福原愛の夫は中国国民?ーNHKは中国メディア報道の垂れ流し停止を!
2016/09/26/Mon
卓球の福原愛選手と台湾代表の江宏傑選手が九月二十二日、台北で結婚報告の記者会見。その模様を中国でも衛星テレビの「上海東方衛視」が報道した。
そして翌二十三日、その番組映像を今度は世界各国のテレビ局のニュースを紹介するNHK・BS1の情報番組「キャッチ!世界の視点」が取り上げた。「福原選手は中国でも人気があり、中国でも好意的に取り上げられたよう」ということでだ。

NHKが流した中国・東方衛視のニュース映像
それを見た私は、「やはり」と思った。「東方衛視」が各国でも視聴可能な局だからでもあろうか、台湾に触れる際に「一つの中国」宣伝を忘れずにいた。言うまでもなく「一中」宣伝とは台湾を中国の領土の一部とでっち上げ、台湾併呑という侵略政策を正当化するプロパガンダ。ここではそれがいかに組み込まれたかというと…。
原音は中国語だが、それに被さる日本語通訳はこう読み上げた。
「中国でもよく知られている日本の卓球選手、福原愛選手と台湾の卓球選手、江宏傑選手が・・・」
しかし音が下げられて聞こえる(あるいは副音声で聞くことができる)中国語のアナウンスはそうは言わなかった。
「台湾の卓球選手」ではなく「中国台湾の卓球選手」とアナウンスしているのである。

福原選手の結婚の話題を好意的に伝えた東方英衛視のアナウンサー。しかしお相手の台湾人は中国
国民扱いだ
その中国語アナウンスが正しいとすれば、台湾は中国の一部であり、福原選手は中国国民(中華人民共和国台湾省民)と結婚したことになってしまう。
しかしもちろんそれは正しくあるまい。つまりNHKは誤報したことになるのである。
こうした中国誤報の無批判な引用は実はよくある話だが、日本ではこれがほとんど問題にならない(だからNHKは堂々と誤情報を流布できるのだ)。
私がいくらこの問題を提起しても、世間からは色々と反論されそうだ。
たとえば「中国語のアナウンスなど誰も聞いていない」だとか、「台湾が中国かどうかは日本人には関係ない」「誰でも台湾と中国が別々なのは知っている」だとか、あるいは「愛ちゃんの結婚の話題を政治的に取り上げるのは無粋」等々と。
要するに「無視すればいい。そんな細かいことで一々騒ぐ必要なし」というのが一般的な反応ではないかと、台湾報道問題に長年取り組んできた経験から思うのである。
確かに状況から見て、今回の誤報の影響力は大きいとは思わない。しかし問題は、こうした中国の侵略主義の宣伝をもまかり通らせる無防備なメディア、世の中で好いのかということなのだ。そもそも誰も気にとめないような些細な宣伝も、いつの間にか繰り返し大衆の脳裏に浸透して行くのが恐ろしい。
だから私は、逆にそうしたものを跳ね返す、あるいは踏み躙るほどの日本、国際社会であるべきではないかと考えているのである。中国の悪質なデマに騙され続ける愚かな人類であってはならないのだと。
要するに台湾は中国の一部ではないとの認識をしっかり確立すればいいのだ。
忘れてならないのは、中国メディアが行う報道は、基本的には北鮮の朝鮮中央テレビのニュース番組と変わらないということだ。
つまり中共が自らの政策を正当化するための宣伝・思想統制工作の一環なのである。そうしたものを「キャッチ!世界の視点」が「これが中国の視点だ」などとして、他の民主主義国家の報道と同列に紹介して好いのかということだ。
これは日本の全てのテレビ局にも言えることだが、特にNHKにはかねてから、そのような誤った傾向が目立っているように思う。
もちろん中国覇権主義から見れば、そのようなNHKはこの上なく有用な存在だろう。自分では何も労することなく、日本人向けの宣伝工作をしっかり代行してくれるのだから。「公共放送」としての権威と信頼をともなわせながら。
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■Taiwan is not Chinese Taipei! 2020東京五輪「台湾」正名集会
~「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」の名で台湾選手団を迎えたい!~

オリンピック競技界には「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の名義でしか参加が許されない台湾選手団。これは「一つの中国」という政治宣伝を受け入れた国際五輪委員会(IOC)による台湾への不当な扱いであり、政治的な差別を禁止するIOC憲章に違反するものです。そのため台湾国内では現在、「台湾」への呼称変更を求める声が高まりを見せています。
そこで日本においても、私達がそれと提携し、2020年東京五輪では台湾選手団を「台湾」の名で迎え入れるよう、IOC並びに東京五輪組織委員会、日本政府、東京都、日本五輪委員会(JOC)などに訴えるべく、下記の要領で集会を開催します。
集会を開く催日は10月10日。1964年の東京五輪記念日(体育の日)です。あの大会の盛大さは日本の誇りとなりましたが、2020年もまた、一切の差別なき世界に誇れる大会にしたいと思うのです!
奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
日時:10月10日(月/祝) 18時30分~20時30分
場所:文京区民センター 2―A会議室 (東京都文京区本郷4−15−14)
(交通)
都営三田線・大江戸線「春日駅」徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分
JR「水道橋駅」東口徒歩15分
登壇(50音順・9月22日現在)
イリハムマハムティ(日本ウイグル協会会長)
王紹英(在日台湾同郷会副会長)
土屋敬之(前東京都議会議員)
永山英樹(台湾研究フォーラム会長)
三浦小太郎(アジア自由民主連帯協議会事務局長)
水島総(日本文化チャンネル桜代表)
山際澄夫(ジャーナリスト)
吉田康一郎(前東京都議会議員)
司会
謝恵芝(ジャーナリスト)
参加費:無料
主催:台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
メール twkenkyuforum@yahoo.co.jp
電話080-7796-6353
そして翌二十三日、その番組映像を今度は世界各国のテレビ局のニュースを紹介するNHK・BS1の情報番組「キャッチ!世界の視点」が取り上げた。「福原選手は中国でも人気があり、中国でも好意的に取り上げられたよう」ということでだ。

