抗議者の逮捕も試みた大学入試センターの窮迫―「外国人参政権」捏造出題事件 (付:チャンネル桜の報道動画)
2010/06/24/Thu
■大学入試センターの漫画じみた自信
昔のテレビ漫画「マジンガーZ」に出てくる光子力研究所が、敵のミサイル攻撃を受けても平気でいられたのは、目に見えないバリアーに守られていたからだが、大学入試センターはあれの見すぎではないか。
一月十六日の大学入試センター試験の「現代社会」で、在日外国人への地方参政権付与に関する最高裁の違憲判決を合憲判決とする、誤った出題を敢えてしたセンターだが、こうした致命的なミスを犯しながらも、抗議の声など「バリアー」で跳ね返せると思い込んでいたようだ。
しかしそんな漫画じみたものなどないと言うことを、このほどようやく知り、狼狽しているところだ。
ではいったいいかなる「バリアー」を張ったつもりでいたのか。それがセンターの横暴で無責任な体質、そして幼稚な心理を物語るものなのだ。
だがそれを語る前に、先ずこの問題を巡るこれまでの経緯を振り返ろう。
■経緯1-最高裁判決の捏造と民主党の援護射撃
あの出題は明らかに参政権付与法案を推進する民主党政権や左翼勢力による判決捏造の主張を取り入れたものだった。「合憲」を既成事実化するため、受験生を犠牲にすることすら厭わない悪質極まりない政治的意図は明白である。

その直後にこの問題を取り上げたのが産経新聞だが、それに対して大学入試センターは、「試験問題は教科書を基礎として出題している」とし、今回も「多くの『現代社会』の教科書で言及されているこの最高裁判決を、選択肢の一つとして取り上げた」と、まるで人事のような説明を行った。
そしてそれに加担したのが民主党の川端達夫文科相だ。国会質問で「特段問題があるとは思わない」と発言している。「問題なきこと議論の余地なし」との強引な幕引きである。
■経緯2-左翼の暴走に抗議運動を開始
だがこのままでは、「いったんセンター試験に出題されれば、それは学校でも予備校でも有無をいわせぬ事実として教えられていく」(産経、一月三十一日)ことになる。
それに第一、この設問で被害を蒙った受験生の救済はどうなるのか。左翼の政治思想に染まったセンターの暴走から、これからの受験生たちも守らなくてもならない。
そこで我々「頑張れ日本!全国行動委員会」のデモ隊は四月から、都内のセンター正門前で抗議行動を開始した。
■経緯3-四月二十日に質問状を手交
そして四月二十日には、センターの吉本高志理事長に宛て、以下のような内容の公開質問状を届けている。先ずはセンターに自らの過ちを認めさせなければ議論にもならないからだ。
一、「最高裁判所が外国人の永住者等に地方選挙の選挙権を法律で付与することは憲法上禁止されていないとした」と言った誤記述を行った「現代社会」の教科書は多いと言うが、それは事実か。もし事実なら、それはどれほど「多い」のか。そして誤記述を行っていない正確な教科書はなかったのか。(※正確な記述の教科書は存在する)
二、最高裁判決に照らし、正しく回答③を選んだがため、誤答扱いとなった受験生の数は何人か。(※問題となっている「現代社会」第1問問3のこと)
三、その受験生に対し、いかなる救済措置を採るべきと考えているか。
四、「現代社会」の誤った出題に関し、誰がいかにして責任を負うのか。
五、回答③の記述は、外国人参政権を推進する政治勢力の、最高裁判決の歪曲に基づいた政治的主張と合致するが、政治的に中立であるべき貴センターが同勢力と何の関係も持っていないことを証明することはできるか。
■経緯4-回答ならぬ回答で「回答拒否」
これを受領したセンター職員は、回答は五月中旬から下旬まで待ってほしいと言ってきた。「現代社会」を作題した専門家とも相談するため、時間を要すると言うのだ。
その後、デモ隊がセンターへ回答を促しに行ったのが五月十八日だ。これに対してセンターは「専門家も交えて検討中だ」と説明した。そしてその翌日、回答書を作成した。
悪質行為を敢えてした「専門家」とともに検討した末に出した吉本理事長名義の回答書とは次のようなものだった。
―――この設問は、日本における参政権に関する知識を問うものであり、その出題に当たり、多くの「現代社会」の教科書で言及されているこの最高裁判決を、選択肢の一つとして取り上げたものである。現行の「現代社会」の教科書のうち「外国人参政権に関する最高裁判決」の記述があるのは、17点中10点、該当する教科書の採択率では約8割となっております。
これは「質問一」に対する回答に見える。しかし肝心の「誤記述を行っていない正確な教科書はなかったのか」との質問には一切答えていない。
実はこれは回答ではなく、産経に対して行った「試験問題は教科書を基礎として出題している」との説明の繰り返しに過ぎなかったのである。
もちろん「質問二~五」への回答もない。
質問状を受け取った際には、「必ずきちんとした回答を行う」と約束したセンターだが、結局はこのように回答を拒否したのだ。
もちろん回答拒否は回答できないためである。回答を行って自らの非を認めれば、吉本理事長や作題した専門家たちは責任を免れることはできなくなるからなのだ。
■拒否センターの切り札「敷地内進入拒否」を拒否
このような「回答」書を受け取ったデモ隊は五月二十日、「これは何だ」と再び抗議行動。しかし担当職員からは「あの回答がすべて」との面会拒否のメッセージが守衛から伝えられた。
そこで六月二十二日、再び抗議デモ。

