櫻井よしこ氏が指摘する日中「靖国問題」の本質
2010/06/20/Sun
菅直人首相が駐中国大使に起用した伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役だが、丹羽氏は最近出版した『ニッポン開国論 今こそナンバーワンを目指そう』(日経BP社)で、アジアに目を向けて生きよと説き、国家間関係では政治的絆より経済的絆が重要だとして、「日本の政治家が靖国神社を参拝しようがしまいが、関係ない。政治的主義・主張は経済の前には色あせるものだ」と書いているそうだ。
丹羽氏は経済よりも政治を優先すると言うより、経済でも何でも政治化させてしまう中国のやり方を知らないのだろうか。それとも中国の歓心を買うため、わざと知らないふりをしているのだろか。

駐中国大使に任命された丹羽宇一郎
氏。中国のやり方を知らないわけが
あるまい
そのあたりに関しては櫻井よしこ氏の指摘が的確だ。産経新聞(六月十日)のコラム「菅首相に物申すー生き残るための大局観がない」でこう書いている。
―――靖国参拝問題は突き詰めれば、中国が道徳、倫理、品性において日本の上に立つのか、それとも日中は対等の立場に立つのかを決する歴史解釈の象徴になったのだ。
―――丹羽氏が、政治はその前では色あせると語った経済をはるかに超える力で、靖国問題は日中関係を規定する。中国は靖国問題を政治力に転換して利用すれば、日本を抑制できることを学習した。
―――これによって、精神的に日本の上位に立てることも発見した。だからなおさら、日本は歴史解釈の壁を破り、真っ当な国としての歴史観を身につけるためにも、政府の靖国参拝を続けなければならないのである。
ところが菅首相は六月十五日、参院本会議での代表質問で、靖国神社参拝について「A級戦犯が合祀されている問題などから、首相や閣僚が公式参拝することには問題がある。首相在任中に参拝することはない」と述べたのである。
中国の御用メディアはもちろん、歓迎の論評などを掲載している。たとえば中国新聞(電子版)が転載する澳門日報の社説もそれだ。
タイトルは「菅直人の靖国神社不参拝表明は明智の挙」。まさに櫻井氏が言うように、「精神的に日本の上位」に立って、菅氏を褒め称えているではないか。
―――菅直人は自身がかつて個人の身分で参拝していることを認めているが、「A級戦犯合祀の場所に首相、閣僚が公式参拝しては問題だ」とした。これは個人と国家をはっきりと区分けするものだ。なぜならアジア国家、特に中韓朝は第二次大戦の被害国で、人民の苦痛に対する記憶はなお新しく、国家間にいつも緊張があるのは、日本や周辺国にとってよくないからだ。
個人参拝を認める余裕を示しながら、首相として不参拝表明を称賛している。「緊張があるのは日本と周辺国にとってはいいことだ」と、まるで子供を褒めるかのように。
ところで「アジア国」から、いつの間にか東南アジア諸国が「被害国」に挙げられないのは、それらが歴史問題で日本非難を行っていないからか。
それから韓国、北朝鮮は第二次大戦で日本の「侵略」の「被害国」などではないが、いったいいかなる歴史認識で物を言っているのか。
もっともそうした「学術」面での議論など、中国はさほど関心あるまい。なぜならあの国は靖国問題を「政治」力に転換しているところだからだ。
精神的に下に立つ日本は、ただただ中国の歴史観を受け入れていればいいのだ、と言うのが従来中国側が見せてきた対日姿勢である。
さてこのように中国に恭順する菅氏については、とにかく持ち上げている。
―――菅直人は二〇〇二年、民主党代表に選ばれたとき、「もし首相に就任したら参拝しない」と述べた。二〇〇六年には公の場で小泉純一郎首相の参拝を「日中、日韓外交を中断させる重要な原因だ」と批判した。
中国は小泉氏を、日本の立場から中国にノーを言う日本の政治家として警戒したわけだが、その小泉氏を非難する菅氏については、中国の立場に立つ愚かな日本人と見て拍手を送るのだろう。

中国の歴史捏造の立場に立ち、南京大虐殺記念館を訪れたことも
菅氏が日本自身の面子、利益も捨て去り、どれほど懸命に中国の立場に立っているか。これについて賛辞は続く。
