危険な鳩山首相―尖閣問題で無知なのはなぜか
2010/05/28/Fri
■招集された知事らから批判浴びた鳩山首相
普天間基地の移設問題を議論したいとの鳩山由紀夫首相の要請で、全国知事会が五月二十七日、都内で緊急開催された。開会前から「二十八日には閣議了解をとると言っている中で、本当に、会議する意義があるのか」(大沢正明群馬県知事)との声が出ていた。
会場に鳩山氏が入ると、立ち上がって出迎えたのは閣僚で、出席した二十九人の知事らほとんどの着席したままだった。鳩山氏は約十五分にわたって、沖縄の負担軽減と一部訓練の全国分散への協力を求めたが、「(移転候補地は)まず政府が提案するのが大前提。地元から手を挙げることはあり得ない」(高橋はるみ北海道知事)、「火の粉を分散する形になる。議論は方向性が示されてから」(森田健作千葉県知事)、「方針が見えないのに言われても納得できない」(松沢成文神奈川県知事)との批判が相次いだ。

鳩山首相に対し知事らから痛烈な批判が続いた
これらに対し、「具体的な提案はこれから申し上げる」と述べるにとどめた鳩山氏。石原慎太郎都知事は「具体案がない以上、理解してくれ、助けてくれでは答えようがない」と吐き捨てた。
■「施政権」とは首相としての問題発言
さてその石原氏だが、この日の鳩山氏への攻撃は痛烈だった。
尖閣諸島防衛での米国の消極性を例示した上で「日本の領土を守らないなら、何のため沖縄に膨大な基地を構えるのか。抑止力を現政府がアメリカに問いたださない限り、訓練分散を論じる足場がない」と非難したそうだ。
産経の報道によると、石原氏はこう述べた。
―――尖閣諸島で日中が衝突したら日米安全保障条約は発動されるのか。沖縄問題の前に日本の領土を守る抑止力があるかどうかを米国に確かめてほしい。
これに対して鳩山氏は、次のように答えた
―――(尖閣諸島の)施政権は当然日本が有しているが、日中間で衝突があったときは、米国は日本に対し安全保障条約の立場から行動すると理解しているが、確かめる必要がある。米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見いだしてもらいたいということだと理解している。
もし報道が事実なら、これは大きな問題発言である。なぜなら「施政権」とは信託統治を行う国が立法、司法、行政の三権を行使する権限だからである。たとえばかつて米国が沖縄に関して握っていたのが施政権だ。
■領土主権問題を重視していない表われ
鳩山氏が「施政権」と口にしたことに、尖閣諸島に関する日本の主権について一〇〇%の自信を持っていないからではないかと危惧せざるを得なくなる。
石原氏は席上、「総理は外国人参政権の問題で、『日本列島は日本人のためだけのものではない』と述べたが衝撃だ」とも話しているが、もしや鳩山氏は、不法にも領有権を主張してくる中国に配慮し、「尖閣諸島は日本人のためだけのものではない」などと考え出しているのではないか。
東アジア共同体構想を強く打ち出すなど、領土主権の問題をあまり重視していないと見られる鳩山氏だが、「(米国に)確かめる必要がある」との発言も、領土問題への無関心さを思わせるものだ。
これについて産経は、「この問題は麻生前政権時代にすでに決着済みの話だ。麻生太郎首相や河村建夫官房長官が国会答弁や記者会見で、『安保条約は適用される』との米公式見解を確認したことを明らかにしている」と批判している。
米国政府は元々、「尖閣諸島は沖縄返還以来、日本政府の施政下にあり、日米安保条約は適用される」との見解を示してきたが、〇八年十二月の中国海洋調査船による同諸島近海の領海侵犯事件後、日中間の争いに巻き込まれたくないとの判断により明言を避けるようになった。そこで麻生政権は米側に対し再確認を求めた結果、オバマ政権は〇九年四月になり、従来の見解通りであることを明らかにしているのだ。
■石原都知事「日中間で帰属問題を議論するのか」
「米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見いだしてもらいたいということだと理解している」との発言も問題である。

空しい愚論ばかりを語り続けた鳩山首相
産経は「未解決の問題として、これから中国と話し合うかのような発言だが、政府見解は『解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない』というもの。首相自ら中国側につけいるすきを見せた格好だ」と懸念を示している。