守衛室で担当職員への面会と、質問状の再受領を求めたところ、「話すことはない」との回答が予め用意されていた。
「それでは我々は建物に入って話をする」と言うと、守衛は「敷地内には入れない」と強く警告してきた。
実はセンターが「バリアー」のつもりで張っているのがこれなのだ。「面会拒否」「対話拒否」「敷地内進入拒否」を行うことで、すべての抗議、責任追及から免れることができると考えていたのだ。
要するにあの回答ならぬ「回答」書で、一方的に幕引きをしたつもりなのである。
そこでデモ隊は守衛の制止を押し切り、敷地に入った。すると複数の警備員が飛び出してきて、玄関前でデモ隊の進入を遮った。
■責任回避の一心でデモ隊逮捕を試みる
硬く閉ざされたドアの前でデモ隊は、吉本理事長や担当職員に「質問状を受け取り」に呼び続けたが、「バリアー」役を演じる警備員にすべてを任せ、誰も姿を現さない。

一方、玄関前で頑として動かないデモ隊に業を煮やした警備員は、一一〇番通報をした。
これは座視できないことである。責任を負いたくないとの一心で、質問状を拒否するため、ついにセンターはデモ隊を逮捕へと持ち込もうとしたのである。
やがて「門の外で会う」との担当職員からの伝言が警備員から伝えられた。「バリアー」など効かないことを悟ったのだろう。それを受け、デモ隊は敷地の外へと撤収した。
すでにデモ隊の周囲には大勢の警官が駆けつけていた。デモ隊が撤収し始めると、警官はデモ隊にではなくセンターに対し、怒りの声を上げていた。

