとする人々が自らの意思で集った『中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動』の中から、デモ行進に先立って行われたリレートークの模様をお送りします。
【デモ行進】10.2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動[桜H22/10/4]
尖閣諸島沖衝突事件に政府対応と、中国の姿勢に対する憤りを行動で示したいとする人々が自らの意思で集った『中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動』の中から、2670名もの参加者が集ったデモ行進の模様をお送りします。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
民主党の枝野幸男前幹事長代理が十月二日の講演で、尖閣海域での中国漁船事件に関連して述べた話は、国民にとってはとても大切な内容だった。
―――悪しき隣人でも隣人は隣人。それなりにお付き合いしていかなければならない。
―――しかし日本と中国は明らかに政治体制などが異なっており、両国で信頼関係をもって、協力して物事を前に進めていこうということを期待する方がおかしい。
―――中国は法治主義の通らない国だから、突然一方的に身柄を拘束されたり、いろいろなことがあり得る国。経済的なパートナーシップを期待する企業はよほどのお人好しだと思う。

「悪しき隣人」発言を行った枝野氏
一方的に日本の領土を強奪しようとし、それに日本が抵抗を余儀なくされれば、突然日本国民四人を拘束するような国が中国であり、こうした「悪しき」国の実態を直視しないでいる日本はあまりに「お人好し」で危険だと警鐘を鳴らしたわけだ。
こうした発言が反中感情を高める国民に迎合してのものかどうかは別としても、実際に日本人は、「法治主義」を知らない中国への警戒心が足りない。だから今回の事件のように、日本は中国の不条理な要求を呑まされ、屈服し、領土、領海、国益が大きく損なわれようとしているのだ。
■枝野発言を非難したのは中国ではなく…
ところが枝野氏の「悪しき隣人」発言を非難したのが中国政府ではなく、実に日本政府の仙谷由人官房長官だった。仙谷氏は四日の記者会見で「少なくとも二千年に及ぶ付き合いだ。歴史の俎上に載せれば、そんなに中国のことを(悪く)言うべきではない」と言ったのだ。
国民の前で官房長官として「中国を悪く言うべきではない」とまで発言するからには、それなりの理由がなくてはならない。ところが仙谷氏の説明は驚くべきことに…。
―――古くから中国から伝来した文化が基本となり日本の文化・文明を形成している。
―――桃太郎などの寓話も中国から取ってきたようなものが多い。
中国から文化的恩恵を受けたのだから、それに感謝し、悪口を言うなということか。また次のようなことも。
―――(中国は)清朝の末期から先進国というか英米の帝国主義に領土をむしりとられてというと言い過ぎかもしれないが、割譲されて民族としても国家としても大変、つらい思いをしてきた歴史がある。
―――日本も後発帝国主義として参加して、戦略および侵略的行為によって迷惑をかけていることも、被害をもたらしていることも間違いない。
今度は、日本は昔中国に悪いことをしたのだから、文句は言えないと言わんばかりだ。
そしてそれらを理由に、中国側の領海侵犯、巡視船への危険な体当たり、あるいは日本人の拘束などに文句を言うなと主張しているのである。
■中国の宣伝で扶植された日本人の贖罪意識
しかしこうした「驚くべき発言」に何も驚かない国民は、全人口の何割かを占めるのだろう。「中国には感謝を。そして謝罪を。あの国の悪口だけは言ってはならない」といったセリフは、日本社会のどこででも聞くことができる。
それではなぜそのような筋の通らない考えが持たれるに至ったのか。
以前私が公明党の日中友好政策の功績を説く同党支持の女性たちの前で、中国のチベット侵略や台湾へのミサイル恫喝について懇切丁寧に説明し、「友好」の見直しを勧めたとき、返ってきた言葉は「でも昔日本は中国に悪いことをしましたからね」だった。
このように、どうも中国の「現実」を非難することができない立場の人々は、「歴史」を持ち出して自己を正当化する傾向があるようだ。
それは仙谷氏も同じだろう。会見では「無用の摩擦を生んではならない」などと強調していたが、漁船事件の犯人の逮捕を躊躇い、逮捕後も処分保留で釈放してしまったこの人物にとり、中国との軋轢がよほど不都合であるらしい。