この発言に怒ったのは石原氏だ。会議を退席し、報道陣にこう語った。
「日中間で尖閣諸島の帰属を協議しようって、こんなバカをいう総理大臣いるのか? 正式に(米国から)返還されたんだ。ばかな会合だよ。ナンセンス!」と。
■鳩山氏の国境否定、国家否定の姿勢が露に
鳩山氏はこの日、「米軍のプレゼンスを今大きく減らすことが許される状況ではない」と述べ、「最近になって『学べば学ぶにつれ』分かってきたという『抑止力』論を展開」(産経)した。
だが首相にまで上り詰めた人物が、米軍のプレゼンス=抑止力と言うものを「最近になって分かってきた」というのは信じがたい。鳩山氏にとって米軍の抑止力は、東アジア共同体構築の障害としか映らなかったのではないか。

抑止力を知らなかったと言うのは信じがたい
いずれにせよ鳩山氏には中国から国土を防衛するとの意志が希薄なのである。
だからこそ「日本列島は日本人だけの所有物ではない」として外国人に選挙権を与え、さらには中国などと共同体を形成するなど、国境否定、国家否定の政策を推進するのだ。今ある普天間基地設問題での紛糾も、それがために引き起こされている。
この日は「バカをいう総理大臣」の姿をあらためてさらし、国民に多大な不安を与えた会議だったと言えよう。
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参加を!東京と名古屋で温家宝への抗議行動
<東京>
温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃に抗議する国民行動(5/28、29、30、31)
■5月28日(金) 11時00分 議員会館前 街頭演説
15時30分 JR「御茶ノ水」駅前 街頭演説
18時15分 文京区民センター 国民集会(詳細は下記)
(5・28頑張れ日本!温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃・人権侵害に抗議する国民集会)
日時 5月28日(金) 18時15分 (17時45分開場)
場所 文京区民センター 3A
JR「水道橋駅」徒歩10分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
《シンポジウム》登壇予定:平松茂雄、川村純彦、田母神俊雄、永山英樹、ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、鳴霞 /司会:水島総
■5月29日(土) 14時30分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
■5月30日(日) 17時00分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
■5月31日(月) 11時00分 経団連前で抗議/「東京駅」丸の内北口前 集合 ~ 経団連ビル前
※ 全日程 雨天決行!
主催 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、台湾研究フォーラム
お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※案内チラシはこちら
http://www.ch-sakura.jp/sakura/protestChinesePMmeeting0528_flyer.pdf
<名古屋>
5/30(日)名古屋駅前街頭活動 「恫喝国家首相・温家宝」訪日を歓迎しない!
中共に「友愛」は通じない! 媚中政党・政治家を支持するな!
日本政府は、中共に諂うことなく、毅然とした態度を示せ!
中国艦船が、日本の排他的水域内で海上保安庁測量船を駆逐!もはや、中国は、日本の領海内を我が物顔で俳諧する気でいます。その背景は、日本政府による抗議を読み切っているからです。
何事も当たり障りのないようにしたい政治家にとって「憲法9条」は言い逃れの材料に好都合だったともいえます。
そんな日本の弱腰姿勢を計算に入れ、中国は、鳩山政権を試すかの如く、威嚇行動にでました。中国の計算通りにならないこと。それは日本人自身による防衛意識の覚醒です。
5月30日、東京では、「温家宝」訪日中に合わせ、中国覇権主義への抗議行動が行われることから、愛知も連動して街頭情宣を行ないます。奮ってご参加下さい!