「なぜこの程度のことで通報したのか」と注意していたと聞いた。
■謝罪の上、質問状を再受領したセンター
それから間もなく、担当職員が門から出てきた。警備員を動員してまで面会を拒否したことを謝罪していた。自分たちの振る舞いの非を認めたのだ。
そこであらためて質問状を読み上げ、手交した。「今度はきちんとした回答を」と求めると、職員は神妙な面持ちで「そうする」と答えた。
そのほか、いろいろとたずねたが、職員は「自分はコメントできる立場にない」と困り果てていた。それはそうだろう、この職員は単なる吉本理事長ら責任者たちの気の毒な「防波堤」に過ぎないのだ。
「回答はいつになるかわからない」と申し訳なさそうに語った職員。今後センターがいかなる対応に出るかは、吉本理事長次第なのだろう。
抗議活動を始めてからまもなく三ヶ月になろうとしている。まるで「たちの悪い子供」に振り回されている格好だが、それほどセンターも抵抗に必死なのだろう。
しかしその一方で彼らには、なお民主党政権に守られているとの安心感もあるのかも知れない。だが真実を求める国民の抗議の前では、いかなる「バリアー」も効かないことを理解しなければならない。
そして受験生、国民の前で負うべき責任も、時が経てば経つほど雪達磨式に膨れ上がると言うことも。
なおこの日デモ隊はこのあと、渋谷駅ハチ公前へ移動し、民主党糾弾の該当演説会を実施した。
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チャンネル桜の報道動画
【外国人参政権】6.22 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/23]
今年行われた大学入試センター試験「現代社会」において、「外国人参政権」の付与は憲法上問題ないとされた捏造問題が出題された。これに対し抗議活動を継続してきたが、前回の大学入試センター側の回答は不十分であったため、再度理事長に対し質問状を提出することとした。その際の抗議行動の模様と、渋谷駅・ハチ公前広場で行われた街頭宣伝活動の模様をお送りします。
以下はこれまでの行動の報道映像だ。
【センター試験】外国人参政権「捏造」出題追及緊急行動[桜H22/4/6]
4月5日に大学入試センター前で行われた緊急抗議行動の模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=VhDRyPLr3NE
【センター試験】大学入試センター前 緊急抗議行動[桜H22/4/21]
4月20日に大学入試センター前で吉本理事長に質問状を手交した模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=tNkdQ-Bz5mo&feature=channel
【センター試験】大学入試センター前 抗議行動[桜H22/4/23]
4月20日に吉本理事長に質問状を手交したが、その返事は1ヶ月かかるということであった。大学入試の出題に関することに速やかに「答えられない」という状態を重く見て、再度22日に行われた抗議行動の模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=1rWQ9tRibw8&feature=channel
【外国人参政権】5.18 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/19]
4月20日に吉本理事長に質問状を手交したが、その返事は1ヶ月かかるということであった。その約束の1ヶ月を前にして、改めて大学入試センター前で行った抗議行動の模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=5buKWyYBQMU&feature=player_embedded
【外国人参政権】5.20 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/21]
1ヶ月の時間を経てセンター側からの回答があったものの、その内容は全く不十分なものであった。20日に大学入試センター前で行われた抗議行動の模様と、回答の内容についてお伝えします。
http://www.youtube.com/watch?v=na83Tp6J1M0&feature=related
台湾研究フォーラム 第136回定例会

■講師 永山英樹氏(台湾研究フォーラム会長)
■演題 東アジア安保から見た菅直人政権―「第一列島線」上に出現した危機的存在
いずれの勢力下に置くかの戦略上、米中が争う第一列島線。その線上に位置する日本で発足した菅直人政権。日米同盟重視の現実主義路線を掲げながらも、その一方で中国に屈従する思想、情念を包み隠せずにいる。国民はこれからも民主党政権の外交、安保政策上の迷走に売りまわされ続けるか。
講師略歴:(ながやま・ひでき)昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。台湾は我が国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』(まどか出版)。共著書に『台湾と日本交流秘話』(展転社)、『国士内田良平-その思想と行動』(展転社)、『シナ人とは何か』(展転社)。共訳書に『台湾国民中学歴史教科書・台湾を知る』(雄山閣)がある。台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事、「頑張れ日本!全国行動委員会」常任幹事。
【日 時】 平成22年7月3日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター 3F会議室 (※文京区民センターではありません)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 7月2日まで右記へ。E-mail:taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
【問合せ】 090-4138-6397
■会員募集中―台湾は日本の生命線です。台湾建国、日台共栄の運動にぜひ参与を。年会費は2000円。定例会会場で受け付けます。
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7月4日「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内