―――菅直人は鳩山以上に中日関係を重視し、中国との良好な外交関係の発展を主張している。歴史問題では日本が二〇、三〇年代に中国に進行し侵略戦争を行った歴史事実と、日本は過去の侵略戦争、アジアでの植民地統治について深く反省し謝罪するべきだと認めた。
―――彼は中国の早期の平和統一を希望し、台湾を中国の領土の一部だと主張し、公の場で台湾独立の反対すると表明した。
日本の政治家を歴史問題の上で中国に屈従させ、忠誠の証として台湾問題において「一つの中国」なる虚構宣伝を受け入れさせると言うのが中国の策略だが、菅氏が「台湾を中国の領土の一部だ」と主張しているとは本当か。
靖国問題で「日本を抑制できる」と学んでいる中国だが、日本の何を一番抑止したいかと言えば、それはもちろん中国が台湾を併呑しようとするとき、日本が日米安保条約に基づいて、台湾救援へ向かう米軍に後方支援を行うことだ。
菅氏の首相就任で、それが可能になったと中国側は見ているのだろうか。たしかに菅氏はかつて、「台湾有事で日本は、米軍の行動に関与すべきでない」と主張していた・・・。
「政府の靖国参拝を続けなければならない」との櫻井氏の訴えが、いかに深刻な意味を持っているかは、もはや説明を要さない。そうすることが日本を中国の影響下から救出できるのである。
なお日本人は、中国の「人民の苦痛に対する記憶」に関してはあまり気にする必要はない。あの国の人民が日本軍の進攻、占領よりも「苦痛」に感じたのは国共内戦であり、あるいは戦後の中共による迫害、弾圧、虐殺政策だろう。
戦時中、日本軍は占領地での近代化、平和建設になみなみならない努力を払い、中国人とは結構仲良くやっていた、と言うのは、当時としては常識なのだが・・・。それにそもそも日中間の戦争を一方的に始め、一方的に拡大したのは日本ではなく中国の側だ。
だから何も萎縮する必要はない。とにかくまず日本人が「歴史解釈の壁を破」ることが重要だ。
*********************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php?486253
チベット百人委員会シンポジュームのお知らせ
演題:タシ・ツェリン氏と語り合う、長野聖火リレーの衝撃
日時:平成22年6月20日(日)午後6時~8時
会場:トイーゴ4F、大学習室。(長野市鶴賀問御所町1200 ℡ 026-252-7151)
(JR長野駅善光寺口より徒歩10分、長野電鉄市役所前駅より徒歩3分)
パネリスト:タシ・ツェリン氏(台湾チベット青年会議 代表)
スー・ジェイ氏(台湾チベット交流協会、副代表)
ペマ・ギャルポ氏(桐蔭横浜大学大学院教授)
井川仁水師(宗派を超えてチベットの平和を祈念する僧侶と在家の会、幹事)
西村幸祐氏(ジャーナリスト)
司会: 小林秀英師(チベット問題を考える会 代表)
主催:チベット自由人権日本百人委員会
共催:チベット問題を考える会
キャンドル・オブ・長野
参加費:1000円
2008年4月26日北京オリンピック長野聖火リレーの日、出発地を辞退した善光寺の英断によって、日本人の良心と良識がかろうじて救われた日となりました。仏都長野は真っ赤な五星紅旗の海と化し、その渦中にあって雪山獅子の旭日旗を守るかのように、毅然と聳える法の城が善光寺であったのです。
奇しくも胡錦涛氏に可愛がられた福原愛ちゃんの前に飛び出して、チベット人としてはただ一人逮捕されたのがタシ・ツェリン氏です。目撃者談によれば、飛び出したとき彼は泣いていたそうです。心中を察するに余りあるとは、このことでしょうか。
チベット人が泣きながら訴えたいこととは何でしょうか。善光寺が命運を懸けて大英断を下し、チベット人を助けるばかりか、日本人の魂さえも救ってくれたと思えるのは、何故なのでしょうか。100年前にチベット国旗に旭日を付け加えた日本人の願いとは、何だったのでしょうか。かくも深く真剣にアジアの平和を祈念した、そんな人々の願いを奇しくも善光寺が受け継いでいた、そんな風に思えるのです。
皆さんもパネリストの先生方と一緒に、チベットとアジアの平和を考えてみませんか。
問い合わせ先:小林秀英 042-315-7635