記
日時:平成22年5月30日(日)13:00~15:00
場所:名古屋駅タワーズ前、駅前ロータリー付近
主催:日本李登輝友の会愛知県支部
当日運動内容
■中共の覇権主義とそれに媚びる鳩山民主党への抗議。
(中国問題として、外国人参政権反対もOK)
■石平氏講演会「中国の脅威と台湾問題」の案内チラシの配布
途中参加・退場可、準備がありますので時間がある方は、桜通口交番付近に15分前に来ていただければ、幸いです。
当日現場担当者:渡辺裕一 090-3300-9686
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普天間基地の移設問題を議論したいとの鳩山由紀夫首相の要請で、全国知事会が五月二十七日、都内で緊急開催された。開会前から「二十八日には閣議了解をとると言っている中で、本当に、会議する意義があるのか」(大沢正明群馬県知事)との声が出ていた。
会場に鳩山氏が入ると、立ち上がって出迎えたのは閣僚で、出席した二十九人の知事らほとんどの着席したままだった。鳩山氏は約十五分にわたって、沖縄の負担軽減と一部訓練の全国分散への協力を求めたが、「(移転候補地は)まず政府が提案するのが大前提。地元から手を挙げることはあり得ない」(高橋はるみ北海道知事)、「火の粉を分散する形になる。議論は方向性が示されてから」(森田健作千葉県知事)、「方針が見えないのに言われても納得できない」(松沢成文神奈川県知事)との批判が相次いだ。

鳩山首相に対し知事らから痛烈な批判が続いた
これらに対し、「具体的な提案はこれから申し上げる」と述べるにとどめた鳩山氏。石原慎太郎都知事は「具体案がない以上、理解してくれ、助けてくれでは答えようがない」と吐き捨てた。
■「施政権」とは首相としての問題発言
さてその石原氏だが、この日の鳩山氏への攻撃は痛烈だった。
尖閣諸島防衛での米国の消極性を例示した上で「日本の領土を守らないなら、何のため沖縄に膨大な基地を構えるのか。抑止力を現政府がアメリカに問いたださない限り、訓練分散を論じる足場がない」と非難したそうだ。
産経の報道によると、石原氏はこう述べた。
―――尖閣諸島で日中が衝突したら日米安全保障条約は発動されるのか。沖縄問題の前に日本の領土を守る抑止力があるかどうかを米国に確かめてほしい。
これに対して鳩山氏は、次のように答えた
―――(尖閣諸島の)施政権は当然日本が有しているが、日中間で衝突があったときは、米国は日本に対し安全保障条約の立場から行動すると理解しているが、確かめる必要がある。米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見いだしてもらいたいということだと理解している。
もし報道が事実なら、これは大きな問題発言である。なぜなら「施政権」とは信託統治を行う国が立法、司法、行政の三権を行使する権限だからである。たとえばかつて米国が沖縄に関して握っていたのが施政権だ。
■領土主権問題を重視していない表われ
鳩山氏が「施政権」と口にしたことに、尖閣諸島に関する日本の主権について一〇〇%の自信を持っていないからではないかと危惧せざるを得なくなる。
石原氏は席上、「総理は外国人参政権の問題で、『日本列島は日本人のためだけのものではない』と述べたが衝撃だ」とも話しているが、もしや鳩山氏は、不法にも領有権を主張してくる中国に配慮し、「尖閣諸島は日本人のためだけのものではない」などと考え出しているのではないか。
東アジア共同体構想を強く打ち出すなど、領土主権の問題をあまり重視していないと見られる鳩山氏だが、「(米国に)確かめる必要がある」との発言も、領土問題への無関心さを思わせるものだ。
これについて産経は、「この問題は麻生前政権時代にすでに決着済みの話だ。麻生太郎首相や河村建夫官房長官が国会答弁や記者会見で、『安保条約は適用される』との米公式見解を確認したことを明らかにしている」と批判している。
米国政府は元々、「尖閣諸島は沖縄返還以来、日本政府の施政下にあり、日米安保条約は適用される」との見解を示してきたが、〇八年十二月の中国海洋調査船による同諸島近海の領海侵犯事件後、日中間の争いに巻き込まれたくないとの判断により明言を避けるようになった。そこで麻生政権は米側に対し再確認を求めた結果、オバマ政権は〇九年四月になり、従来の見解通りであることを明らかにしているのだ。
■石原都知事「日中間で帰属問題を議論するのか」
「米国は帰属問題は日中間で議論して結論を見いだしてもらいたいということだと理解している」との発言も問題である。

空しい愚論ばかりを語り続けた鳩山首相