http://uyghur-j.org/news_20100704.html
今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:info@uyghur-j.org
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
[禁止事項]
平和的な抗議行動です。ウイグル人のために過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。
※日本の政党や政治家、または候補者に関するプラカードの持参やシュプレヒコール。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
昔のテレビ漫画「マジンガーZ」に出てくる光子力研究所が、敵のミサイル攻撃を受けても平気でいられたのは、目に見えないバリアーに守られていたからだが、大学入試センターはあれの見すぎではないか。
一月十六日の大学入試センター試験の「現代社会」で、在日外国人への地方参政権付与に関する最高裁の違憲判決を合憲判決とする、誤った出題を敢えてしたセンターだが、こうした致命的なミスを犯しながらも、抗議の声など「バリアー」で跳ね返せると思い込んでいたようだ。
しかしそんな漫画じみたものなどないと言うことを、このほどようやく知り、狼狽しているところだ。
ではいったいいかなる「バリアー」を張ったつもりでいたのか。それがセンターの横暴で無責任な体質、そして幼稚な心理を物語るものなのだ。
だがそれを語る前に、先ずこの問題を巡るこれまでの経緯を振り返ろう。
■経緯1-最高裁判決の捏造と民主党の援護射撃
あの出題は明らかに参政権付与法案を推進する民主党政権や左翼勢力による判決捏造の主張を取り入れたものだった。「合憲」を既成事実化するため、受験生を犠牲にすることすら厭わない悪質極まりない政治的意図は明白である。

その直後にこの問題を取り上げたのが産経新聞だが、それに対して大学入試センターは、「試験問題は教科書を基礎として出題している」とし、今回も「多くの『現代社会』の教科書で言及されているこの最高裁判決を、選択肢の一つとして取り上げた」と、まるで人事のような説明を行った。
そしてそれに加担したのが民主党の川端達夫文科相だ。国会質問で「特段問題があるとは思わない」と発言している。「問題なきこと議論の余地なし」との強引な幕引きである。
■経緯2-左翼の暴走に抗議運動を開始
だがこのままでは、「いったんセンター試験に出題されれば、それは学校でも予備校でも有無をいわせぬ事実として教えられていく」(産経、一月三十一日)ことになる。
それに第一、この設問で被害を蒙った受験生の救済はどうなるのか。左翼の政治思想に染まったセンターの暴走から、これからの受験生たちも守らなくてもならない。
そこで我々「頑張れ日本!全国行動委員会」のデモ隊は四月から、都内のセンター正門前で抗議行動を開始した。
■経緯3-四月二十日に質問状を手交
そして四月二十日には、センターの吉本高志理事長に宛て、以下のような内容の公開質問状を届けている。先ずはセンターに自らの過ちを認めさせなければ議論にもならないからだ。
一、「最高裁判所が外国人の永住者等に地方選挙の選挙権を法律で付与することは憲法上禁止されていないとした」と言った誤記述を行った「現代社会」の教科書は多いと言うが、それは事実か。もし事実なら、それはどれほど「多い」のか。そして誤記述を行っていない正確な教科書はなかったのか。(※正確な記述の教科書は存在する)
二、最高裁判決に照らし、正しく回答③を選んだがため、誤答扱いとなった受験生の数は何人か。(※問題となっている「現代社会」第1問問3のこと)
三、その受験生に対し、いかなる救済措置を採るべきと考えているか。
四、「現代社会」の誤った出題に関し、誰がいかにして責任を負うのか。
五、回答③の記述は、外国人参政権を推進する政治勢力の、最高裁判決の歪曲に基づいた政治的主張と合致するが、政治的に中立であるべき貴センターが同勢力と何の関係も持っていないことを証明することはできるか。
■経緯4-回答ならぬ回答で「回答拒否」
これを受領したセンター職員は、回答は五月中旬から下旬まで待ってほしいと言ってきた。「現代社会」を作題した専門家とも相談するため、時間を要すると言うのだ。
その後、デモ隊がセンターへ回答を促しに行ったのが五月十八日だ。これに対してセンターは「専門家も交えて検討中だ」と説明した。そしてその翌日、回答書を作成した。
悪質行為を敢えてした「専門家」とともに検討した末に出した吉本理事長名義の回答書とは次のようなものだった。
―――この設問は、日本における参政権に関する知識を問うものであり、その出題に当たり、多くの「現代社会」の教科書で言及されているこの最高裁判決を、選択肢の一つとして取り上げたものである。現行の「現代社会」の教科書のうち「外国人参政権に関する最高裁判決」の記述があるのは、17点中10点、該当する教科書の採択率では約8割となっております。
これは「質問一」に対する回答に見える。しかし肝心の「誤記述を行っていない正確な教科書はなかったのか」との質問には一切答えていない。
実はこれは回答ではなく、産経に対して行った「試験問題は教科書を基礎として出題している」との説明の繰り返しに過ぎなかったのである。
もちろん「質問二~五」への回答もない。
質問状を受け取った際には、「必ずきちんとした回答を行う」と約束したセンターだが、結局はこのように回答を拒否したのだ。
もちろん回答拒否は回答できないためである。回答を行って自らの非を認めれば、吉本理事長や作題した専門家たちは責任を免れることはできなくなるからなのだ。
■拒否センターの切り札「敷地内進入拒否」を拒否
このような「回答」書を受け取ったデモ隊は五月二十日、「これは何だ」と再び抗議行動。しかし担当職員からは「あの回答がすべて」との面会拒否のメッセージが守衛から伝えられた。
そこで六月二十二日、再び抗議デモ。