「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内

http://uyghur-j.org/news_20100704.html
今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:info@uyghur-j.org
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
[禁止事項]
平和的な抗議行動です。ウイグル人のために過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。
※日本の政党や政治家、または候補者に関するプラカードの持参やシュプレヒコール。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
丹羽氏は経済よりも政治を優先すると言うより、経済でも何でも政治化させてしまう中国のやり方を知らないのだろうか。それとも中国の歓心を買うため、わざと知らないふりをしているのだろか。

駐中国大使に任命された丹羽宇一郎
氏。中国のやり方を知らないわけが
あるまい
そのあたりに関しては櫻井よしこ氏の指摘が的確だ。産経新聞(六月十日)のコラム「菅首相に物申すー生き残るための大局観がない」でこう書いている。
―――靖国参拝問題は突き詰めれば、中国が道徳、倫理、品性において日本の上に立つのか、それとも日中は対等の立場に立つのかを決する歴史解釈の象徴になったのだ。
―――丹羽氏が、政治はその前では色あせると語った経済をはるかに超える力で、靖国問題は日中関係を規定する。中国は靖国問題を政治力に転換して利用すれば、日本を抑制できることを学習した。
―――これによって、精神的に日本の上位に立てることも発見した。だからなおさら、日本は歴史解釈の壁を破り、真っ当な国としての歴史観を身につけるためにも、政府の靖国参拝を続けなければならないのである。
ところが菅首相は六月十五日、参院本会議での代表質問で、靖国神社参拝について「A級戦犯が合祀されている問題などから、首相や閣僚が公式参拝することには問題がある。首相在任中に参拝することはない」と述べたのである。
中国の御用メディアはもちろん、歓迎の論評などを掲載している。たとえば中国新聞(電子版)が転載する澳門日報の社説もそれだ。
タイトルは「菅直人の靖国神社不参拝表明は明智の挙」。まさに櫻井氏が言うように、「精神的に日本の上位」に立って、菅氏を褒め称えているではないか。
―――菅直人は自身がかつて個人の身分で参拝していることを認めているが、「A級戦犯合祀の場所に首相、閣僚が公式参拝しては問題だ」とした。これは個人と国家をはっきりと区分けするものだ。なぜならアジア国家、特に中韓朝は第二次大戦の被害国で、人民の苦痛に対する記憶はなお新しく、国家間にいつも緊張があるのは、日本や周辺国にとってよくないからだ。
個人参拝を認める余裕を示しながら、首相として不参拝表明を称賛している。「緊張があるのは日本と周辺国にとってはいいことだ」と、まるで子供を褒めるかのように。
ところで「アジア国」から、いつの間にか東南アジア諸国が「被害国」に挙げられないのは、それらが歴史問題で日本非難を行っていないからか。
それから韓国、北朝鮮は第二次大戦で日本の「侵略」の「被害国」などではないが、いったいいかなる歴史認識で物を言っているのか。
もっともそうした「学術」面での議論など、中国はさほど関心あるまい。なぜならあの国は靖国問題を「政治」力に転換しているところだからだ。
精神的に下に立つ日本は、ただただ中国の歴史観を受け入れていればいいのだ、と言うのが従来中国側が見せてきた対日姿勢である。
さてこのように中国に恭順する菅氏については、とにかく持ち上げている。
―――菅直人は二〇〇二年、民主党代表に選ばれたとき、「もし首相に就任したら参拝しない」と述べた。二〇〇六年には公の場で小泉純一郎首相の参拝を「日中、日韓外交を中断させる重要な原因だ」と批判した。