■仙谷由人は中国の謀略に加担する反日左翼
ではなぜ戦後日本人の間でこうした思考停止が蔓延しているかといえば、それは反日左翼教育に中国への贖罪意識が植え付けられたからだ。そしてそうした教育が左翼勢力によって推進された背景には、中国による歴史宣伝工作もあった。日本人に「中国の嫌がることはしない(言わない)」ようにし、日本の国家を弱体化するために贖罪意識を扶植するという謀略である。
江沢民や胡錦濤が日本に対し、「歴史を鏡にせよ」との訴えるのは「日本には中国に楯突く資格はない。中国の言うことを聞け」という意味に他ならない。今年五月の日中韓外相会談では「中国は核軍縮に取り組んでいない」と、中国の楊潔篪外相に「楯突いた」岡田克也外相は、「私の親族は日本軍に殺されたのだぞ」と怒鳴られている。
こうした中国の宣伝が日本社会に着実に浸透したのは政治、教育、文化、メディアなど各界における左翼勢力の呼応があったからだ。日本の革命を望んできた左翼は、共産中国に憧れ、日本を憎むという情念に染まっている。中国の支配下で日本が弱体化することに抵抗感がないばかりか、むしろ快感を味わうのかも知れない。
ちなみに仙谷氏は、そうした左翼思想の持ち主だ。そのことは今回の記者会見だけでも一目瞭然だろう。
もちろんこの官房長官だけでない。鳩山由紀夫前首相、菅直人首相が「国を開く」と訴えるのも、中国との摩擦、衝突よりも、東アジア共同体を形成し、あの国と一体化するに如くはなしという左翼思想に基づいている。
■恐るべき民主党政権―船長釈放で「国は開かれた」
つまりこれが民主党政権なのだ。犯人の船長を釈放した瞬間、大きく中国に「国は開かれた」。つまり尖閣海域は中国の艦船に開放されたと見るべきだ。少なくとも中国側は、民主党政権に領土、領海を守るとの意思は強くないと見て取った。そして仙谷氏の会見での発言で、さらにそれを確信したことだろう。
建国以来長期間にわたって行われてきた日本に対する弱体化工作が、ここまで大きな実を結んだと祝杯を挙げているのではないだろうか。
ここまで書けばもはや明らかだ。反日、あるいは親中の政治家たちに、政権だけは委ねることはできない。
そして国民自身、有害なる贖罪意識を拭い去り、あの国の謀略宣伝を撥ね付けよう。
「日本は中国を侵略した」と言われるが、少なくとも満洲事変であれ支那事変であれ、みな中国側の挑発によって引き起こされたこと、あるいは日本の占領下、勢力下で民衆は、ようやく内戦や苛斂誅求から逃れることができたという史実を押さえた上で、あらためて歴史を眺めればいい。
さらに重要なことは、今日では中国こそが危険で憎むべき侵略国家だということを国民の常識にまですることだ。「悪しき隣人」とは非常に明快な表現ではないだろうか。
********************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php?486253
チャンネル桜「10・2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動」報道動画
【尖閣防衛】10.1 天皇陛下お出迎え&中国糾弾緊急国民行動[桜H22/10/4]
10月1日の国会召集のため、国会議事堂にお出ましになった天皇陛下をお出迎え・お見送りした際の様子と、その後議員会館前で行った『中国の尖閣侵略糾弾!緊急国民行動』の様子をお送りします。
【リレートーク】10.2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動[桜H22/10/4]
尖閣諸島沖衝突事件の政府対応と、中国の姿勢に対する憤りを行動で示したいとする人々が自らの意思で集った『中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動』の中から、デモ行進に先立って行われたリレートークの模様をお送りします。
【デモ行進】10.2中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動[桜H22/10/4]
尖閣諸島沖衝突事件に政府対応と、中国の姿勢に対する憤りを行動で示したいとする人々が自らの意思で集った『中国の尖閣諸島侵略糾弾!全国国民統一行動』の中から、2670名もの参加者が集ったデモ行進の模様をお送りします。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
スポンサーサイト