守衛室で担当職員への面会と、質問状の再受領を求めたところ、「話すことはない」との回答が予め用意されていた。
「それでは我々は建物に入って話をする」と言うと、守衛は「敷地内には入れない」と強く警告してきた。
実はセンターが「バリアー」のつもりで張っているのがこれなのだ。「面会拒否」「対話拒否」「敷地内進入拒否」を行うことで、すべての抗議、責任追及から免れることができると考えていたのだ。
要するにあの回答ならぬ「回答」書で、一方的に幕引きをしたつもりなのである。
そこでデモ隊は守衛の制止を押し切り、敷地に入った。すると複数の警備員が飛び出してきて、玄関前でデモ隊の進入を遮った。
■責任回避の一心でデモ隊逮捕を試みる
硬く閉ざされたドアの前でデモ隊は、吉本理事長や担当職員に「質問状を受け取り」に呼び続けたが、「バリアー」役を演じる警備員にすべてを任せ、誰も姿を現さない。

一方、玄関前で頑として動かないデモ隊に業を煮やした警備員は、一一〇番通報をした。
これは座視できないことである。責任を負いたくないとの一心で、質問状を拒否するため、ついにセンターはデモ隊を逮捕へと持ち込もうとしたのである。
やがて「門の外で会う」との担当職員からの伝言が警備員から伝えられた。「バリアー」など効かないことを悟ったのだろう。それを受け、デモ隊は敷地の外へと撤収した。
すでにデモ隊の周囲には大勢の警官が駆けつけていた。デモ隊が撤収し始めると、警官はデモ隊にではなくセンターに対し、怒りの声を上げていた。