中国は小泉氏を、日本の立場から中国にノーを言う日本の政治家として警戒したわけだが、その小泉氏を非難する菅氏については、中国の立場に立つ愚かな日本人と見て拍手を送るのだろう。

中国の歴史捏造の立場に立ち、南京大虐殺記念館を訪れたことも
菅氏が日本自身の面子、利益も捨て去り、どれほど懸命に中国の立場に立っているか。これについて賛辞は続く。
―――菅直人は鳩山以上に中日関係を重視し、中国との良好な外交関係の発展を主張している。歴史問題では日本が二〇、三〇年代に中国に進行し侵略戦争を行った歴史事実と、日本は過去の侵略戦争、アジアでの植民地統治について深く反省し謝罪するべきだと認めた。
―――彼は中国の早期の平和統一を希望し、台湾を中国の領土の一部だと主張し、公の場で台湾独立の反対すると表明した。
日本の政治家を歴史問題の上で中国に屈従させ、忠誠の証として台湾問題において「一つの中国」なる虚構宣伝を受け入れさせると言うのが中国の策略だが、菅氏が「台湾を中国の領土の一部だ」と主張しているとは本当か。
靖国問題で「日本を抑制できる」と学んでいる中国だが、日本の何を一番抑止したいかと言えば、それはもちろん中国が台湾を併呑しようとするとき、日本が日米安保条約に基づいて、台湾救援へ向かう米軍に後方支援を行うことだ。
菅氏の首相就任で、それが可能になったと中国側は見ているのだろうか。たしかに菅氏はかつて、「台湾有事で日本は、米軍の行動に関与すべきでない」と主張していた・・・。
「政府の靖国参拝を続けなければならない」との櫻井氏の訴えが、いかに深刻な意味を持っているかは、もはや説明を要さない。そうすることが日本を中国の影響下から救出できるのである。
なお日本人は、中国の「人民の苦痛に対する記憶」に関してはあまり気にする必要はない。あの国の人民が日本軍の進攻、占領よりも「苦痛」に感じたのは国共内戦であり、あるいは戦後の中共による迫害、弾圧、虐殺政策だろう。
戦時中、日本軍は占領地での近代化、平和建設になみなみならない努力を払い、中国人とは結構仲良くやっていた、と言うのは、当時としては常識なのだが・・・。それにそもそも日中間の戦争を一方的に始め、一方的に拡大したのは日本ではなく中国の側だ。
だから何も萎縮する必要はない。とにかくまず日本人が「歴史解釈の壁を破」ることが重要だ。
*********************************************
ブログランキング参加中
運動を拡大したいので、
よろしければクリックをお願いします。

モバイルはこちら → http://blog.with2.net/link.php?486253
チベット百人委員会シンポジュームのお知らせ
演題:タシ・ツェリン氏と語り合う、長野聖火リレーの衝撃
日時:平成22年6月20日(日)午後6時~8時
会場:トイーゴ4F、大学習室。(長野市鶴賀問御所町1200 ℡ 026-252-7151)
(JR長野駅善光寺口より徒歩10分、長野電鉄市役所前駅より徒歩3分)
パネリスト:タシ・ツェリン氏(台湾チベット青年会議 代表)
スー・ジェイ氏(台湾チベット交流協会、副代表)
ペマ・ギャルポ氏(桐蔭横浜大学大学院教授)
井川仁水師(宗派を超えてチベットの平和を祈念する僧侶と在家の会、幹事)
西村幸祐氏(ジャーナリスト)
司会: 小林秀英師(チベット問題を考える会 代表)
主催:チベット自由人権日本百人委員会
共催:チベット問題を考える会
キャンドル・オブ・長野
参加費:1000円
2008年4月26日北京オリンピック長野聖火リレーの日、出発地を辞退した善光寺の英断によって、日本人の良心と良識がかろうじて救われた日となりました。仏都長野は真っ赤な五星紅旗の海と化し、その渦中にあって雪山獅子の旭日旗を守るかのように、毅然と聳える法の城が善光寺であったのです。
奇しくも胡錦涛氏に可愛がられた福原愛ちゃんの前に飛び出して、チベット人としてはただ一人逮捕されたのがタシ・ツェリン氏です。目撃者談によれば、飛び出したとき彼は泣いていたそうです。心中を察するに余りあるとは、このことでしょうか。