産経は「未解決の問題として、これから中国と話し合うかのような発言だが、政府見解は『解決すべき領有権の問題はそもそも存在しない』というもの。首相自ら中国側につけいるすきを見せた格好だ」と懸念を示している。
この発言に怒ったのは石原氏だ。会議を退席し、報道陣にこう語った。
「日中間で尖閣諸島の帰属を協議しようって、こんなバカをいう総理大臣いるのか? 正式に(米国から)返還されたんだ。ばかな会合だよ。ナンセンス!」と。
■鳩山氏の国境否定、国家否定の姿勢が露に
鳩山氏はこの日、「米軍のプレゼンスを今大きく減らすことが許される状況ではない」と述べ、「最近になって『学べば学ぶにつれ』分かってきたという『抑止力』論を展開」(産経)した。
だが首相にまで上り詰めた人物が、米軍のプレゼンス=抑止力と言うものを「最近になって分かってきた」というのは信じがたい。鳩山氏にとって米軍の抑止力は、東アジア共同体構築の障害としか映らなかったのではないか。

抑止力を知らなかったと言うのは信じがたい
いずれにせよ鳩山氏には中国から国土を防衛するとの意志が希薄なのである。
だからこそ「日本列島は日本人だけの所有物ではない」として外国人に選挙権を与え、さらには中国などと共同体を形成するなど、国境否定、国家否定の政策を推進するのだ。今ある普天間基地設問題での紛糾も、それがために引き起こされている。
この日は「バカをいう総理大臣」の姿をあらためてさらし、国民に多大な不安を与えた会議だったと言えよう。
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温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃に抗議する国民行動(5/28、29、30、31)
■5月28日(金) 11時00分 議員会館前 街頭演説
15時30分 JR「御茶ノ水」駅前 街頭演説
18時15分 文京区民センター 国民集会(詳細は下記)
(5・28頑張れ日本!温家宝首相来日 中国の不当威嚇攻撃・人権侵害に抗議する国民集会)
日時 5月28日(金) 18時15分 (17時45分開場)
場所 文京区民センター 3A
JR「水道橋駅」徒歩10分
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩1分
東京メトロ丸の内線・南北線「後楽園駅」徒歩1分
《シンポジウム》登壇予定:平松茂雄、川村純彦、田母神俊雄、永山英樹、ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、鳴霞 /司会:水島総
■5月29日(土) 14時30分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
■5月30日(日) 17時00分 「渋谷」駅ハチ公前広場 街頭演説
■5月31日(月) 11時00分 経団連前で抗議/「東京駅」丸の内北口前 集合 ~ 経団連ビル前
※ 全日程 雨天決行!
主催 頑張れ日本!全国行動委員会、草莽全国地方議員の会、台湾研究フォーラム
お問合せ 頑張れ日本!全国行動委員会 TEL 03-6419-3900
※案内チラシはこちら
http://www.ch-sakura.jp/sakura/protestChinesePMmeeting0528_flyer.pdf
<名古屋>
5/30(日)名古屋駅前街頭活動 「恫喝国家首相・温家宝」訪日を歓迎しない!
中共に「友愛」は通じない! 媚中政党・政治家を支持するな!
日本政府は、中共に諂うことなく、毅然とした態度を示せ!
中国艦船が、日本の排他的水域内で海上保安庁測量船を駆逐!もはや、中国は、日本の領海内を我が物顔で俳諧する気でいます。その背景は、日本政府による抗議を読み切っているからです。
何事も当たり障りのないようにしたい政治家にとって「憲法9条」は言い逃れの材料に好都合だったともいえます。
そんな日本の弱腰姿勢を計算に入れ、中国は、鳩山政権を試すかの如く、威嚇行動にでました。中国の計算通りにならないこと。それは日本人自身による防衛意識の覚醒です。
5月30日、東京では、「温家宝」訪日中に合わせ、中国覇権主義への抗議行動が行われることから、愛知も連動して街頭情宣を行ないます。奮ってご参加下さい!
記
日時:平成22年5月30日(日)13:00~15:00
場所:名古屋駅タワーズ前、駅前ロータリー付近
主催:日本李登輝友の会愛知県支部
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(中国問題として、外国人参政権反対もOK)
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