「なぜこの程度のことで通報したのか」と注意していたと聞いた。
■謝罪の上、質問状を再受領したセンター
それから間もなく、担当職員が門から出てきた。警備員を動員してまで面会を拒否したことを謝罪していた。自分たちの振る舞いの非を認めたのだ。
そこであらためて質問状を読み上げ、手交した。「今度はきちんとした回答を」と求めると、職員は神妙な面持ちで「そうする」と答えた。
そのほか、いろいろとたずねたが、職員は「自分はコメントできる立場にない」と困り果てていた。それはそうだろう、この職員は単なる吉本理事長ら責任者たちの気の毒な「防波堤」に過ぎないのだ。
「回答はいつになるかわからない」と申し訳なさそうに語った職員。今後センターがいかなる対応に出るかは、吉本理事長次第なのだろう。
抗議活動を始めてからまもなく三ヶ月になろうとしている。まるで「たちの悪い子供」に振り回されている格好だが、それほどセンターも抵抗に必死なのだろう。
しかしその一方で彼らには、なお民主党政権に守られているとの安心感もあるのかも知れない。だが真実を求める国民の抗議の前では、いかなる「バリアー」も効かないことを理解しなければならない。
そして受験生、国民の前で負うべき責任も、時が経てば経つほど雪達磨式に膨れ上がると言うことも。
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【外国人参政権】6.22 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/23]
今年行われた大学入試センター試験「現代社会」において、「外国人参政権」の付与は憲法上問題ないとされた捏造問題が出題された。これに対し抗議活動を継続してきたが、前回の大学入試センター側の回答は不十分であったため、再度理事長に対し質問状を提出することとした。その際の抗議行動の模様と、渋谷駅・ハチ公前広場で行われた街頭宣伝活動の模様をお送りします。
以下はこれまでの行動の報道映像だ。
【センター試験】外国人参政権「捏造」出題追及緊急行動[桜H22/4/6]
4月5日に大学入試センター前で行われた緊急抗議行動の模様をお送りします。
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【センター試験】大学入試センター前 緊急抗議行動[桜H22/4/21]
4月20日に大学入試センター前で吉本理事長に質問状を手交した模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=tNkdQ-Bz5mo&feature=channel
【センター試験】大学入試センター前 抗議行動[桜H22/4/23]
4月20日に吉本理事長に質問状を手交したが、その返事は1ヶ月かかるということであった。大学入試の出題に関することに速やかに「答えられない」という状態を重く見て、再度22日に行われた抗議行動の模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=1rWQ9tRibw8&feature=channel
【外国人参政権】5.18 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/19]
4月20日に吉本理事長に質問状を手交したが、その返事は1ヶ月かかるということであった。その約束の1ヶ月を前にして、改めて大学入試センター前で行った抗議行動の模様をお送りします。
http://www.youtube.com/watch?v=5buKWyYBQMU&feature=player_embedded
【外国人参政権】5.20 大学入試センター前緊急抗議行動[桜H22/5/21]
1ヶ月の時間を経てセンター側からの回答があったものの、その内容は全く不十分なものであった。20日に大学入試センター前で行われた抗議行動の模様と、回答の内容についてお伝えします。
http://www.youtube.com/watch?v=na83Tp6J1M0&feature=related
台湾研究フォーラム 第136回定例会

■講師 永山英樹氏(台湾研究フォーラム会長)
■演題 東アジア安保から見た菅直人政権―「第一列島線」上に出現した危機的存在
いずれの勢力下に置くかの戦略上、米中が争う第一列島線。その線上に位置する日本で発足した菅直人政権。日米同盟重視の現実主義路線を掲げながらも、その一方で中国に屈従する思想、情念を包み隠せずにいる。国民はこれからも民主党政権の外交、安保政策上の迷走に売りまわされ続けるか。
講師略歴:(ながやま・ひでき)昭和36年、埼玉県生まれ。法政大学法学部法律学科卒。台湾は我が国の生命線、運命共同体であるとの見地から、日台関係の強化と正常化、台湾報道の正常化、台湾独立建国の支援、台湾国連加盟の支援等を訴える活動を展開している。著書に『日本の命運は台湾にあり』(まどか出版)。共著書に『台湾と日本交流秘話』(展転社)、『国士内田良平-その思想と行動』(展転社)、『シナ人とは何か』(展転社)。共訳書に『台湾国民中学歴史教科書・台湾を知る』(雄山閣)がある。台湾研究フォーラム会長、日本李登輝友の会理事、「頑張れ日本!全国行動委員会」常任幹事。
【日 時】 平成22年7月3日(土)午後6時~8時
【場 所】 文京シビックセンター 3F会議室 (※文京区民センターではありません)
JR「水道橋駅」徒歩10分、都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
【参加費】 会員500円、一般1,000円
【懇親会】 終了後、会場付近にて。(会費3,000円、学生1,000円)
【申込み】 7月2日まで右記へ。E-mail:taiwan_kenkyu_forum@yahoo.co.jp
【問合せ】 090-4138-6397
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7月4日「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内

http://uyghur-j.org/news_20100704.html
今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:info@uyghur-j.org
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
[禁止事項]
平和的な抗議行動です。ウイグル人のために過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。
※日本の政党や政治家、または候補者に関するプラカードの持参やシュプレヒコール。
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