チベット人が泣きながら訴えたいこととは何でしょうか。善光寺が命運を懸けて大英断を下し、チベット人を助けるばかりか、日本人の魂さえも救ってくれたと思えるのは、何故なのでしょうか。100年前にチベット国旗に旭日を付け加えた日本人の願いとは、何だったのでしょうか。かくも深く真剣にアジアの平和を祈念した、そんな人々の願いを奇しくも善光寺が受け継いでいた、そんな風に思えるのです。
皆さんもパネリストの先生方と一緒に、チベットとアジアの平和を考えてみませんか。
問い合わせ先:小林秀英 042-315-7635
「7・5ウルムチ虐殺一周年抗議デモ」案内

http://uyghur-j.org/news_20100704.html
今回のデモ行進は、2009年7月5日、中国ウイグル地域のウルムチで発生した「ウルムチ事件」から一年を迎えるにあたり、世界各国のウイグル人組織を統括する「世界ウイグル会議」が呼びかける「世界同時抗議」の一環としてのデモ行進です。
武装警察がウイグル人の平和的なデモ行進を武力鎮圧し、多くのウイグル人を殺害・逮捕、拘禁した「ウルムチ事件」から一年。これまでの間に、「容疑者」として逮捕・拘束されたウイグル人ら9人に死刑が執行されるという衝撃的な出来事が起こりました。そして、未だに多くのウイグル人が逮捕・拘禁の身となっているなど、「ウルムチ事件」は一年を経過した今も続いており、終わってはいません。
私達、日本ウイグル協会は、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努める国際社会において、その名誉ある地位を占めたいと憲法で宣誓している日本国に居を構えております。
故に、日本ウイグル協会はその理念を遵守し、今回のデモ行進を通じ、中国政府や多くの方に以下のことを訴えて参ります。
・民族浄化政策下に置かれているウイグル人の境遇の改善
・容疑者として、現在も囚われの身になっているウイグル人の即時解放
・政治的中立な調査団の受け入れによる、事件の真相究明
さらには、中国政府に対し、中国国内で発生している人権問題を全面的に解決させ、ウイグル人や抑圧を受ける多くの人々に多様な自由が与えられない限り、 未来における中国の発展は断じて無いことを訴え、強い警告を発して参ります。
皆様のご賛同を頂ければ幸いです。何卒、宜しくお願い申し上げます。
[集合場所] 常盤橋公園
※地下鉄半蔵門線三越前駅から徒歩2分、大手町駅から徒歩4分、
銀座線三越前駅から徒歩5分、JR東京駅から徒歩6分
[日時] 平成22年7月4日(日) 集合開始 15:30
出発 16:00 解散 17:00
[コース予定] 常盤橋公園→八重洲中央口前→数寄屋橋→日航ホテル前右→日比谷公園解散
[主催] 特定非営利活動法人「日本ウイグル協会」 代表 イリハム・マハムティ
※お問合わせ HP:http://uyghur-j.org E-MAIL:info@uyghur-j.org
[協賛団体] チベット問題を考える会、モンゴル自由連盟党、内モンゴル人民党、台湾研究フォーラム、在日台湾人アジア人権問題研究会
※東トルキスタンの旗をイメージした水色の服やタオルなどを身に着けての参加を歓迎します。
※デモ行進で揚げる旗については、7・5ウルムチ事件に対して中国政府に抗議する立場であれば、どの民族支援の旗も、どの団体組織の旗でもご自由にお持ちください。
※当日は体調や天候に注意してご参加ください。沿道での見学、応援も歓迎します。
※マスコミなどに撮影されると個人的に問題がある方はマスクなどで顔を隠してご参加ください。
※デモ行進中に、何か問題が発生した場合はデモスタッフか警備の警察にすぐに連絡してください。
[禁止事項]
平和的な抗議行動です。ウイグル人のために過激な行動は起こさないようお願いいたします。
※警察やマスコミへの挑発行為。
※沿道の見学者や中国人観光客などへの挑発行為。
※拡声器を持ち込んでの勝手なシュプレヒコール。
※日本の政党や政治家、または候補者に関するプラカードの持参やシュプレヒコール。
メルマガ版「台湾は日本の生命線!」
反中華覇権主義運動のさまざまな関連情報を配信中。
登録先・バックナンバー http://www.melma.com/backnumber_174014
スポンサーサイト