NHKが流した中国・東方衛視のニュース映像
それを見た私は、「やはり」と思った。「東方衛視」が各国でも視聴可能な局だからでもあろうか、台湾に触れる際に「一つの中国」宣伝を忘れずにいた。言うまでもなく「一中」宣伝とは台湾を中国の領土の一部とでっち上げ、台湾併呑という侵略政策を正当化するプロパガンダ。ここではそれがいかに組み込まれたかというと…。
原音は中国語だが、それに被さる日本語通訳はこう読み上げた。
「中国でもよく知られている日本の卓球選手、福原愛選手と台湾の卓球選手、江宏傑選手が・・・」
しかし音が下げられて聞こえる(あるいは副音声で聞くことができる)中国語のアナウンスはそうは言わなかった。
「台湾の卓球選手」ではなく「中国台湾の卓球選手」とアナウンスしているのである。

福原選手の結婚の話題を好意的に伝えた東方英衛視のアナウンサー。しかしお相手の台湾人は中国
国民扱いだ
その中国語アナウンスが正しいとすれば、台湾は中国の一部であり、福原選手は中国国民(中華人民共和国台湾省民)と結婚したことになってしまう。
しかしもちろんそれは正しくあるまい。つまりNHKは誤報したことになるのである。
こうした中国誤報の無批判な引用は実はよくある話だが、日本ではこれがほとんど問題にならない(だからNHKは堂々と誤情報を流布できるのだ)。
私がいくらこの問題を提起しても、世間からは色々と反論されそうだ。
たとえば「中国語のアナウンスなど誰も聞いていない」だとか、「台湾が中国かどうかは日本人には関係ない」「誰でも台湾と中国が別々なのは知っている」だとか、あるいは「愛ちゃんの結婚の話題を政治的に取り上げるのは無粋」等々と。
要するに「無視すればいい。そんな細かいことで一々騒ぐ必要なし」というのが一般的な反応ではないかと、台湾報道問題に長年取り組んできた経験から思うのである。
確かに状況から見て、今回の誤報の影響力は大きいとは思わない。しかし問題は、こうした中国の侵略主義の宣伝をもまかり通らせる無防備なメディア、世の中で好いのかということなのだ。そもそも誰も気にとめないような些細な宣伝も、いつの間にか繰り返し大衆の脳裏に浸透して行くのが恐ろしい。
だから私は、逆にそうしたものを跳ね返す、あるいは踏み躙るほどの日本、国際社会であるべきではないかと考えているのである。中国の悪質なデマに騙され続ける愚かな人類であってはならないのだと。
要するに台湾は中国の一部ではないとの認識をしっかり確立すればいいのだ。
忘れてならないのは、中国メディアが行う報道は、基本的には北鮮の朝鮮中央テレビのニュース番組と変わらないということだ。
つまり中共が自らの政策を正当化するための宣伝・思想統制工作の一環なのである。そうしたものを「キャッチ!世界の視点」が「これが中国の視点だ」などとして、他の民主主義国家の報道と同列に紹介して好いのかということだ。
これは日本の全てのテレビ局にも言えることだが、特にNHKにはかねてから、そのような誤った傾向が目立っているように思う。
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~「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」の名で台湾選手団を迎えたい!~

オリンピック競技界には「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の名義でしか参加が許されない台湾選手団。これは「一つの中国」という政治宣伝を受け入れた国際五輪委員会(IOC)による台湾への不当な扱いであり、政治的な差別を禁止するIOC憲章に違反するものです。そのため台湾国内では現在、「台湾」への呼称変更を求める声が高まりを見せています。
そこで日本においても、私達がそれと提携し、2020年東京五輪では台湾選手団を「台湾」の名で迎え入れるよう、IOC並びに東京五輪組織委員会、日本政府、東京都、日本五輪委員会(JOC)などに訴えるべく、下記の要領で集会を開催します。
集会を開く催日は10月10日。1964年の東京五輪記念日(体育の日)です。あの大会の盛大さは日本の誇りとなりましたが、2020年もまた、一切の差別なき世界に誇れる大会にしたいと思うのです!
奮ってのご参加をお待ち申し上げます。
日時:10月10日(月/祝) 18時30分~20時30分
場所:文京区民センター 2―A会議室 (東京都文京区本郷4−15−14)
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東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園駅」徒歩5分
JR「水道橋駅」東口徒歩15分
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イリハムマハムティ(日本ウイグル協会会長)
王紹英(在日台湾同郷会副会長)
土屋敬之(前東京都議会議員)
永山英樹(台湾研究フォーラム会長)
三浦小太郎(アジア自由民主連帯協議会事務局長)
水島総(日本文化チャンネル桜代表)
山際澄夫(ジャーナリスト)
吉田康一郎(前東京都議会議員)
司会
謝恵芝(ジャーナリスト)
参加費:無料
主催:台湾研究フォーラム(台湾研究論壇)
メール twkenkyuforum@yahoo.co.jp
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