続報・臆病なWOWOWにヘドが出そうだ
2014/11/25/Tue
WOWOWが十一月二十三日から放送する連続ドラマ「悪貨」は台湾でロケを行ったそうだ。番組公式サイトの「ロケ日記:1」にはこう書かれている。
「台湾はちょうど国慶節(中華人民共和国の建国記念日)の連休で、街のあちらこちらで旗が揺れる中、野々宮(及川)の定宿であるホテルの場面を圓山大飯店(台北圓山グランド・ホテル)で撮影。……」
ところでこの一文には誤りがあるが、どこだかわかるだろうか。
答えは、台湾を「中華人民共和国」の領土としている部分だ。常識のある者ならもちろんわかるが、これに気付かない日本人もまた多いと思う。「台湾は中国の領土の不可分の一部」という中国のプロパガンダは、それほど人々を洗脳しているのだ。
この文を書いた番組スタッフも、そのように洗脳された一人なのだろう。「台湾は中国の一部」などと本当に思いこんでいるのか、それとも何となくそんなイメージを持っている程度なのかはわからないが、いずれにしても現地で中国の支配が及んでいないのを目撃しながらも、「中国の一部」という印象を払拭できれないわけだから、中国のプロパガンダの恐ろしさというより、日本人の馬鹿さ加減には驚きを禁じ得ない。
しかしこの馬鹿らしさは、それだけにとどまらなかった。
私が本ブログの読者の指摘でこの誤りを確認したのは二十三日。直ちにWOWOWにメールで訂正を求めたのだが、とくに返信がないので二十五日に再度サイトを見ると、すでに訂正はされていた。
だがその訂正の仕方もまた馬鹿馬鹿しいのだ。
ただ「中華人民共和国の」との八文字を消せばいいだけなのに、「台湾はちょうど国慶節」から「旗が揺れる中、」まで、つまり「国慶節」の話題を全部削除しているのである。

↓

サイトでは上から下のように訂正されたが、そのやり方が過剰だった。
それはなぜか。要するに「台湾」と「中華人民共和国」を分離すれば、中国から叱られるのではないかと心配し、わざわざここまでやったのだろう。ここまで台湾に失礼なことを書きながら、あくまでも中国にだけ配慮した訂正である。
これはよく見られるパターンである。例えばテレビ番組や出版物が、地図上で台湾と中国とを同色に塗って同一国扱いにし、抗議、訂正要求を受けた場合、彼らがやる訂正方法はたいてい、台湾から色を抜いて中国との違いを示すのではなく、中国と台湾の両方から色を抜くというものだ。
つまり、このように無色にして「色分け」をなきものにしてでも、台湾と中国との分離だけは拒否するのである。保身のためなら中国の虚構宣伝(台湾侵略の正当化宣伝)に従い、自国民に誤情報を押し付けても厭わないというわけで、そこには正義の一かけらもない。
今回のWOWOWによる文字の削除も、そうした無様なやり方と軌を一にした過剰措置と言える。
このテレビ局は、そこまで中国に媚び諂っているのだろうか。もしそうだとしたら、今回の「中華人民共和国の」の文字は、実は中国に迎合するため故意に書き込んだという疑惑も浮上して来るが、真相や如何に。
いずれにせよ、こうした中国に対する臆病者を見るとヘドが出そうになる。
【過去の関連記事】
台湾が中国?/WOWOWドラマ「悪貨」公式サイトに見る日本人の非常識 14/11/23
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2464.html
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
「台湾はちょうど国慶節(中華人民共和国の建国記念日)の連休で、街のあちらこちらで旗が揺れる中、野々宮(及川)の定宿であるホテルの場面を圓山大飯店(台北圓山グランド・ホテル)で撮影。……」
ところでこの一文には誤りがあるが、どこだかわかるだろうか。
答えは、台湾を「中華人民共和国」の領土としている部分だ。常識のある者ならもちろんわかるが、これに気付かない日本人もまた多いと思う。「台湾は中国の領土の不可分の一部」という中国のプロパガンダは、それほど人々を洗脳しているのだ。
この文を書いた番組スタッフも、そのように洗脳された一人なのだろう。「台湾は中国の一部」などと本当に思いこんでいるのか、それとも何となくそんなイメージを持っている程度なのかはわからないが、いずれにしても現地で中国の支配が及んでいないのを目撃しながらも、「中国の一部」という印象を払拭できれないわけだから、中国のプロパガンダの恐ろしさというより、日本人の馬鹿さ加減には驚きを禁じ得ない。
しかしこの馬鹿らしさは、それだけにとどまらなかった。
私が本ブログの読者の指摘でこの誤りを確認したのは二十三日。直ちにWOWOWにメールで訂正を求めたのだが、とくに返信がないので二十五日に再度サイトを見ると、すでに訂正はされていた。
だがその訂正の仕方もまた馬鹿馬鹿しいのだ。
ただ「中華人民共和国の」との八文字を消せばいいだけなのに、「台湾はちょうど国慶節」から「旗が揺れる中、」まで、つまり「国慶節」の話題を全部削除しているのである。

↓

サイトでは上から下のように訂正されたが、そのやり方が過剰だった。
それはなぜか。要するに「台湾」と「中華人民共和国」を分離すれば、中国から叱られるのではないかと心配し、わざわざここまでやったのだろう。ここまで台湾に失礼なことを書きながら、あくまでも中国にだけ配慮した訂正である。
これはよく見られるパターンである。例えばテレビ番組や出版物が、地図上で台湾と中国とを同色に塗って同一国扱いにし、抗議、訂正要求を受けた場合、彼らがやる訂正方法はたいてい、台湾から色を抜いて中国との違いを示すのではなく、中国と台湾の両方から色を抜くというものだ。
つまり、このように無色にして「色分け」をなきものにしてでも、台湾と中国との分離だけは拒否するのである。保身のためなら中国の虚構宣伝(台湾侵略の正当化宣伝)に従い、自国民に誤情報を押し付けても厭わないというわけで、そこには正義の一かけらもない。
今回のWOWOWによる文字の削除も、そうした無様なやり方と軌を一にした過剰措置と言える。
このテレビ局は、そこまで中国に媚び諂っているのだろうか。もしそうだとしたら、今回の「中華人民共和国の」の文字は、実は中国に迎合するため故意に書き込んだという疑惑も浮上して来るが、真相や如何に。
いずれにせよ、こうした中国に対する臆病者を見るとヘドが出そうになる。
【過去の関連記事】
台湾が中国?/WOWOWドラマ「悪貨」公式サイトに見る日本人の非常識 14/11/23
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2464.html
*******************************************
ブログランキング参加中
よろしければクリックをお願いします。 運動を拡大したいので。
↓ ↓

モバイルはこちら
↓ ↓
http://blog.with2.net/link.php
link.php
スポンサーサイト